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「食べられない!」陣痛中に何か口にしてと言われ、実母に買い物をお願い→買ってきたものというのが…

  • 2024.6.5
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初めての出産のときのこと。私は陣痛の痛みで食事が喉を通らず、水分をとることがやっとでした。助産師さんから「何か口にしてください」と言われ、実母が食事を買ってきてくれたのですが……。

気持ちはうれしかったけれど…

陣痛が始まり、夫と実母が付き添いで来てくれました。子宮口がなかなか開かず、1時間が経ったころ、助産師さんに何か口にしてくださいと言われました。

その言葉に反応した実母。私は何か買ってきてほしい、とお願いしました。すると、分娩室に握り寿司を持ってきました。こんなときにお寿司なんて……と思ったとき、助産師さんが「それは、やめておきましょう」と止めてくれました。

分娩前の食事は、消化がよく短時間で血糖値が上がるものがおすすめと聞いていた私。さらに、その話の続きで「そんなときにお寿司なんて持ってきたら困っちゃいますね」なんて話を冗談で助産師さんとしていたのを思い出し、とても恥ずかしくなりました。

実母にきちんと伝えなかった私も悪いのですが……。陣痛の痛みで何も口にできていませんでしたが、母の行動で力が抜けてリラックスできました。

◇ ◇ ◇

陣痛中は短時間で血糖値が上昇する食品がよいとされていますが、固形物がNGということではありません。食事をする場合は、おにぎりやサンドイッチ、バナナなど片手で食べられる物、アイスクリームやゼリーなど口当たりやのど越しがよい物、ひと口大で食べやすい形状の物がおすすめです。

握り寿司もひと口で食べられますが、消化に時間のかかるタコやイカなどのネタが含まれていたり、まれに食中毒の危険があったりするため、「やめておきましょう」ということになったのかもしれませんね。

イラスト/シュー子


著者:桜 ひより


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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