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【素敵なおうち訪問:一戸建てリノベ】 過去もこれからの時間も大切にできる住まい(すけさん宅前編)

  • 2024.6.8

素敵なおうちを訪ね、家づくりにおいてこだわったところやお気に入りのポイントなどをお聞きする連載「素敵なおうち訪問」。今回訪れたお宅は、賃貸から持ち家まで幅広く住まいを検討されるなかで、利便性や自然の多い住環境から絞り込んでいったすけさん宅。古道具やアンティークの家具などが好きで、古いものを再生しながら使い続けることに魅力を感じて決めた中古の一戸建て住宅をリノベーションした住まいづくりについて、お話を伺いました。

すけさんのおうちDATA

魅力的な物件と出合い、スタートした住まいづくりには、すけさんが大切にしたいインテリアや暮らしへの思いが詰まっています。
1階は薪ストーブのある仕切りのないワンルームへ変更し、室内外の景色を眺めながらゆったりと過ごせる住まいとなっていました。

・間取り:3LDK
・世帯人数:二人暮らし+猫1匹

PROFILE
すけさん(会社員)、ご主人(会社員)、つくね(猫)

愛着ある家具や器が光るキッチン

インテリアからアイテムまで愛着あるものに溢れたキッチン

開放的なアイランドキッチンは、すけさんが毎日使う場所であり、愛着ある道具たちが集うお気に入り。

「キッチンはオープンにして、家族や住まいに訪れた友人と会話しながら料理ができるようになっています」

使いやすさを意識したキッチンカウンターの一角

「塩や醤油やカトラリーなど、毎日使うものはさっと取り出してしまいやすいようにカウンターに出しておくスタイルに落ち着きました。バラバラにならないよう、お気に入りの古道具のトレイにまとめ、塩壷や醤油さしなど、少しずつお気に入りの作家アイテムを増やしています」

備え付けの収納もオープンに

「日々使う器や調理器具はオープンにして、すぐに取り出しやすいようにしています。好きな器や道具が目に入るとそれだけで気分が上がりますね」

食卓になじむ角田淳さんの醤油さし

「ずっと欲しかった角田さんの醤油さしは、見た目がかわいいことに加え、切れがとてもよいです。液ダレすることなく使えてとても満足しています」

手触りと風合いのいい内山玲さんのまな板

「キッチンも物が増えすぎないよう、用途が被っているものは必要なものだけに絞っています。使い続けることで味がでる、愛着がより湧いていくものを使うようにしていますね」

キッチン横の収納はアンティークの収納家具を配置

「古道具に目がなく、日本のもの、北欧のもの、どれも大好きです。木の色も素材もバラバラなのですが、一か所に集めても意外と違和感がなく、懐の広さを感じます。好きと思ったものは諦めずに試してみてほしいです」

大切にしたい器が並ぶ食器棚

「食器棚はサイズがシンデレラフィットで、見つけたときは歓喜したのを覚えています。オープン収納が多い我が家ですが、地震などの対策に、お気に入りの器たちはこの食器棚へ入れています。扉はガラスなので、安全に収納しながら見て楽しむこともでき気に入っています」

猫のつくねちゃんも興味津々

「キッチンのシンクは設計段階で細かく確認できておらず、もう少し広くしてもよかったかなと思うときがあります。ただ使い方など工夫しながら、キッチンで使う道具と同様に、手入れもしながら長く大切に使っていきたいと思っています」

友人と一緒に寛げるダイニング

キッチン横で幅ピッタリのダイニングスペース

キッチンと隣接し、食事の準備や片付けが楽そうなダイニングスペース。

「広くはない我が家の限られたダイニングスペースを有効に活用するため、ダイニングテーブルはこだわりのサイズでオーダーしました」

ダイニングを優しく照らす芦屋flameの照明「マドレーヌ」

「家づくりのときにブラスのハンガー×マドレーヌの組み合わせに一目惚れしました。ハンガーは経年変化することで、古いものやリノベーションした我が家の雰囲気によくなじんできたなと感じています。電気をつければ柔らかな光で包みこんでくれて、温かい気持ちになりますね」

ダイニング横に設けられた薪ストーブ。火の様子を眺める時間も好きな時間のひとつ

ダイニングスペースから視線の先にある薪ストーブは、ご主人が絶対に家に置きたかったと話すこだわりのひとつ。寒い時期でもおうち時間を快適にしているのだそう。

「私に家づくりを任せてくれた夫が唯一、希望として出したものでした。この分予算はオーバーしましたが、入れてよかったと思えるアイテムです。寒さの厳しい東北の冬も、昔より好きになりましたね」

家族とも友人ともゆったり寛げるダイニング

住まいや暮らしにこだわりを持っている方とSNSで繋がり、住まいを行き来して交流することも多いというすけさん。

「友人を家に招いて、ダイニングでお茶をする時間が大好きです。庭の緑も見えて、ゆったりした気分で過ごせます」

植物の成長を感じるガーデン

数十種類の植物が育てられているお庭

自然豊かな環境だからこそ、住まいの風景にもこだわりたかったと話すすけさん。

「庭は、住まいが完成してから今まで、歴史と自分の関心への気づきになった場所になっています」

植物に触れ日々の成長を感じる

「最初のうちは工務店さんに紹介していただいた外構屋さんに花壇を作ってもらい、自分で植物を植えていたのですがなかなか上手くいきませんでした。センスを信頼できる植栽のプロとの出会いから徐々に手を加えていって、今では住まいのお気に入りになっています」

リフォームされた物置もお庭の雰囲気にぴったり

「自宅のお庭が変わっていく様子を見て、お庭に対する興味や関心も高まっていきました。様々な植物を育てながら、その時々の季節を感じ、また知識もつけていけたらと思います」

春を待つ植物たち

大切にされてきたものを引き継いだり、これから長く関わっていけるものを選んだり。住まいも暮らしもともに時間を積み重ねていけるものを大切にされていたすけさん。

次回は、愛着とこだわりのある住まいで、日々心がけている考えと取り組みについてお話を伺っていきます。

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