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秋田名物のバター餅は"母ちゃんの味"@有楽町「秋田ふるさと館」 BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」から|食いしん坊倶楽部部長・植野の食日記 2024年6月7日(金)

  • 2024.6.7
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BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」にも「植野の食日記」コーナーがあります。番組スタッフと一緒に食の楽しみ方などを紹介する動画版の食日記。今回は有楽町・交通会館にあるアンテナショップ「秋田ふるさと館」で地元の味をあれこれ探してみました。

秋田名物のバター餅は"母ちゃんの味"@有楽町「秋田ふるさと館」 BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」から|食いしん坊倶楽部部長・植野の食日記 2024年6月7日(金)

■ミルキーとつきたての餅を合体させたようなやさしい甘味

東京には全国各地のアンテナショップが60店舗以上あるといわれています。そのひとつ、有楽町の交通会館にある「秋田ふるさと館」を訪れてみると、秋田の食材や調味料、お菓子などが所狭しと並んでいます。名物のきりたんぽやいぶりがっこももちろん、あります。きりたんぽはご飯をすりつぶして竹などに握りつけて焼いたもの。この形が稽古用の槍「たんぽやり」の先に似ているから、あるいはやはり形が似ているガマの穂を「たんぽ」と呼んだことなどが語源と言われています。ちなみに、たんぽを斜めに切って鍋に入れたりするので「きりたんぽ」と言います。カットしていないものは「たんぽ」です。

ほかにも、凍み大根やばっけ味噌(ふきのとうを刻んで味噌と合わせたもの。秋田ではふきのとうのことを「ばっけ」と呼びます)など、魅力的な食材がいろいろあったのですが、目に止まったのがバター飴。バターや砂糖などで甘味をつけた柔らかい餅で、時間が経っても硬くならないため、かつてはマタギが保存食として持ち歩いていたといいます。赤ちゃんのほっぺのようなふわりとした手触り、なめらかな食感とやさしい甘味がほっとするような味わいです。なつかしのミルキーのような、でも素朴な美味しさもあり、“ママの味”ではなく“母ちゃんの味”なのです。

BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu」 毎週月曜・火曜・水曜・木曜18時~18時30分放送

文:植野広生

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