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現在無職の私。「推し事」をするためにも、働かなければならない

  • 2024.6.8
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夏にやりたいこと、それは「仕事」である。私は仕事がしたい。仕事をしなければならないのだ。その理由は3つある。

◎ ◎

まず1つは、現在無職であるということだ。昨年末に前の職場を離れた。退職は結構ギリギリで決まった事だったが、なんとか次の職場も決めることができた。年明けから働かせていただくはずだった。

いよいよ数日後に初出社だと意気込んでいた最中、熱を出してしまった。39℃を行ったり来たりする2日間を過ごした。病院で診てもらったが、ただの風邪だった。こんな高熱を出したのは10年ぶり。生焼けのやきとりを食べて食あたりをおこした事があった。その際に40℃を超える熱も出た。私は滅多に熱が出ない。風邪はしょっちゅう引くけど。久しぶりに熱が出て体力が奪われまくった。ちょっと歩くだけで疲れるし、呼吸も浅くなるし、まだ咳も出る。

こんな状態では到底労働などできない、と思い初出社の日にちをずらしてもらった。一向に戻らない体力と、出社日を度々ずらしていただいた後ろめたさから、退職を申し出た。まだ1日も働いてないのに。

その後、もちろん職探しをした。なかなか採用に至らない。そんな中、ぎっくり腰になった。人生初のぎっくり腰。ぎっくり腰と診断される前、1人で、「ヘルニアだったら手術?そしたらまた身動きが取れなくなるな…」などと妄想を繰り返していた。しかし診断はぎっくり腰。湿布と痛み止めを貰った。あとは自然に治るのを待つだけだという。1週間は痛みとの戦いだった。先生の言うとおり自然と痛みは消えた。だが「またなったらどうしよう」という不安から、行動するのが怖くなった。

そんなこんなで半年が経ち、現在無職。一重に私の怠慢である。風邪とか怪我とか、言い訳にすぎない。なにもしてない時間が楽でよかった。いわゆるクズである。クズ脱却のため、この夏は仕事に注力したい。

◎ ◎

2つ目の理由。秋に好きなバンド(2組)のツアーがあることだ。自分で書いていて呆れる。金無しのくせに推し事はしたいのか。まずはお仕事をしろ。だから仕事がしたいのだ。

ツアーということは全国を回るということ。かつて「全通」をしていたこともある私なので、行かない選択肢は正直言ってない。だが全通をする余裕がないのは目に見えているので、旅行も兼ねて行きたいところに出向きたい。旅行なんかしてる余裕もないのだが。

片方のバンドは、久しぶりの全国ツアーをしてくれることになった。行かない選択肢はない。もう一方のバンドは、私が去年行く予定だったのに行けなくなってしまった場所があって、それをリベンジしたいから行く。そこじゃない土地には行ったけど、そこでのライブをこの目で見たい。我慢という言葉が通用しない私を、私が冷ややかな目で見ている。

ということで、お金が必要である。チケット代に加え、交通費やホテル代、食事代、その他諸々、資金が必要である。仕事をしたい。しなければならならい。良い子は真似しないでほしい。

◎ ◎

3つ目の理由は、「暇に飽きた」である。忙しい時は暇が羨ましく、暇な時は多忙が羨ましくなる。あるあるだ。無い物ねだりというやつだ。約半年、暇を過ごしてきた。いい加減飽きてきた。そういえば私はこれを繰り返している。何年か前もこんな感じだった。暇に飽きたから働かせて、と言って働かせてもらえるほど甘くはないこともわかっている。「働ける」ことがどれだけ幸せなことか。暇は幸せではなくただ楽なだけ。楽はたまにでいい。人生というのはうまく出来ている。人間とはおもしろい生き物である。それっぽい中身のない言葉をつらつら言えるのも暇ゆえのこと。

暇に飽きたという言葉も、ある人にとっては癪に障るだろう。半年後、このエッセイを読んだ自分が腹を立てていますように。そのために私は、この夏、仕事に邁進する。はず。

■ヒトウレイのプロフィール
アラサーにして自己表現、はじめました。
言い訳からの脱却と、ちゃんと生きることが目標。
エックス:@hitoh_ray https://x.com/hitoh_ray
インスタ:@hitoh_ray https://www.instagram.com/hitoh_ray

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