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<スター・ウォーズ最新作>『アコライト』初回から“ジェダイ殺害”の衝撃展開で米トレンド1位の好発進「ドキドキする」

  • 2024.6.7
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「スター・ウォーズ:アコライト」より、オーシャ(アマンドラ・ステンバーグ) (C)2024 Lucasfilm Ltd.
「スター・ウォーズ:アコライト」より、オーシャ(アマンドラ・ステンバーグ) (C)2024 Lucasfilm Ltd.

【写真】初回冒頭から悲劇…!メイに襲撃されて絶命するジェダイ・マスターのインダーラ

「スター・ウォーズ」最新オリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」が、6月5日にディズニープラスにて日米同時独占配信開始。初回は第1話と第2話の2エピソードが配信され、今後は毎週水曜に1話ずつ配信されていく。同作の舞台は、映画「スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)」の100年前で、ジェダイ黄金期と呼ばれていた時代に銀河の謎とダークサイドの勃興と台頭を追うストーリーとなっている。これまでのシリーズのどの作品よりも前の時代が描かれているので、コアなファンも新鮮な気持ちで見ることができ、「スター・ウォーズ」に詳しくないという人もまっさらな気持ちで見て楽しむことができる。アメリカでは6月5日の配信直後からタイトル「#TheAcolyte」が、X(※旧Twitter)トレンドランキングで1位になるなど、既に大きな反響が寄せられている。(以下、ネタバレを含みます)

孤独な暗殺者による復讐(ふくしゅう)が始まる

「帝国誕生の100年前、ジェダイ・オーダーと共和国は何世紀も平和を謳歌していた。だが銀河の暗い片隅で少数の者がフォースの扱い方を密かに会得。その中の一人が孤独な暗殺者として復讐の機をうかがっていた…」という、冒頭のテロップからも不穏さが感じられるように、“復讐”が大きなテーマの一つになりそうな本作。

そして、最初に映し出されたのは“UEDA”という場所。日本っぽい地名にどこか親近感を覚えてしまう。そこに登場したのがアマンドラ・ステンバーグ演じる“メイ”。映画「ハンガー・ゲーム」のルー役などで知られる彼女が本作の主演に起用されている。にぎわう酒場に入り、目的の人物を見つけ、「お前と決着をつけにきた」と単刀直入に闘いを挑んだ。その相手は、ジェダイ・マスターのインダーラだった。

インダーラ役は、映画「マトリックス」シリーズのトリニティ役や「ジェシカ・ジョーンズ」「デアデビル」などの“ザ・ディフェンダーズ”シリーズのジェリ・ホガース役でおなじみのキャリー=アン・モス。「スター・ウォーズ」シリーズ初参戦の彼女だが、ライトセーバーの使い方もスムーズで、「マトリックス」を思わせるアクションにも引きつけられる。

いきなりの宣戦布告に、最初は全く取り合わないインダーラだったが、メイが他の客たちを攻撃し始めたのを見て、動かざるを得なくなった。メイの額にある模様を見て、インダーラは「なぜここにいる?」と発していることから、その正体に気付いたのだろう。ナイフを投げて攻撃するメイに対してライトセーバーで応戦するが、「ジェダイが武器を持ち出すのは殺す時だけだ」というメイの言葉を聞いて手が止まった。酒場の店主に向けてメイがナイフを投げるが、インダーラはフォースの力でそれを寸前で止める。しかし、その隙をついてメイはインダーラにもナイフを投げ、それが左胸に的中。インダーラは崩れ落ち、息を引き取った。客は全て逃げてしまっていて、店主だけが残っていたが、子どもをかばうようにしているその親子を見逃し、メイは店を出て行った。

“ジェダイ殺害”というシリアスな展開で始まったが、次の場面では雰囲気が一転。宇宙船の中で目を覚ましたオーシャ(アマンドラ・ステンバーグ/二役)。“ピップ”という名前のポケットサイズのドロイドと会話をするオーシャは、メイとそっくり。彼女は元ジェダイで、今は船の修理などを行うメカニックの仕事をしている。そんなオーシャの所に、ジェダイのヨード・ファンダー(チャーリー・バーネット)がパダワンのタシ・ロワと共にやってきた。オーシャとヨードは旧知の仲で久しぶりの再会となったが、来た目的は“ジェダイ殺害”の容疑者として確保するためだった。

酒場での目撃証言と、過去にインダーラがオーシャのジェダイの訓練を停止することを評議会に進言していたということがあり、実際に酒場の店主も同行していてオーシャの顔を見て「間違いない」と証言。動機あり、目撃証言ありということで容疑が固まり、オーシャは否定するも連行されてしまう。

「スター・ウォーズ:アコライト」第2話より (C)2024 Lucasfilm Ltd.
「スター・ウォーズ:アコライト」第2話より (C)2024 Lucasfilm Ltd.

「イカゲーム」で話題のイ・ジョンジェも登場

連行された後でオーシャは重要人物の一人と再会する。それは、ドラマ「イカゲーム」で主演を務めたイ・ジョンジェが演じる元師匠のマスター・ソル。ソルは、オーシャのことを信じ、ジェダイ殺害事件の真相を探ろうとする。オーシャのことを今でも大事に思っているのと同時に、彼女をジェダイとして育てることができなかった自責の念もあるようにも感じた。

ソルがオーシャの話を聞いて思ったのは、彼女の双子の姉“メイ”のこと。他の者たちは彼女に姉妹がいることは知らないが、ソルは知っている。察しの通り、ジェダイ殺しのメイと、オーシャは同一人物ではなく双子で、お互いに“亡くなっている”と思い込んでいた。

「アコライト」はメイとオーシャの物語で、2人は共通するトラウマがあり、別々の人生を歩んできたので対照的な考え方を持っているようだ。第1話だけでは謎な部分が多いが、2人の関係性、距離感がどうなっていくかでストーリーが大きく動きそうな予感がする。

アメリカではトレンド1位の好発進で話題を集めているが、日本でも「過去に何があったのか?謎解きサスペンスにドキドキさせられる」「まだ謎だらけでこれからもっと面白くなりそう」「ジェダイがいっぱい出てくるのに、それぞれキャラ立ちしてるところがいい」「登場キャラの個性も強くて、アクションシーンが最高」と第1週から満足度の高さが伝わる感想がSNS上で散見され、今後への期待値もますます高まっているのを感じる。

◆文=田中隆信

「スター・ウォーズ:アコライト」キービジュアル (C)2024 Lucasfilm Ltd.
「スター・ウォーズ:アコライト」キービジュアル (C)2024 Lucasfilm Ltd.
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