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【犬旅:函館編】 フェリーから宿、観光スポットなど愛犬と過ごす函館情報満載! 豆柴・まもるの旅日記

  • 2024.6.8

いよいよ、青森から函館にやってきました! これからしばらく北海道を周遊します。函館は行きと帰りの計2泊滞在。夕食サービスがないホテルだったため、めずらしく夜にまもると食事に行ったり、赤レンガ倉庫周りをお散歩したり。北海道へは飛行機や新幹線のほか、青森からフェリーで行く方法も。そのあたりも詳しくご紹介します!

旅をするのは…

豆柴・まもるくん

2歳の雄、赤豆柴の「まもる」。とにかくビビリで警戒心が強く、ガンコなザ・柴犬。上手く甘えられないツンデレな性格ですが、飼い主家族にだけはたまにスキスキサインを見せてくれるのが可愛すぎる! 今回の旅はそんなまもると一緒に、美容ライター森本が横浜の自宅から那須→蔵王(宮城)→津軽→函館→小樽→札幌→トマム→白老町→函館→奥入瀬→松島(宮城)→磐梯山(福島)と、3週間かけて車で移動。まもると一緒の初めての長期旅行を、ブログ形式で赤裸々にレポートします!

フェリーではワンコと一緒に過ごせるプライベートドッグルームを予約

青森から函館へは、津軽海峡フェリーで3時間40分。4種類の大型フェリーが運航していますが、どれもワンコと一緒に乗ることができます。ワンコと一緒に乗る方法は二つ。ひとつ目はドッグルームのケージに預けるという方法。船の種類により受入数は異なりますが、体重20kgまでの小・中型犬であれば1,040円/匹で乗船できます。

もうひとつが、怖がりのまもるのために我が家が予約した「プライベートドッグルーム」。こちらは一部屋を借り、その中でワンコと一緒に過ごすことができるというもの。料金は一室あたり12,570円が必要で、それ以外に車輌・旅客運賃がかかります。

愛犬と一緒にゆったりと寛げる、プライベートドッグルーム

プライベートドッグルームの室内は思っていたより広く、大きなソファベッドが二つありゆっくりと寛げます。こちらは体重30kgまでの大型犬も利用可能とのこと。柵があるのでワンコが出てしまう心配もありません。まもるも安心して過ごすことができ、3時間40分の長旅も快適で、あっという間。テレビや洗面台まで装備されています。ただし2室しかないので、争奪戦は必至!

専用のドッグバルコニーから愛犬と一緒に海が見られる!

ドッグルーム、プライベートドッグルーム利用のワンコは、専用のドッグバルコニーがあり、外で遊んだり海を見ることができます。「ワンコと一緒にいたいけど海も見たい!」という飼い主も大満足。私たちは運よく、泳ぐイルカを見ることができました!
*天候等の事情により閉鎖する場合があります

今回訪れた宿は…

センチュリーマリーナ函館

異国の情緒をまとい、霧氷の夜が輝く港町・函館で、ひとときのプライベート・クルージングが叶う場所。

住所:北海道函館市大手町22番13号
電話番号:0138-23-2121
客室数:286室(うちデラックス含むドッグラバーズ:6室)
チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00
料金:17,000円~(スタンダードルーム・平日)
アクセス:函館朝市 徒歩2分。金森赤レンガ倉庫 徒歩10分

必要なものはすべて揃う、ゆったりとした愛犬ルーム

「ドッグラバーズ」と呼ばれる愛犬専用ルームは2タイプあり、こちらは広々とした46㎡の「デラックスドッグラバーズ」。清潔感があり、おしゃれな雰囲気です。 床はワンコが滑りにくく、汚れなども拭き取りやすいつくり。ケージやトイレ、トイレシーツ、食器などワンコに必要なものも一式揃っています。

専用の駐車場があり、車を降りてすぐに部屋に入れます

こちらのホテルの素晴らしいところは、愛犬ルーム専用の駐車場があること。車を降りて部屋に入り、そのままチェックインも済ませることができ、とても便利! ワンコを連れてたくさんの荷物を部屋に運び、ラウンジでチェックインして……という一連の面倒な作業をカットできるのがとてもありがたかったです。大勢の人がいると怖がってしまうまもるも、ストレスなく出入りできました。

朝食では、新鮮な海の幸も取り放題!

ワンコは一緒に連れてはいけませんが、こちらのホテル、朝食がものすごく豪華なんです! なんと約150種類ものメニューが並び、海の幸をはじめ北海道の素材を活かした食材がたっぷりと味わえます。人気はやっぱりイクラやまぐろ、海老、ホタテなどの刺身コーナー。好きな刺身を盛り付けて海鮮丼にするのもおすすめです。ユニークなところでは、北海道らしい味噌ラーメンを自分でつくれるコーナーも楽しかったですし、目の前でシェフが焼き上げるオムレツのライブキッチンもはずせません!

夕食はテラス席ワンコOKの「Cafe TUTU」へ

順番が前後しますが、夕方にフェリーが到着し、夕食に訪れたのがベイエリアにある「Cafe TUTU」。こちらはテラス席のみワンコも一緒に食べることができます。夕食どきにワンコ連れで食べられるお店は少なく、とても貴重。人気の「カニのトマトクリームパスタ」(サラダ、スープ、自家焙煎珈琲付き ¥1,650)は濃厚でとても美味しかったです。

Cafe TUTU(ツツ)

住所:北海道函館市末広町13-5
電話番号:0138-27-9199
営業時間:11:30~20:30(L.O.19:30)
*日曜日は11:00~18:00(L.O.17:00)
定休日:木曜日

赤レンガ倉庫が並ぶベイエリアは夜のお散歩も気持ちいい!

函館の観光地はギュッと集まっているので、多くのホテルはアクセスのよい立地にあるようです。私たちの宿泊した「センチュリーマリーナ函館」からも、ベイエリアへ徒歩10分ほどで行くことができ、夜の赤レンガ倉庫や停泊している船を眺めながらのお散歩はとても気持ちよかったです。建物内にはワンコは入れませんが、お土産ものが買えるお店や雰囲気のあるカフェもたくさん入っています。

朝は海鮮丼で有名な朝市をぐるりとお散歩

函館といえば有名なのが「朝市」。早朝からたくさんのお店で新鮮な海鮮丼をいただくことができます。ワンコは建物には入れませんが、たくさんの魚介類やお土産物が並ぶ市場は通りを歩いているだけでも楽しいですし、お店の方々もフレンドリーにまもるに話しかけてくれました。

美しい洋式建物が並ぶ元町は、人も犬も快適なお散歩コース

私的に函館で一番よかった場所が、ここ元町。神戸や横浜と似てはいますが、教会や領事館などが並ぶ異国情緒たっぷりの街はとても美しく、お散歩しているだけでも楽しかったです。写真のツートンカラーの洋館は「旧函館区公会堂」。建物内にワンコは入れませんが、日本建築にはないデザインと色づかいは素晴らしく、見入ってしまうほど。お姫様気分を味わえる、ドレスのレンタルもあるようですよ。

美しい教会も、すぐそばで見ることができます

白い外壁にブルーの屋根が美しいこちらは「函館ハリストス正教会」。改修工事が終わり、2023年にリニューアルしたばかりだそうです。ワンコは教会内には入れませんが、門から入り、その周りを歩くことは可能。敷地全てワンコNGという施設も多いなか、ありがたかったです。ちなみに元町にある教会や洋館は夜にライトアップされていることが多く、昼とは違う、幻想的な雰囲気も楽しめます。

教会の横にはちょっとした広場があり、ワンコが遊べるスペースも

「函館ハリストス正教会」のすぐ横にはちょっとした広場があり、まもるは楽しそうに遊んでいました。石畳が続く元町ですが、このような広場や大きな元町公園があり、歩き疲れたワンコも遊んでリフレッシュできました。公園では近所の子どもたちがまもるとたくさん遊んでくれて、人が苦手なまもるも嬉しそうに走りまわっていました。

日没直後が狙い目! 函館山の夜景は必見

函館の観光スポットとしては鉄板の、函館山の夜景。両サイドを海に囲まれてシェイプした夜景は独特の美しさで、私はこの夜景が一番のお気に入り。ベストタイムは日没後すぐ、まだ少し空が青くて遠くに山々がうっすらと見える頃だそう。ということで日没少し前からスタンバイして、撮ったのがこの写真。自然と街の光が織りなす函館の夜景は、やっぱり美しい!

函館山の山頂までは、麓からロープウェイで行くことに。ワンコはカートに入れればロープウェイに同乗することができるのですが、山麓のロープウェイ乗り場でも山頂一帯の展望施設でもカートから出してはいけないとのこと。よく考えた結果、まもるはホテルでお留守番してもらい、ササッと行くことにしました。実際に行ってみるとロープウェイも展望台もかなりの人混み。カートは明らかに邪魔ですし、エレベーターを探す余裕もなく階段ばかり。まもるを連れていくには難しいなと実感しました。

犬旅後記

函館はかなりコンパクトなので、五稜郭をはずせば一泊でも十分観光できるというイメージ。観光スポットの多くは、建物に入らなくても周りをお散歩しているだけで十分に楽しめます。函館山の夜景にまもるを連れていくかは迷いましたが、5月の平日でもかなり混んでいて、実際ワンコには会いませんでした。判断は難しいですが、お留守番という選択肢もあると思います。北海道の入口、函館のあとはまた4時間かけて小樽に向かいます!

text:Nahoko Morimoto
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