スペインを舞台に若き天才シェフの奮闘を描く。映画『美食家ダリのレストラン』日本版ポスター&メインカット解禁

本作の舞台は1974年、フランコ政権末期のスペイン・バルセロナ。主人公は、一流フレンチレストランのシェフとして腕を振るってきたフェルナンドだ。フェルナンドは、訳あって身を寄せることになった海辺のレストランのオーナー親子、そしてサルバドール・ダリらにインスピレーションを受け、料理の腕を開花させていく。

監督・脚本を務めたダビッド･プジョル監督は、サルバドール・ダリ、そして伝説的な三ツ星レストラン「エル・ブジ」についてのドキュメンタリー映画を制作した実績がある。

映画に登場するレストラン「シュルレアル」を営むのは、ダリを崇拝するオーナーのジュールズ。店内は「溶けた時計」「ロブスター電話」らダリのアートを模したオブジェが溢れ、「エル・ブジ」で実際に提供されていた独創的なメニューの数々が登場する。

プジョル監督の指揮の元、芸術と料理という双方の要素を最大限に取り入れ、それらが融合する魔法のようなレストラン・エンターテインメントが完成した。

解禁された日本版ポスタービジュアルでは、包丁を手に、厨房で料理に勤しむフェルナンドの傍らに、目にも美味しい創造的な料理の数々が映されている。こちらに背中を向けた意味深な姿のダリは、芸術だけではなく食にも並々ならぬこだわりを持っていたことでも知られた存在。

本編への期待の高まるポスタービジュアルだ。

【ストーリー】
1974年、フランコ政権末期のスペイン。バルセロナを追われた料理人フェルナンドとアルベルトの兄弟は、友人フランソワの伝手でサルバドール・ダリの住んでいる海辺の街カダケスに辿り着く。彼らを迎えたのは魅力的な海洋生物学者のロラ、そしてその父—ダリを崇拝する、レストラン「シュルレアル」のオーナーであるジュールズだった。「いつかダリに当店でディナーを」をスローガンに、ありとあらゆる無謀な試みに奔走しながら、情熱を謳い続けるジュールズ。やがてそのカオスはフェルナンドの料理に新たな風をもたらし、世界規模の革命的シェフの誕生を呼ぶことになる。

【作品情報】
2023／スペイン／スペイン語、フランス語／カラー／115分
提供：コムストック・グループ／ファインフィルムズ
配給：ファインフィルムズ／コムストック・グループ
原題：Esperando a Dali
映倫：G
後援:スペイン大使館 Embajada de España／インスティトゥト・セルバンテス東京
©ESPERANDO A DALÍ A.I.E. 2022