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今年はどう乗り越える? 今から出来る熱中症対策

  • 2024.6.7

今年の5月は近畿~関東甲信を中心に25℃を超える夏日が続出し、真夏日に迫る日もあったほど暑い日が続きました。4月でさえも、気温が観測史上1位の地域もあり、既に熱中症から命を守るための行動が呼びかけられています。

ニッポン放送・前島花音アナウンサー
ニッポン放送・前島花音アナウンサー

5月30日(木)に、ニッポン放送Podcast Stationの「ニッポン放送・報道記者レポート2024」にて、「今年はどう乗り越える?熱中症から命を守れ!」というエピソードを配信しました。私、前島花音が、日本気象協会の小室拓也さんへの取材し、熱中症を防ぐ放送をご紹介しています。

今回この記事では、報道記者レポートでお話しきれなかった部分を、私のイラストと一緒にご紹介していきます。ぜひ熱中症についてさらに理解を深めていきましょう!

熱中症の仕組み
熱中症の仕組み

■熱中症のしくみ

そもそも、熱中症になってしまう仕組みをご存じでしょうか?

熱中症とは、体温を調節する機能がうまく働かなくなり、体の中に熱がたまって体温が上昇することで生じます。

人間の体は、暑さを感じると汗をかいて、汗の水分が蒸発する時に発生する「気化熱」を利用し体を冷やす仕組みによって、体温を下げています。

ところが、気温だけでなく湿度が高いと汗が渇きにくくなってしまいます。汗が渇きにくいということは、気化熱が奪われにくいということ。すなわち体が冷えないため熱中症になるリスクが高
まりまるのです。

気温や室温だけでなく、湿度も確認しながら熱中症を防ぎましょう。

夜間の熱中症にも注意!
夜間の熱中症にも注意!

■夜間の熱中症にも注意!

日中は冷房をつけているけれど、夜中もずっとは冷たい風はちょっと……ということでタイマーで消えるようにしている方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、エアコンを使用しないということにも注意が必要です。冷房で室温が下がったとしても、タイマーが切れた後に温度が上がっていき、眠りが浅くなってしまう可能性があります。熱中症を防ぐためにはそもそも体調を整えることが重要です。十分な睡眠をとることが出来ないと体調を崩してしまい、結果、日中に熱中症になるリスクが上がるという研究も進んでいるそうです。

「以前はエアコンを消しても大丈夫だったのに」ということを最近スタッフとも話しました。近年の夏の暑さはどんどん想像以上のものとなっています。最近はホームセンターなどで、触るとひんやりとする冷感グッズなどが販売されていますよね。そういったものを活用することも手です。対策もその都度順応させながら、自分の身を守っていきましょう。

日傘のポイントは色?
日傘のポイントは色?

■日傘のポイントは色?

日差しを遮る日傘を持ち歩く方も増えています。実際に使用するとしたら、あなたは何に注目して日傘を選びますか?

小室さんによると、「色」が1つのポイントだそうです。黒っぽい色の方が紫外線を吸収してくれます。

紫外線というと、“日焼け”を真っ先に想像するかもしれませんが、紫外線は体力を奪っていきます。紫外線を避けることは、体力低下を防ぐだけでなく、体温の上昇を防ぐこともでき、熱中症対策に繋がります。

現在は日傘も改良が重ねてあるので、明るい色でしっかり紫外線をカットしてくれるものもありますが、色で選択するのもいいかもしれません。

室内の寒暖差に注意!
室内の寒暖差に注意!

■室内の寒暖差に注意!

夏場、室内で過ごしてから外に出ると、寒暖差に体がどっと疲れてしまうことありませんか?

寒暖差も体力を奪います。室温の差が直接熱中症に関わらなくても、体力の低下が熱中症のリスクを高めてしまうのだそうです。

熱中症を避けるためには涼しいところに行くのが一番ですが、寒さが苦手な方は寒暖差による悪影響を抑えるためにも、羽織るものを1枚持って生活することもオススメです。

私も会社内と屋外の寒暖差でしばしば体調を崩してしまうことがありますが、薄手の上着を1枚会社に常備するようになってからは、そういったことも少なくなっています。足元が冷えてしまう方は、夏も使用できるブランケットを置いておいてもいいかもしれませんね。

この夏も気温が上がり、熱中症の危険性も高まりますが、今回ご紹介したポイントを上手く取り入れながら、夏を快適に過ごしていただけたら幸いです。

一緒に熱中症から命を守りましょう!

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