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築50年超えの団地も今風の部屋に!一人&二人暮らしの部屋作りアイデア集

  • 2024.6.7
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古風な印象がある和室つきの団地や、築年数が経った賃貸物件。使いにくくおしゃれな部屋作りも難しいと感じる方が多いかもしれませんが、ちょっとした工夫でお気に入りのインテリアを楽しめるようにすることは可能です。今回は和室を中心に、和テイストや北欧風ミックスなど、好みのスタイルで部屋作りをしている方たちの実例を3つご紹介します。

2DK・一人暮らし

和室:和のテイストの家具や小物を集めて落ち着ける寝室に

まずは、和室がある2DK・32平米の物件での一人暮らしのお宅を拝見。部屋探しの段階で和室のある物件を希望していた方で、和の要素が感じられるアイテム選びやDIYもしながら、懐かしい雰囲気を満喫しています。

和室は寝室として使用。ベッドには布団のように低めのベッドフレームを選び、ほかに木の温もりを感じる家具を置いて落ち着ける空間にしています。

部屋の奥には、掛け軸を思わせる縦長のファブリックや、ひょうたんの形の和紙製の照明・paper moon 02などをディスプレイ。木製の棚には実家から受け継いだ鉢や小さな植物を置いています。どれも和のテイストのアイテムで、和室とよく馴染んでいます。

出入り口の襖は取り外し、DIYの棚を設置。背面の板がないオープン収納なので、二面採光のリビングからの光を遮りません。空間をゆるく区切りつつ、小物を飾ったり絵を立て掛けたりでき、おしゃれなポイントになっています。

和室以外の工夫

リビングとして使う居室も、鴨居や長押の色と合った木製ボックスや、壁に付けられる棚に本やCDなどを収納。さらに、こたつのテーブルもイメージに合ったものをDIYで手作りし、レトロで温もりのある空間に。

玄関から入ってすぐの洗濯機置き場とキッチンでは、洗濯機を囲む枠を作り、正面をマリメッコのファブリックで目隠し。内側にハンガー掛けや、外側に靴を置ける棚板などをつけて、生活感を軽減しつつ、使いやすい収納を増やしています。

2DK・一人暮らし

和室:シンプルな収納やラックを置いてゆとりのあるクローゼットに

続いては、築50年の団地、50平米の2DKをシンプル・ミニマムなインテリアにしたお宅。よく光が入る和室と洋室が並ぶ間取りに、好きな家具や小物を少しだけ置き、ゆったりと余白のある部屋作りをしています。

洋室を寝室・リビング・書斎代わりにしているのに対し、大きな押入れがある和室は部屋全体をウォークインクローゼットのように使用。

あまり着ない衣類を含むほとんどの持ち物を押入れにまとめ、よく着るものを引き出しの収納に、丈が長いアウター・パンツなどをシンプルなハンガーラックに。写真右の三連の物干しは、複数のタオルを掛けられる部分があり、そこにバッグなどの小物を置いています。

そうした収納アイテムはモノトーンに統一して主張をおさえ、部屋の両端に配置。見た目がすっきりしていて、窓の前や中央のスペースに余裕があります。友人が泊まりに来たときには、この和室に布団を敷いて使ってもらっているそう。

和室以外の工夫

洋室にもある半間の押入れには、パソコンや照明などを置き、デスク代わりに。扉を閉めれば大きなモニターなどを隠すことができ、オンとオフの切り替えもスムーズです。
また、メイク道具など細々としたものをしまったカラフルな缶も、足元の見えにくい場所に置いて生活感をカバーしています。

団地によくある、水回りの配管。実はマグネットがつけられるので、フックを使ってマスクやヘアゴムを吊るす収納に。重いものは掛けられませんが、コンパクトで収納スペースが限られる洗面所などでぜひ取り入れたいアイデアです。

2LDK二人暮らし

和室:厳選した家具や照明でホテルライクな寝室に

最後は、リノベーションされたモダンなUR賃貸、60平米ほどの2LDKで暮らすご夫婦のお宅。お二人は以前デザイナーズ物件のワンルームに暮らしていたこともあり、当初は襖で仕切られた昔ながらの間取りに少し戸惑ったそう。それでも、襖を取り外し、フロアタイルを敷くなどして、自分たちらしいインテリアを実現しています。

リビングの隣の和室は、すべて襖を取り払いオープンな寝室にしています。セミシングルのベッドを中央に置き、ほかの家具は少なめにした配置はホテルのような雰囲気。

照明にはイサムノグチのAKARIシリーズのペンダントシェードを取り付け、部屋の奥にはデンマークのデザイナー、カイ・クリスチャンセンのチェストを配置。和と北欧のアイテムが溶け込んだ、モダンな空間となっています。

チェストの周辺には観葉植物やドライフラワーも飾られていて、シンプル・スタイリッシュなだけではなく、柔らかさが感じられるポイントになっています。

和室以外の工夫

収納がない玄関では、ホームセンターで手に入る木材やブロックを組み合わせて棚を自作。この方法ならスペースに合わせて拡大・縮小ができ、分解も組み立ても簡単なので、模様替えや引っ越しで場所が変わっても使えます。

リビングのテレビも、テレビボードは使わずに、木材の上にセットし、下に白い空き箱を並べてさりげなく配線をカバー。重厚感のあるソファや大きめのダイニングテーブルもある中で、圧迫感を出さずにテレビを置くことができています。

団地や築古物件の和室の使い方や、家具や小物の置き方の工夫。ご自身の好きなスタイルに近いものや、すぐに真似できそうなものが見つけられたのではないでしょうか?ぜひ部屋作りの参考にしてみてくださいね。

writer / goodroom photo / goodroom journal

取材協力

新しい部屋で、はじめよう。goodroom journal

https://www.goodrooms.jp/journal/

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