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創業108年の材木店が営む、木工ギアブランド「Re:gro wood work’s」

  • 2024.6.6

「前から知ってたよ」が言える、新星ブランドをフォローしよう!

大小さまざまなブランドが存在するアウトドア業界。中には、オリジナルのキャンプギアを個人製作するところからSNSで評判が広がり、予約から数年待ちになるほどの人気アイテムを販売するブランドも。

そこで、Instagramのフォロワーが“まだ”1万人未満の「次来る」ブランドをhinataの独断と偏見でピックアップ。

新たなお気に入りブランドをいち早くフォローするチャンス!ぜひ、今のうちにフォローしておきましょう。

アウトドア好きの木工職人がつくったブランド「Re:gro wood work’s」

Re:gro wood work’s(リグロウッドワークス)」は、愛知県岡崎市にある創業108年の老舗材木店から生まれた木工アウトドアブランドです。

ブランドオーナーの堀さんは、本業で出る端材を使って趣味で自分用に木工キャンプギアを製作。その後アウトドアイベントへの出店を機に、2019年にブランドを本格的にスタートさせました。

ブランド名の「Re:」は「リサイクル・リユース」、「gro」は「グロ」=地元岡崎市の三河弁で「はじっこ」という意味を込め、木をリサイクルしたオリジナルアイテムを製作しています。

ビス以外はほぼ「木」でできたロールトップテーブル

ブランドとしてのファーストアイテムは「ロールトップテーブル」。一般的なテーブルだと金属部品となるところまで、全てを「木製」にしたこだわりのアイテムです。

このように「木製」にこだわった、木工職人による木工アウトドアギアが魅力の「リグロウッドワークス」。毎回アイテムをつくる際には100種類以上ある木の中から、アウトドアギアに合う端材を選んでいます。特に、アイテムを使っていくうちに木の色が変わる“経年変化”が楽しめる木を選んでいるんだとか。

ブランドの代名詞、角の形の「CCカップ」

50cc入る「CCカップ」

「リグロウッドワークス」を代表するアイテムといえば、2020年ころに発売された「CCカップ」。一度目にすれば忘れられない、唯一無二の存在感を放つアイテムです。

「フェスやクラブのカウンターで、ショットグラスで友人と乾杯する気軽さをアウトドアでも実現したい」。その思いから生まれたのが、首から下げるショットグラス・CCカップ誕生のきっかけでした。名前に冠した「CC」というのは、ショットの容量を表す単位「cc」から取ったもの。

「バイキングが昔、動物の角を使ってお酒を飲んでいた」というイメージがパッと浮かび、現在のCCカップの形に結びつきました。最初は角そのままのイメージで“ツルッ”とした表面デザインのCCカップをつくりましたが、もっと「木」らしく表情を持たせたいという思いから、名栗加工のデザインを採用したそうです。

CCカップをつくる上で一番苦労した点は、手に持ったときにフィットするサイズ感にすることと名栗加工をすること。名栗加工は特に一つひとつ手作業で行うので、まったく同じものは存在しません。

一見、普通のアクセサリーにも見えるCCカップ

CCカップを首から下げたキャンパー同士が、キャンプやフェスで出会ったときに仲良くなれたらいいな、というオーナー堀さんの想いも込められているアイテム。実際に「これでみんなと仲良くなれたよ!」などといった、ユーザーからのうれしい声も届くそうです。

キッズ用の小さいサイズも好評!

その独特な形状は、お酒をたしなむ大人だけでなく、子どもたちの心もわしづかみに。パパやママが首から下げているのを子どもたちが真似するケースも多く、「子ども用に小さいサイズが欲しい」という声がたくさんあったのだとか。

そこで開発されたのが「CCカップ KIDSタイプ」。通常のものが長さ130mmのところ、子どもの手にフィットしやすい110mmサイズで仕上げられています。

通常モデルの倍量入る、陶器製の「酔狂」も

「CCカップを陶器でつくってみたい」という窯元さんの声から誕生したのが「酔狂」。木と陶器という、特性の異なる素材でまったく同じ形状のものをつくるのは難しく、開発は予想以上に難航したのだとか。

試行錯誤の末、通常のものよりサイズを大きく、さらに首から下げたときに口が上を向くデザインにすることで、安定感と機能性を確保。陶器ならではのツヤ感と重厚感は、木とはまた違った雰囲気を楽しめます。容量も通常モデルの倍の100ccとなっています。

つねにユーザーの「これ欲しい!」に耳を傾け続けるブランド

「カーミットチェアの背もたれと足元のパーツをつくってほしい!」というユーザーからの相談がきっかけで、新たに誕生した「カーミットチェアの木製パーツ」。これまではイベント限定で販売をしていましたが、2024年6月中旬ころからネットでも展開中。

カーミットチェアの木製パーツ

最近では、このようにユーザーからの「こんなアイテムが欲しい!」という相談が増えてきたんだとか。地元では昔から知られる材木店の熟練木工職人であるオーナーだからこそ、信頼してできるリクエスト。今後も、どんなアイテムが登場するのか楽しみですね!

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