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口元のたるみをキレイにするために整形するも…予想外の結果にショック!【体験談】

  • 2024.6.6
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年齢を重ね、口元のたるみが気になり始めた友人。そんな悩みを解消するために、セルフマッサージなどネットで調べた方法をいろいろ試します。しかし、あまり変化が感じられません。悩んだ挙句、口元のたるみを解消する方法としてたどり着いたのは、美容整形。彼女の口元はどうなったのでしょうか。

年齢を重ねて生まれた顔のコンプレックス

40代を目前にした友人が実際に体験した話です。ある日、友人とランチをしたときのこと。友人が「40歳間近になって、口元がたるんで口角が下がってきている気がするんだ」と言ってきたのです。たしかに他の人と比べたら口角が下がっているように見える気もしますが、正直、気にならない程度。しかし、友人にしてみれば口元のたるみで老けて見えているのではないか、と気になって仕方ないコンプレックスだったようです。

そこで彼女は、スマホでいろいろと調べて、フェイスマッサージをしてみたり顔の筋トレとして表情筋を鍛えてみたりと、自分なりに努力してみたと言います。しかし、努力も虚しく、口元のたるみが改善する様子がなかったようで 、彼女はがっかりしていました。

私は悲しそうな彼女を見て、何かいい方法がないか考えてみるものの、口元のたるみを改善できるいいアイデアがすぐに浮かんでくるわけもなく、その場で彼女と一緒にスマホで「口元のたるみ 改善」というキーワードで検索してみることにしました。

すると、彼女が実践していた顔のマッサージや顔の筋トレの他に、小顔矯正バンドや口にくわえて表情筋を鍛えるグッズなどが出てきました。

キレイになるために美容整形を決意!

スマホの検索結果を見て彼女と私は「うーん、あんまり効果なさそうじゃない? 」と顔を見合わせ 、口をそろえて言いました。さらに調べてみると出てきたのが、美容整形 。そして、口元のたるみを解消する美容整形も、詳しく内容を見てみると方法がいくつもあります。糸リフト(医療用の糸を皮膚の中に入れ、筋肉や皮膚を引き上げる方法)やハイフ(皮膚を切らずに超音波を照射してリフトアップ治療をする方法) 、ヒアルロン酸注入(医療用のヒアルロン酸を皮膚に注入する方法)、ボトックス治療(表情筋に作用するボツリヌストキシンを注入する治療法)など、探せば探すほど施術方法があるようでした。

しかし、その場では「美容整形かぁ……」と、彼女はあまり興味を示しているように思えませんでした。そんな話をしてから数週間後、彼女とまた会うことに 。そこで、彼女は「美容整形することにしたの!」と私に言いました。もう施術の予約も入れていると言います。前回話していたときには美容整形には興味がなさそうだったので、私はかなり驚きました。そして、なぜ美容整形しようと思ったのかを尋ねました。

前回の私とのランチ後、彼女は「美容整形っていくらするんだろう?」と気になったらしく、自分で調べてみたそう。糸リフトはすぐに効果がありそうでしたが、費用が高額になる場合が多くて断念 。費用があまりかからず試せる美容整形はないか、さらに調べてみたところ、ボトックス注射の施術体験談が目に留まったそう。費用も抑えられて施術の痛みも少ないということがわかり、ボトックス注射をしてみよう!と美容整形をする決心をしたのだそうです。

美容整形後の結果に驚がく

ボトックス注射をすると決心した彼女は、すぐに近所にある評判のいい美容クリニックを受診しました。そこでカウンセリングを受けて、数日後に施術してもらうことに 。しかし、ボトックス注射を受けてから1週間ほどたったころ 、彼女の顔に異変が起きたのです。

いつものように朝起きて顔を洗うために洗面所で自分の顔を見て「え、何これ!?」と驚きました。片方の口元が異様につり上がって、左右の口角の位置に差が出てしまい、いびつな顔になっているのです。

最初は驚いた彼女ですが、少し時間がたつと落ち着きを取り戻し始めました。なぜなら、そのリスクについて美容クリニックでボトックス注射を受ける前に医師から説明を受けていたからです。美容整形の副作用で内出血が見られるということはよく耳にします。しかし、ボトックス注射には他にも副作用があり、口元が動かしにくくなり笑顔が不自然になってしまったり、効果に差があり左右差が出てしまったりすることもあるようです。

そのため、彼女はすぐに施術を受けた美容クリニックに連絡をしました。左右差をなくすために再度ボトックス注射を打ってもらうことになったのですが、左右差が改善されるまでに1カ月ほどかかってしまいました。

一般的に、ボトックス注射の効果は個人差もありますが、3カ月から6カ月ほどで効果がなくなってしまい、効果が切れるたびに施術する必要があるそうです。しかし、彼女はボトックス注射の効果が切れたあと、再度施術を受けることはありませんでした。そして彼女は「私にはボトックス注射は向いてなかった」と笑いながら言いました。そんな彼女は自分に合った口元のたるみを改善できる方法を、今もなお探し求めています。

まとめ

私からしてみれば気にならない程度だと思っていた彼女の口元のたるみ。しかし、彼女はそれなりにお金をかけてボトックス注射をするまで悩んでいたのです。そのボトックス注射にチャレンジした結果、結局効果は得られず、現在も改善方法はまだ模索中 。

しかし、彼女はボトックス注射をしたことを後悔していません。「私には合わなかったってことがやってみてわかったから」と、結果を受け入れて進んでいる彼女を見て「何事もチャレンジが大切!」と思えた出来事でした。早く彼女に合う口元のたるみを改善できる方法が見つかればいいなと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

【黒田先生からのアドバイス】

ボトックス注射によって出る左右差や違和感は、施術をおこなう医師のテクニックによるものが多いといえます。ボトックス注射をおこなう場合は、施術の経験が豊富でしっかり熟知した医師選びが重要となります。クリニックが有名だからとイメージだけで選ぶのではなく、在籍している医師をよく見たほうがいいでしょう。今はSNSで活動を公開している医師も多いので、こまめにチェックしてみるのもおすすめです。

イラスト/マメ美

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著者:satomi


監修者:医師 黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

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