「ホテル椿山荘東京」の初夏の風物詩と言えば、庭園の夜を彩る「ほたるの夕べ」です。 「戦後、荒廃した東京に住む子供たちに蛍を見せたい」という創業者の想いから始まり、今年でなんと70年。
5月中旬~6月上旬に見頃を迎え、もう一つのホテルの名物「東京雲海」と共に、幻想的な景色を楽しめます。
コース料理と楽しむ夢のような一夜
ペアで利用できる特別プランとして、各レストランで楽しむ贅沢なコース料理に加え、乾杯ドリンク、そして蛍鑑賞と共に、お土産までついたレストラン特別プランが用意されています。
私はイタリア料理「イル・テアトロ」で、「初夏の森」と名付けられたコースをいただきました。
まず、切りたての生ハムとイタリアの揚げパン「ニョッコ・フリット」をアミューズで。 生ハムの脂が馴染んで、程よい塩気ともちっとした食感を楽しめます。
前菜は、「鰹 ゴルゴンゾーラ ビーツ ライム」。 ひと口目からとっても爽やか!ゴルゴンゾーラの発酵した香りと、甘酸っぱい鰹が後を引く一品です。
鮎の魚醤でマリネした深い味わいの白鳥烏賊を合わせたパスタ。トマトの濃さに驚いたブッタネスカソースを混ぜながらいただきます。
そして、クミンやコリアンダーといったスパイス香るラム肉の肉団子をのせたリゾットへと続きます。
メインは、お肉料理とお魚料理どちらも出てくるのですが、どれも少量ずつなので、たくさんのお料理をいただけて本当に贅沢なコースでした。
サクサクのフリット生地で揚げた甘鯛は、皮目と身の部分もまた違った食感!そこに、魚の出汁を注いで、味変も楽しめます。 間に挟まった茗荷ピクルスの酸味がアクセントに。
お待ちかね、お肉は和牛サーロインです! 言わずもがな、こんなに分厚いのに、美味しすぎる...。旬のヤングコーンは皮つきでローストし、パルミジャーノをたっぷり!素材の美味しさが生きていました。
レストランはほかにも日本料理「みゆき」、石焼料理「木春堂」から選ぶことができます。
お待ちかね!蛍と雲海に包まれる庭園へ
食事を思う存分楽しんだら、蛍が飛ぶ幻想的な景色を見に庭園へと向かいます。 ふわふわと浮かぶ光は、消えたり、ついたり...しばらく何も考えずに見とれてしまいました。 私自身、蛍は小さい頃にいなかで見たくらいで、東京の真ん中でこんなにたくさんの蛍が飛翔していることに感動を覚えます。
なかなか写真がうまく撮れなかったので、公式のものでご紹介しますが、肉眼で見るのとはまた違う風合いなので、絶対に自分の目で見てほしいな、と思います。
さらに、1時間に2回ほど行われる大人気の霧の演出「東京雲海」も始まり、雲の中にいるような、日本の原風景にタイムスリップしたような、そんな不思議な体験ができました。
さらに今年は竹ぼんぼりと竹まりを飾った演出「竹あかり」が庭園内の3つのエリアで楽しめますよ。
お土産のふきよせは限定の蛍
蛍をイメージした可愛らしい星型アイシングクッキーと金平糖が輝くクッキー缶「ふきよせ~蛍~」は、今回のプランのお土産についてきます。 オリジナルの缶もとってもキュートで、食べ終わった後は小物入れとして使っています。
こちらは、単体でホテルショップ「セレクションズ」や公式オンラインストアにて購入できますが、数量限定なので、気になった方はお早めに。
〈70周年記念 レストラン特別プラン〉
販売期間:5月17日(金)~6月30日(日)
料金:70,000円(大人2名・消費税、サービス料込み)
お土産セット付(16,000円相当):抹茶と和栗のパウンドケーキ、椿茶、吹ふきよせ~蛍~、アロマキューブ、コットンバック、メインバー「ル・マーキー」季節のカクテル1杯ご利用チケット2枚(8月末まで利用可)
小さいお子さんがいらっしゃる場合は、「ほたるの夕べディナーブッフェ」のプランもありますよ!様々な楽しみ方ができる「ほたるの夕べ」70周年をお見逃しなく。
ホテル椿山荘
東京 東京都文京区関口2-10-8
03-3943-1111(代表)
東京メトロ江戸川橋より徒歩約10分