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縁側でお昼寝、満点の星空…。1棟丸ごと貸切できる書院造のゲストハウス

  • 2016.2.28
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のどかな田園風景の中に佇む趣きのある建物。「日光イン」は、書院造の日本家屋に泊まることのできるゲストハウスです。懐かしさと新しさがバランス良く混ざり合ったシンプルな空間で、ゆったりと流れる贅沢な時間を味わってみませんか?

伝統的な日本家屋に、無線LANや埋め込み型のスピーカーも

東武日光線「下小代駅」を降りてすぐ、日光東照宮まで車で約30分のところにある日光イン。日本の伝統的な住宅様式である「書院造」(障子や襖で仕切られた畳の部屋の周りに縁側がある、いわゆる日本らしい住宅様式)の建物です。

日光のデザイン会社が築70年の民家3棟を改修し、2008年にゲストハウスとして生まれ変わりました。その後、新たに書院造の3棟を新築し、現在、計6棟が用意されています。全棟キッチン付きの貸切りタイプとなっています。

畳や縁側、土間など、古き良き日本の住宅文化を残しながらも、最新の設備を取り入れているのが特徴的。無線LAN完備で、iPadは無料でレンタルしてくれます。天井にはスピーカーが埋め込まれていて、好きな曲を流してリラックスすることもできます。

里山の風景が広がる開放的な和室でゆったりと

入り口の扉を開けるとすぐに、土間を改造したキッチンがあり、靴のままで上がることができます。その奥には清潔感のあるタイル張りのお風呂とトイレ。

靴を脱いで座敷に上がると、開放的な縁側のある和室が広がります。こちらが居間兼寝室です。棟によって4.5畳〜6畳ほどのお部屋が2〜3並んでいます。各お部屋は襖1枚で仕切られているだけなので、人数によって広く使うこともできますね。

築70年の古民家をリノベーションした旧棟

古民家をリノベーションした旧棟(Ume・Momo・Sakura)は、築70年という長い年月を経てきた独特の味わいがあります。古民家といえども隅々まで手入れが行き届いており、気持ち良く過ごすことができます。

ここにいると、畳にゴロゴロと寝転がったり、好きな本を読んだり、ただ過ぎていく時間がとても贅沢に感じられますよ。

白木の香りがほんのり漂う3つの新棟

新棟(Satsuki・Tsutsuji2棟) は、3棟横並びに建っています。新築だけあって、まだ白木の香りが漂う清潔感のあるお部屋。開放的な縁側からは、のどかな田園風景のパノラマを眺めることができます。襖には蝶々や小鳥などのかわいらしい絵柄が。縁側に座って田んぼを眺めながら、ゆっくりとお茶でも飲みたくなります。

自炊するのが楽しくなるタイル張りのキッチン

土間になっているキッチンは使い勝手のいいタイル張り(写真はsatsuki)。食事は基本的にこちらで自炊することになります。デザイン会社がプロデュースするだけあって、やかんや調理器具などの備品もさりげなく野田琺瑯や無印良品などで揃えられていて、とってもおしゃれ。七輪や土鍋をレンタルすることもできます。

フロントでは新鮮な季節野菜のほか、和洋2種類の朝ごはんセットも販売しています。歩いて約30分のところには野菜直売所もあるので、地元で採れたばかりの野菜やお弁当、お惣菜を購入してもいいですね。

虫の鳴き声と満点の星空を満喫しながら、夢の中へ

周囲に明るい建物がないぶん、夜は星がとても綺麗に見えます。虫の鳴き声を聴きながら、美しい夜空をひとり占めできますよ。

里山の原風景が広がる中で、日本の文化を再発見できるゲストハウス。都会で暮らす人には、周囲を散策するだけでもたくさんの驚きがありそうです。なにも予定を入れないで、ただ流れる豊かな時間を楽しむ旅も、時には良いかもしれません。

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