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祖母の介護に「もう疲れた、、、」精神的にもボロボロ → どん底の私を救ってくれた『お医者さんの一言』

  • 2024.6.5
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20代前半の頃、筆者は祖母の介護で疲れ果てていました。
心に余裕を持てなかったせいで、最終的にはメンタルクリニックを受診することになった位です。
ですがそこで出会った心療内科医さんの言葉によって、心が救われました。
今回はそんな私の契機となったエピソードを紹介させて頂きますね!

画像: 祖母の介護に「もう疲れた、、、」精神的にもボロボロ → どん底の私を救ってくれた『お医者さんの一言』

週末介護でヘトヘト……

私が20代前半の頃、要介護3の祖母はヘルパーさんの助けを借りながら一人暮らしを行っていました。
それでも家の掃除や食べ物の買い出し、そして通院などは家族が行う必要があり、私が毎週末、祖母の元を訪れるのが日課となっていたのです。

正直、毎週末、祖母の介護を行うのは大変で、その頃はプライベートな予定を全く入れられませんでした。
また、祖母の家の掃除や長時間の通院で疲れ果ててしまった私は結果的に、メンタルクリニックを受診することとなったのです。

自分にウンザリ

「友人の誘いがあっても遊びに行けないし、疲れてお洒落する気力もない。鏡を見ると、常に疲れ果てた自分の姿が映っていて、嫌になってしまうんです」
当時の心境を私は、メンタルクリニックの先生に素直に打ち明けました。
それ位、いわゆる「リア充」からかけ離れていた自分が、当時は嫌で堪らなかったんです。

すると先生は優しく笑顔で、こう言ってくれました。
「外見の美しさが全てではありません。おばあさまの為に一生懸命なあなたは、シンデレラみたいに心の綺麗な持ち主です。いつか絶対に幸せになれると僕は思いますよ!」
この言葉を聞いた途端、私は涙が出る位、嬉しかったのを今でもよく覚えています。

自分を誇りに思う

これといった特技も何もない私ですが、あの介護の日々は若いなりに精一杯やったと自分でも言えます。
現在、要介護5となった祖母は介護施設に正式に入所し、私のプライベートな時間もようやく確保出来るようになりました。

「あれだけ頑張ったんだもの。先生の言ったようにシンデレラみたいに幸せになろう!」
辛い時はその言葉を支えに、今も私は不器用ながら毎日を生きています。
シンデレラのように真面目に頑張っている人には、最終的には絶対に幸福が舞い込むハズですから!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子

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