小野賢章＆富田美憂、『好きあま』舞台・山形のグルメを満喫！「屋台が開けるんじゃないかと思うくらい用意していただいて」

小野と柴山智隆監督は映画に登場する温泉「宝寿の湯」に宿泊

スタジオコロリド最新作『好きでも嫌いなあまのじゃく』の公開記念舞台挨拶が映画の舞台・山形県にて開催。柊役の小野賢章、ツムギ役の富田美憂、監督の柴山智隆、高畠町マスコットキャラクターのたかっき・はたっきが登壇した。

万雷の拍手の中、満席の会場内に登場した山形県に住む高校1年生・柊役の小野賢章、鬼の少女・ツムギ役の富田美憂、柴山智隆監督。小野と富田が山形県に訪れるのは今回の舞台挨拶が初。「空気が綺麗で美味しくて。山形に来てからずっと深呼吸しています（笑）」と小野。富田も「駅に着いて新幹線を降りた瞬間に自然の匂いがする！ってスタッフたちと話していたんです」と、自然豊かな山形の環境に感激した様子だった。

一足先に昨日から山形に訪れていたという小野＆監督が、映画に登場し実在する温泉「宝寿の湯（旅館）」に宿泊したことを明かすと、「ずるい！ 行きたい！」と悔しそうな富田。ロケハンから約2年ぶりに山形に訪れた監督は、「ロケハンの時は残念ながら宝寿の湯に宿泊が出来ず、温泉にも入れなかったので嬉しかったです」とコメント。

小野は「露天風呂へ行く途中に監督に遭遇したのですが、足湯に浸かられていて。監督が挨拶に立ち上がってくれたのですが、足がお湯につかったままで（笑）、ちょっと不思議な挨拶になっちゃってましたね（笑）」と旅館での和みエピソードを披露し笑いを誘った。

3人とも山形グルメを楽しんだようで、「山形牛を食べに行ったのですが、甘みがあって美味しかったです。それと日本酒もいただきました。とても美味しくてあっという間に真っ赤になってしまいました（笑）」と小野。富田は「米沢牛のお弁当、沢山のさくらんぼ、どんどん焼きに、たまこんにゃく、りんごジュース、ご当地グミ…屋台が開けるんじゃないかと思うくらい控え室に用意していただいて！ 本当にいっぱい食べました」と笑顔を見せ、それぞれ山形グルメの堪能話を披露し会場を沸かせた。

舞台を山形に選んだことへの理由を監督は、「雪深い場所を探す中、山形県にロケハンに来たのですが、雪以外にも映像映えするロケーションが沢山あり、とても良かったので舞台に決まりました。あとは住んでいない僕らが分からない情報を詳しく教えてくださる現地の方がいらっしゃったので、その熱意に惹かれたところもあります」と振り返る。

その言葉に「鬼の世界＝隠の郷」の入口のモデルとなった瓜割石庭公園がある高畠町に住んでいるたかっき・はたっきが大喜び。飛び跳ねて喜びを全身で伝えた。

続けて、劇中登場したシーンから訪れて見たい場所を尋ねられると、小野は「紅花畑に行ってみたいなと思いました。紅花畑を柊とツムギみたいに全速力で走ってみたいです！ 本当に綺麗ですよね」と回答。富田は「宝寿の湯です！」と即答し、「日枝神社にも行きたいんですよね。映画を見ていて素敵な場所だなって思っていました。梅雨時期だと情緒もあると思うので、ぜひ行ってみたいです」とつけ加えた。

そして監督は、「僕も小野さんと一緒で、紅花畑に行ってみたいです。ロケハンの時はシーズンではなかったので、実は見れていないんです。あとは、瓜割石庭公園にも行けてないので行きたいです」と答えた。

最後にご当地盛り上げ、作品応援への感謝と合わせて、小野は「舞台となった山形・作品の中に登場するスポットを訪れて、僕自身もまた作品を見直したい気持ちになりました。すでに皆さん楽しんでいただいていると思いますが、何度も何度も見ていただけたら嬉しいです。ぜひ周りの方々にもおすすめしてください！」と期待を込めた。

富田は「作品の舞台・聖地に行ける機会って少なかったりするので、今回の舞台挨拶を楽しみにしていました。応援して下さった山形の皆さんにお会いすることができて、本当に嬉しかったです。ぜひNetflixでも、劇場でも、何度でも見て頂けたら嬉しいです」とメッセージ。

監督は「Netflixで世界独占配信されていますし、劇場でも引き続き上映しています。スタンプラリーも始まりまして、本日（お越しいただいた方の中には）ロケ地を回りやすい方いらっしゃると思います。末長く応援していただけると嬉しいです」と語り、温かな雰囲気の中、イベントは終了した。

なお、舞台挨拶はイオンシネマ米沢でも実施。舞台挨拶前には小野演じる柊が通う高校のモデルとなった米沢商業高校にも立ち寄った。

『好きでも嫌いなあまのじゃく』は、Netflixにて世界独占配信・劇場公開中。