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誰も予想しなかった展開…山下智久“藍沢”さえもためらったシリーズ史上最も過酷な決断<コード・ブルー 1st Season>

  • 2024.6.5
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ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)で主演を務める山下智久。そのタイトルからも、“主人公が命がけで人命救助に立ち向かう”というストーリーからも、思い起こされるのは山下の代表作の一つ、医療ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(2008年ほかフジテレビ系)。今年4月からフジテレビドラマを毎月5作品分、FOD・TVerにて毎日無料公開する「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」にもピックアップされた人気作だ。

【写真】「まじ藍沢先生」と話題になった「ブルーモーメント」の山下智久

「コード・ブルー」で演じた医師・藍沢耕作はどんな時も冷静で、判断を狂わせることがない人物。だがドクターヘリが向かうのは常に、緊急性の極めて高い現場だ。1st seasonの第8話「避けられぬ決断」では、冷静で客観的な藍沢すらも逡巡(しゅんじゅん)するほど過酷な“決断”が描かれた。

先輩ドクター・黒田が事故現場で被災する

藍沢と白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)が一人前のフライトドクターへと成長していく姿を描いた「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」1st season。第8話では、化学工場のボイラー爆発事故で消防本部からドクターヘリ出動要請が入る。白石とフライトナースの冴島はるか(比嘉愛未)、そしてベテランフライトドクター黒田脩二(柳葉敏郎)が現場に向かう。

混乱する現場で、動けない仲間がまだボイラー室にいる、と聞いた白石は、慌てて現場に向かって駆け出す。だが、爆発現場に入る時は消防に安全を確認するのが鉄則。白石を追いかけた黒田は白石をかばい、鉄骨の下敷きになってしまう。

「コード・ブルー」史上最も過酷な決断シーン

現場に駆け付けた藍沢に、黒田は落ち着いた声で「(挟まれた腕を)切れ、藍沢」と指示する。藍沢たちフェロードクターを導いてきた黒田の、まさかの事態。指示を聞き、藍沢の動きが一瞬止まる。その一瞬、表情が微かに歪んだようにも見える。

早急に搬送するためには腕の切断が最善であるという医師としての判断と、切断すれば尊敬するベテラン医師・黒田の医師生命を奪うことになるという予測の間で揺れる藍沢。その、一瞬の心の揺れを繊細に演じる山下の表情の変化に、目を奪われる。

命の現場の厳しさをフィクションで描くことは難しい。視聴者はそれが“創作”であると知っているからだ。ドラマの重要な登場人物である黒田の被災は、そんな制約を飛び越えて余りあるほどのインパクトをもって視聴者に衝撃を与えた。「コード・ブルー」史上最も過酷な“決断”シーンといえるだろう。

今年4月からのFODでは、本作を含めた人気のフジテレビドラマを毎月5作品分、FOD・TVerにて順次無料公開中。6月は「SUITS Season2」(2020年)や「失恋ショコラティエ」(2014年)などがラインナップされている。

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