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【元宝塚歌劇団】美弥るりか、夢咲ねね、天寿光希、天真みちる!豪華OGが集結!

  • 2024.6.7

今回VOCEは丸善ジュンク堂書店がスタートした、新たな挑戦を未来につなげるプロジェクト“Adding My Colorフェス”を取材。宝塚歌劇団のOGさんたちは俳優、アーティスト、経営者など色とりどりのキャリアを歩んでいますが、そんな彼女たちをメインキャストに迎え「人生に一滴の彩りをプラスする」をコンセプトとして、変化と新しい挑戦を続ける女性にフォーカスしたイベントです。

第一回目のリアルイベントに参加したのは、美弥るりかさん、天寿光希さんにMCの天真みちるさんと、昼の部のゲストの夢咲ねねさん。止まらないトークに会場のお客さんからは笑い声が絶えず、最高の盛り上がりを見せました! 他にもお絵かきコーナー、客席降りをしての朗読劇など盛りだくさんのイベントでした。

早速イベントを終えたばかりの4人を楽屋でキャッチ! イベントの感想に加えて、最近ハマっていることなどをインタビュー。和気あいあいとした4人のお話は、イベント直後という興奮もあってか、時間を大幅に押すほどのロングトークとなりました。記事の最後には未公開カットもたくさん掲載いたしますので、最後までご覧ください。

ファンミーティングなどでは伝えきれない“マインド”について話せた貴重なイベント

美弥るりかさん、夢咲ねねさん、天寿光希さん、天真みちるさん
VOCE

まずは今日のイベントはいかがでしたか?


美弥るりかさん(以下、美弥さん)

楽しすぎました!! 内容も盛りだくさんで、ただ話すだけじゃない“お楽しみコーナー”があったりしたのも良かったですよね。とにかくリハではずっと「巻いてください!」と言われて、もう、ついしゃべり過ぎちゃうみたいな……。


夢咲ねねさん(以下、夢咲さん)

確かにーーー!(笑) ずっとしゃべってたね。


美弥さん

お客様もすっごく笑ってくれたよね。【参加型】みたいなイベントはあんまりないし、普段はお客様と一緒にみんなで盛り上がるというのはなかなかないし。


VOCE

分かります!


美弥さん

普段のイベントとかは作品についてお話しするほうが多いしね。ファンミーティングとかあったとしても、こうやって普段思っているマインドについて話すとか、そういう機会はあまりなかった気がするから……。


天寿光希さん(以下、天寿さん)

しかも、やっぱりすごく近かったですよね、舞台と客席とが。客席降りもしましたし、本当にお客様の顔がとてもよく見えて、楽しかったです。


美弥さん

表情もすごく見えて、みんなずっと笑顔で。きっといろんなこと考えながら聴いてくださったんだろうなぁって。みなさんといろいろ共有できたことが良かったと思うし、少しでも「ひとりじゃないんだな」って気持ちになってもらえるとうれしいよね。


夢咲さん

本当に最高だった!! このメンバーも楽しかったよね。私は星組だったから美弥ちゃんとてんてん(編集部注:天寿さんの愛称)のふたりとは縁があるし……。美弥ちゃんは退団後も一緒に作品出たことがあるし、てんてんとは……、辞めたあと初めてだっけ?


天寿さん

はい、初めてですね!


夢咲さん

でも、たそ(編集部注:天真さんの愛称)とは、本当に初めてだよね? 組も違ったから、まったく交流がなくて。もちろん、可愛らしさは知ってたけど(笑)。


天真みちるさん(以下、天真さん)

はい。ほぼ初めましてですね。ありがとうございます!


夢咲さん

今回、このメンバーでこんなにも盛り上がるなんて! 自分も知らなかった一面を知ることができて、すごく楽しかったです。


天寿さん

お客様のほとんどが女性でしたし、みなさん美に対して意識が高い方々が集まってくださっていましたよね。だから、美容の話のときの、みなさんの前のめり感みたいなのがとてもよくて。表情がどんどん変わっていって、終わるときのほうが会場の温度感が圧倒的に高かった気がします。とても贅沢な時間でした。


最下級生でMCを担当した天真さんの奮闘ぶりや、いかに!

美弥るりかさん、夢咲ねねさん、天寿光希さん、天真みちるさん
VOCE

天真さんは先輩方とのトークとMCで大変でしたね。


天真さん

私、こう見えて、そんなにフレンドリーに話せるタイプの人間でもなくて……。でも本当にみなさんのお陰でたくさんいろんなお話が聞けて良かったです。ほぼほぼ、途中からはずっと聞き役に徹しながら感動していました!


美弥さん

引き出してくれて、ありがとうございます(笑)。


天真さん

会場自体がイベント会場として新しいですし、卒業したOGさんがプロデュースしている商品のポップアップがありましたし、待っている間も終わってからも会場そのものを楽しめるというのが良かったですよね。


夢咲さん

うんうん。本当にそう!


天真さん

卒業してからも演者や役者を続けていらっしゃる方は、もしかしたら応援して下さる方々と会う接点がどこかであるかもしれないですけど、こういった商品を作ったりしてる方々の存在を知っていただけるイベントを開催できたのが私はすごくうれしくて。いろんな方のいろんな新しい道を、今日のイベントを通して知っていただけたらいいなぁと思います。


美弥さん

そうだよね。本当にそう思うし、とにかくみんなでワイワイ話せて楽しかった!


天真さん

私は組が違ったので、みなさんのトークを観ていたら、現役当時の楽屋ってこんな感じだったのかなって……。


美弥さん

こんな感じだった!(笑)。


天真さん

天寿さんは1期上の先輩なので、音楽学校時代からお世話になっていたんです。


美弥さん

え、たそ、笑っちゃってるよ。笑ってるよね?(笑) 何かあったの?


夢咲さん

たその緊張感が伝わってくるんだけど(笑)。


美弥さん

分かった。めちゃくちゃ怒られてたんでしょ? 多分そうだね(笑)。


美弥るりかさん、夢咲ねねさん、天寿光希さん、天真みちるさん
天真さん

カッコよすぎて……。カリスマだったんです、天寿さん。


天寿さん

「人生、芝居だ」って思ってましたからねー、その頃。特に音楽学校時代は。


美弥さん

もしかして、そのとき成績は首席だった?


天寿さん

はい(笑)。


美弥さん

なるほど(笑)。分かる気がする。


天真さん

本当に当時は、常に天寿さんにしびれてました!!


天寿「ゴルフと茶道!」 夢咲「タップダンス!」

美弥るりかさん、夢咲ねねさん、天寿光希さん
VOCE

今回、このイベントが【新しい挑戦を続ける女性にフォーカスする】というテーマだったので、それぞれご自身が感じていらっしゃる退団してからの変化や最近始めた挑戦などがあれば、教えてください。


天寿さん

では、最近新しいことを始めた私から行きます! 私は趣味が増えました。これから“趣味”と言えるところまで持っていきたいですけど、生涯かけてやりたいのはゴルフですとか茶道。ゴルフはお付き合いにやっぱりとてもいいんですよね。女友達と一緒に行きたいんです。茶道は仕草を学ぶうえでも身につけていきたいお作法です。


VOCE

ゴルフ、すごいですね!


天寿さん

本当にお友達と行きたくて。お友達に家族の女性メンバーだけでゴルフを回っている方がいるんです。家族でゴルフってなんだか素敵じゃないですか。あとはやっぱり身体づくりですね。


夢咲さん

私は今度7月に開幕するミュージカルでタップを踏むんです。


天寿さん

おおお! すごい。


夢咲さん

でもね、私音楽学校でしかタップをやってなくて……。


美弥さん

え? 在団中、一回もなかったの? 結構あったよね? え? みんなどうだった? 私、めちゃめちゃあったよ(笑)。


夢咲さん

えええ。いいなぁ。私、在団中一回もなくて、卒業してからもないの。で、タップダンスの成績は後ろから数えたほうが早いくらいで……。50人中、42番。だから、宝塚を卒業するときに「もう要らない!」と思ってタップシューズを捨てちゃったの。


美弥さん

思い切ったね。カッコいいじゃん。


夢咲さん

「要らない。必要になったら、そのときまた買うさ!」と思ってたの。で、退団して9年経っても一回もなかったのに、今回初めてタップがある(笑) 「どうしよう、また買わないと」と思って実家に帰ったら、階段の上にちょんとタップシューズが置いてあって……。怖くない?


天寿さん

ええ? 何が起こったんですか?


夢咲さん

怖いでしょ(笑) でも多分、母がゴミ袋から救っていたんだと思うの。9年経って、私のところに戻ってきたから、これはもうタップの神様が呼んでるんだって思ってる!


美弥さん

やる運命だったんだね。


天真さん

金具のところを分別しようとして、取っておいたとか?(笑)。


夢咲さん

そうかも!(笑) でも今回タップをやらないといけない運命なんだと思ってスタートしたら、それが結構楽しくて。新しい趣味になりつつあります。


天真「マタニティライフ」 美弥「芝居のワークショップ」

美弥るりかさん、夢咲ねねさん、天寿光希さん、天真みちるさん
天真さん

私が挑戦していることと言えば、やっぱり今はマタニティライフですかねぇ。今、毎日5000歩ほど歩いています。初期の頃からもう病院の先生に「あと、体重増えても600gだよ」と言われて。それを同期に言ったら、「いや、それもハンバーグ食べたら終わりじゃない?」って言われました(笑)。


美弥さん

確かにーー!


天真さん

ずっと前ですけど、先生に「あのね、赤ちゃんはまだ200gしか増えてないの。でも、あなたの体重はこうだよね。どちらが増えていると思う?」って(笑) つわりも酷かったんですけど、途中から“食べづわり”という、食べてなきゃダメというのに変わってしまいまして……。こう見えて、私、甘いもの好きじゃないんですが、味覚が変わってしまい、「甘いものをくれ!」って感じになりました。


天寿さん

みんな、そう言われたら甘いものあげちゃうよね……。


天真さん

だから、健康管理が今の挑戦です(笑)。


VOCE

では、最後に美弥さんはいかがでしょうか?


美弥さん

今年の4月から私たちはデビューして21周年になったんです。20周年のときに一区切りだなと思っていたのですが、21周年からは、ある意味“研1”というか、新たな1年目という感覚になりました。芸能をやっている人として1年目だと思って、いろんなことを学び直そうと思って、芝居のワークショップに行ったりしてます。


天寿さん

わー! 偉い!!


美弥さん

21周年目で恥ずかしくない姿でいたいんだよね。あとは音楽が好きなので、みんながやってないようなこともやってみたいと思っていて……。習い事、始めました(笑)。


天寿さん

気になるーーーーー! タンバリン?


美弥さん

それは、たそがいるから(笑)。まだ全然できてないから、詳しくは内緒です!


みんながワイワイと話す姿は、まさに女子会のようで、インタビューしているスタッフもすっかり楽しい気分になりました。後編ではみなさんの最近の美容系ハマりものについて深掘り。最新アイテムを愛用しているなど、美容感度が超高めなので、ご期待を!

【NEWS!】“Adding My Colorフェス” 第2回も開催!

今回のMCも第1回と同じく天真みちるさんが担当。このメンバーだから語れるトークはもちろん、客席参加型の企画もたっぷりお届けします。昼夜とも内容を変え、その日その会場でのみ繰り広げられる“何が飛び出すか分からない”スペシャルイベント。また会場で行われるグッズ販売の購入者限定で直筆サイン入りグッズが当たる質問コーナーも実施予定。当日の物販では愛月ひかるさんオリジナルグッズ「愛月ひかる タンブラー」など、Adding My Colorオリジナルグッズの販売に加え、珠城りょうさんPOP UP SHOPが出店されます。さらに!5月に引き続き豪華な宝塚OGのみなさまがプロデュースするブランドが集結したPOP UP SHOPも開催。

~公演スケジュール~
出演者:愛月ひかる・珠城りょう MC:天真みちる
昼公演:6月22日(土)12時30分~
夜公演:6月22日(土)17時30分~
会場:ハリウッドホール(東京・六本木)

【プロフィール】

美弥るりか(Rurika Miya)
茨城県古河市出身、9月12日生まれ。元宝塚歌劇団月組の男役スター。2001年に宝塚音楽学校に入学、2003年に89期生として宝塚歌劇団に入団。月組公演『花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン』で初舞台を踏み、その後、星組に配属。2010年の『ハプスブルクの宝剣』で新人公演初主演。2012年4月1日付で月組へと組替え。男役でありながら、女役を演じるときの妖艶さは圧倒的で、誰もがうっとりするほどのセクシーで色気のある唯一無二の男役像をつくり上げる。2019年6月9日、『夢現無双/クルンテープ』東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。退団後は舞台のみならず、ファッションやビューティの発信にも力を入れて活躍中。2025年3~6月、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(明治座)に出演予定。

夢咲ねね(Nene Yumesaki)
富山県富山市出身、1984年7月4日生まれ。2003年に89期生として宝塚歌劇団に入団。月組公演『花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン』で初舞台を踏み、その後月組に配属。2008年に星組へ組替え、2009年4月27日付で星組トップ娘役に就任。『太王四神記 Ver.Ⅱ』で柚希礼音とのトップコンビお披露目を果たす。『オーシャンズ11』や『ロミオとジュリエット』、『眠れない男・ナポレオン-愛と栄光の涯に-』など、多数の話題作でヒロインを務める。退団は2015年5月10日。退団後は『サンセット大通り』、『1789 -バスティーユの恋人たち‐』、『グレート・ギャツビー』『ポーの一族』など、大作へのオファーが引きも切らない。7月10日から日比谷シアタークリエにて、ミュージカル『モダン・ミリー』に出演予定。

天寿光希(Mitsuki Tenju)
秋田県秋田市出身9月10日生まれ。2005年に91期として宝塚歌劇団に首席入団、花組公演『マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー』で初舞台を踏み、その後星組に配属。端正な美貌とキレのあるダンス、そしてどんな役柄も完璧にこなす巧みな芝居魂が評価を受け、星組で長年にわたって人気男役スターとして活躍。2007年には紅ゆずるをリーダーとした『紅5』というユニットに参加、カッコいいだけでなくコメディエンヌとしての才能を開花させる。2022年7月24日『めぐり会いは再び next generation/Gran Cantante!!』東京公演千秋楽をもって、惜しまれながら宝塚歌劇団を退団。8月には柚希礼音 25th Anniversary『REON JACK5』への出演が決定。

天真みちる(Michiru Temma)
2006 年宝塚歌劇団に入団、花組配属。老老(若は皆無)男女幅広く男役を演じる。また、タンバリン芸でも注目を集める。2018 年 10 月に同劇団を退団。2021年8月に「たその会社」設立。代表取締役を務め、「歌って踊れる社長」に。舞台、朗読劇、イベントなどの企画・脚本・演出を手掛ける傍ら、自身も MC や余興芸人として出演している。2021年に、宝塚歌劇団での様々な体験を綴ったエッセイ『こう見えて元タカラジェンヌです』(左右社)を出版。現在4刷が決定している。愛称は「たそ」。

撮影/榊原裕一 取材・文/前田美保

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