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「この人じゃなかった…!」恋愛・婚活の「縁なし」サイン5つ

  • 2024.6.6

好きになり、関係が進む彼がいるけど、なんだか同時に違和感を抱くことがある。タイミングがなぜか合わない。こんなとき人は「ご縁がない」と判断します。では本当にご縁がないときって、どんなときでしょう。代表的な5つのシーンと、ご縁がない相手との関係を整理する方法をお伝えします。

これって「縁なし?」追いかけたい気持ちを整理するための縁なしサイン5つ

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 257

「ご縁」という言葉がある通り、人と人はどんなに努力しても関係がうまくいかないことがあります。
自分としてはご縁を感じているのに、どうして…と、もどかしい気持ちもあるかもしれませんが、人生はある程度流れに身を任せることも大切です。
今日は追いかけても成就しないことが多い、「ご縁がない」人とのサインと、そのときの気持ちの整理のつけかたを解説します。

追いかけてもムダかも!?「縁なしサイン」5つ!

相手に気持ちはあるのに、どうしても関係が前に進まない。そんな時、諦めるかもう少し頑張るか、迷うことがあるでしょう。
ここでは、追いかけても実りはないことが多い、「縁なしサイン」を5つご紹介します。

相手に対して小さい違和感がある

例えば、食事の好みの違いに違和感が残るとか、会話の端々に、ちょっと乱暴な言い方が混ざっていて気になるなど、スルーしようと思えばできるけど、結構気になるポイントって、見つけた経験はないでしょうか。
こうした感覚は、その後の大きな違和感へと繋がっていることが多いです。

そもそも関係の序盤で小さな違和感が出るということは、深くなればなるほど、交流の数が増え、違和感のサイズも大きくなって出てきます。
序盤に感じた違和感を指摘し、お互い解消に向かって歩み寄れればまた違いますが、多くの場合そうはいきません。
関係の序盤に覚える違和感は、縁がないサインだと覚えておき、無視せず受け入れましょう。

やり取りや約束がスムーズに決まらない

次もデートしようって言っているのに、なかなか日程が決まらない。LINEのやり取りは楽しいけど、返信や質問のリズムが若干合っていない。こんなときは、ご縁がないところを頑張ろうとしている状態と言えます。

気持ちはあるのにやり取りがスムーズにいかない&決まらないという状態は、相手の温度が、実は言葉ほど高くない可能性が潜んでいます。つまり、ご縁がないということです。

ちなみに、「約束を取り付けたけど、当日に毎回何らかの理由で流れる」と言ったケースは、今回の話とはまた少し違います。
この場合は、裏側に親密になることを不安に思う気持ちが隠れており、それがやむを得ないドタキャンとなって現れているケースがあるからです。

今回紹介した話はもっと単純で、彼側に自分と同じような気持ちがありそうでないという状態。しっかり見極めていきましょう。

先に体の関係を持った

「体の関係を持つということは、好意は持っているはず」
体も心も持っていかれた女性はこうした考えになり、ズルズルその後も関係を続けてしまうことがあります。

しかし、恋愛に発展しそうだったのに体の関係によって、思ったような展開にならないということは、シンプルに考えて「恋愛関係という縁がなかった」状態です。くやしくて辛いかもしれませんが、その点をまず飲みこみ、整理していくことが賢明です。

生活リズムや金銭感覚が違いすぎる

今の彼はバーテンダーで、夜の外出や練習などが多く、魅力的な一方で生活リズムがかなり違う。彼は由緒ある家柄のため、些細なところに価値観の違いを覚える。
彼のことは大好きだけど、こうした違和感があって迷いが出ている人は要注意です。
生活リズムや金銭、食、仕事などにおける価値観の違いは、将来を見据えたときに大きな溝になることが多いからです。

この時点で「彼と話し合ってお互い納得できる正解を見つける」とか「彼の価値観に徹底して自分が合わせていく」といった覚悟を決められるなら別です。そうでないなら、それはご縁がなかったことのサインになります。

描く未来像が違う

最後は、婚活シーンでかなり聞く、ご縁なしパターンです。それは、描く未来が違いすぎる状態です。
例えば、恋愛関係は良好だけど、彼には結婚願望がまったくないとか、結婚したら地元に帰りたい彼と、東京にいたい女性とかです。
こうした決定的に描く未来が違うと、今は気持ちがあって関係がよくても、長くなると揉める原因になります。
相手の心変わりを待ってもよいですが、特別な出来事がない限り、時間が価値観を変えるといったことは起こりにくいです。
分かった時点でご縁がなかったと割り切ったほうが、人生はスムーズに進むでしょう。

「縁がないけど未練はある!」スッキリ気持ちを整理する方法

ここまで、5つのご縁なしパターンを紹介しました。こういった話は、客観的に聞くと納得できるものですが、当事者のときはすんなり受け入れられないことも多いです。

諦めるのもそのまま突っ走るのも自分次第ですが、ここでは気持ちを整理し、別の一歩を踏み出しやすくする方法をお伝えします。

次の一歩が踏み出せない気持ちの正体を知る

「ダメかも」って思っても、好きが勝って前に進めない。そんなときは、思考と感情がバラバラになっている状態です。
ダメって分かっている思考で状況を理解
好きが募っている感情が納得できていない

このようにチグハグな状態なので、正しい選択や行動がとれないわけです。この状態に陥ったら、頭と心のどちらかに答えを統一する必要があります。
どちらを選んでもよいですが、ご縁が明らかにないのであれば、感情に折り合いをつけるほうが賢明です。

感情は「ダメだ」と思考で無理やり押しつぶそうとすると、逆に反発する性質があります。このときにとるべき行動は、感情があることを理解し、ただ寄り添うことです。
「私は彼と一緒にいたかった」「彼との関係を手放すと、もう次の恋愛がない気がして怖い」「なんでうまくいかないの!?」などなど、感情に寄り添うと、まるで子供のように本音がバーっとあふれることがあります。これをただただ認め、小さくなるまで観察します。

ここで「そんなことない!」「なんでこんな風になっちゃったんだろう」など、否定や思考を挟むと、感情がうまく見えなくなるので、やらないようにしましょう。リラックスできる空間で、時間をとってやってみてください。

体のコンディションをしっかり整える

正常な判断には、健康な心が必要です。健康な心は、健康な体がないと叶いません。例えば今、疲れていたり生理前だったり、はたまた肩こりや胃もたれなど、別の不調を抱えている場合は、体のケアを優先しましょう。

体が不調だと、おのずと気持ちはナーバスな方向へ振れてしまいがちです。そうなると、感情を観察したり、正しい判断をしたりといった一歩はできなくなります。

原因解消から目的達成に気持ちを向けていく

感情の観察がある程度できたら、行動を起こすためにも視点を意識的に変えていく必要があります。
どういう風に視点を変えるのかというと、「今の状態をなんとかする」ことを見るのではなく、「理想の未来」を描き、そこに向かって必要な一歩を踏み出すのです。

例えば「彼との関係をなんとかできないか」と悩んでいたとします。その悩みも深刻ですが、そもそも彼との関係をなんとかしたいと思ったのは、自分の理想として、幸せな恋愛や結婚という未来を求めたからだと思います。

では、その理想の未来を軸に今の状態を見たとき、本当に彼を追いかけるしかできることはないのでしょうか。
理想の未来軸で考えると、実は彼を追いかけるよりも、新しい相手探しに踏み出したほうがいいかもしれません。はたまた、まずは自分の見た目や生活を理想に近づけるといった行動のほうが、大事かもしれません。
こうして理想を起点に行動できると、今のご縁なしの彼との関係も、スムーズに見直すことができるかもしれません。

ご縁がないというのは、苦しい決断が必要なこともあるかもしれませんが、一歩引いた視点で状況を見られたら、本当に幸せな未来にフォーカスできるかもしれません。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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