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【お悩み相談】「5月からずっと、肌荒れがひどい」初夏のゆらぎ肌、どうすれば?#毒出し保健室

  • 2024.6.5
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今回「毒出し保健室」を訪れてくれたのは、今年4月に転職をしたばかりと言うNさん(26歳)。どうやら肌荒れにお悩みのようですが、お話を伺っていくと、色々ストレスが溜まっていそうです。直近の生活習慣やお仕事のお話をお伺いしながら、解決策を一緒に考えてみました。

肌荒れをどうにかしたい!

桑子: こんにちは!今日はどんなお悩みでいらっしゃいましたか?

Nさん: 5月に入ってから、肌荒れがすごいんです…。ニキビがひどくって…顎にポツポツと大きなものがあります。今はマスクで隠しています。

桑子: これまでに、ニキビ肌に悩んだことはありましたか?

Nさん: 中学生とか思春期の頃にはありましたが、大人になってからは見に覚えがありませんね。

桑子: 紫外線対策や保湿など、スキンケアは何かされていますか?

Nさん: 私、スキンケアが大好きなんですよ。紫外線対策ももちろん1年中していますし、乾燥しないように徹底しています。だから、余計ニキビができてしまったのが悲しくて…

桑子: ここ最近で、環境が大きく変わったということはありました?

Nさん: 4月から転職して、新しい職場に勤めています。憧れだった出版社に。

桑子: 環境がガラッと変化したんですね。どうですか?楽しくできていますか?

Nさん: 想像はしていましたが、結構ハードです。残業も多いですし… いっぱいいっぱいです。

桑子: 睡眠や食生活は規則正しくできていますか?

Nさん: いや、そこはまぁまぁかな。睡眠は平日は2時くらいに寝て、7時に起きます。食生活は、朝は抜くこともありますし、昼も外食、夜だけはきちんと食べるみたいな感じです。

初夏のゆらぎ肌、アーユルヴェーダでどうにかしましょう!

初夏のゆらぎ肌の原因は?

ご相談ありがとうございます。ニキビができるだけでも、気になりますが、それが見える所というと、余計に辛いですよね。余談ですが、私もNさんと同じ26歳の時に、シンガポールに移住して、大きな顎ニキビができました。あんなにニキビ顔になって、ニキビに悩まされたのは、あの時が最初で最後…(だといいな)

実は、5月以降に肌荒れに悩む方って意外と多いんですよ。いくつか原因は考えられますが、代表的なのは、①気候の変化 ②環境の変化 などがあります。もちろん、この2つが絡み合って、肌荒れになることもあります。順番に解説していきますね。

①気候の変化

5月は気温が上昇する一方で空気は乾燥。皮脂の分泌量が増えがち。 また、「日焼け止めをお忘れなく」という文言をよく聞く季節になってきますが、その通りで、紫外線量がアップする時期でもあります。このように、乾燥や気温の上昇、紫外線といった要因が重なることで肌荒れ、つまりは初夏のゆらぎ肌の誕生に至るというわけです。

②環境の変化

5月病はよく耳にしますよね。新生活がはじまった4月、緊張と頑張りで張り詰めた心が、GWで緩まっってしまって…なんて方も決して少なくないのでは?緩まった結果としての症状は、お肌に出る方もいるんです。噛み砕いて言うと、ストレスで肌が荒れちゃっているんですね。ストレスがかかると自律神経のバランスが崩れ、血行が悪くなったり、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れがちになり、ゆらぎ肌を加速させます。

Nさんの場合は、②の環境の変化は大きく影響しているのではないでしょうか?(スキンケアはしっかりとされているようですし)新しい職場で、まだまだ覚えることもたくさんあるでしょうし簡単ではないかもしれませんが、今のご自身ができることを一つ一つやっていくと良いかもしれません。

忙しい人でもできる、アーユルヴェーダ的 初夏のゆらぎ肌対策

初夏のゆらぎ肌対策をお伝えする前に、アーユルヴェーダ的なお話を挟ませて下さい。

アーユルヴェーダでは、肌トラブルは、燃えるような火のエネルギーが強くなると引き起こると考えられています。「はっ?火のエネルギー?」と思う方もいるかもしれませんが、前述したっとり、「気温が上がるため、肌荒れを引き起こしやすくなる」と言ったことを考えるとイメージがつきやすいのではないでしょうか?また、ストレスでイライラしたり、怒鳴ったりする時、ふと頭のてっぺんに手を当ててみて下さい。熱くなっていませんか?「頭を冷やす」なんて言葉もありますが、ストレスで冷静さを失う(=熱くなりすぎる)ことってあると思います。

では、燃えたぎる火をどのように鎮火させるか。それは、至ってシンプルで、大切なのは冷やすことです。風邪の時、熱が出たら冷ましますよね。運動して、顔が真っ赤になるほど汗をかいたら、シャワーを浴びてクールダウンしますよね。それと同じで、冷やしていきましょう。とは言っても、氷などを使って極端に冷やすのはNG。良い塩梅で、冷やすではなく、冷ますを意識して。

① 旬を迎える食べ物

肌荒れがある時は、グリーン系の食べ物を食べるのが良いとされています。

味で言うと、苦いもの、渋いもの。ゴーヤやピーマン、青梗菜、アスパラガスなど。初夏に採れる新鮮なお野菜や果物を意識してみて。忙しい時には、グリーンスムージーなどもおすすめ。街のスムージー屋などでグリーン系の食材を使ったものをチョイスしてみてはいかがでしょうか。

また、加えてグリーン以外にもスイカやココナッツウォーターなども、冷ます作用のある旬の食材もGood。

ただし、取りすぎると消化不良や冷えを招くので、要注意。良い塩梅を心がけて。

また、お忙しい時はなかなかそこまで手が回らないというのも分かりますが、なるべき3食食べるのが◎。

② 深呼吸を1日に何度か

せかせかしていると、頭に血がのぼってカッとなってしまうこと、ありませんか?「今が、頑張り時だから!」とつい、自分にむち打ってしまうなんてこともあるかもしれません(気持ちはよく分かります)

無理してでも「休め」と言われても、それがまたストレスになることもあると思います。

仕事中、何度か大きく深呼吸してみてください。それだけでもちょっとだけ気が休まるかも。鼻から冷たい空気を吸い込んで、体の内側をクールダウンして、鼻から温かい(熱い)空気を吐き出しちゃって下さい。

どうでしょうか?これくらいだったら、できそうな気がしませんか?Nさんのニキビが少しでも改善に向かいますように。そして、お仕事にも早く慣れますように…

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。

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