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メルキュール東京日比谷|日比谷の歴史にインスパイア、遊び心のフレンチテイストも!

  • 2024.6.5
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いまから約120年前には演劇が盛んだったという日比谷の歴史にインスパイアされ、その土地の魅力を満載したホテル「メルキュール東京日比谷」が、日本で10番目のメルキュールとして、2023年12月19日にオープンしました。

2:Lobby_Merucure Tokyo Hibiya 大.jpeg
エントランスに入ると途端現れるのがアートなデザインのロビー。思わず足を止めて周囲を見回すほどメルキュールの世界。

日比谷はもともと"スター誕生"の土地柄であり、明治時代にまで遡ると鹿鳴館(諸外国の賓客や外交官を接待するために建てられた社交場&迎賓館)の設立を契機に、華やかな社交と外交の中心地となった土地柄でもあります。その後も帝国劇場、日生劇場など多くの劇場や映画館が誕生し、銀幕からも華やかなスターが続々と誕生してきました。日比谷は現在もなお、「エンターテインメント文化の聖地」として進化し続けているのです。

4:Executive Lounge_Mercure Tokyo Hibiya 大.jpeg
プリビレッジ・スイートルームのゲストが利用可能な3階のエグゼクティブ・ラウンジ。「ローカル・ディスカバリー(地域の発見)」の食体験、ディナー前のアペロが楽しめる(飲み物やおつまみ)。

メルキュール東京日比谷内にはインターナショナルな雰囲気が漂い、気取らないスタッフの笑顔のもてなしに肩の力を抜いて旅の疲れを癒し、丁寧な対応に心休まる滞在が約束されています。ホテルがコンセプトに挙げたのが、「劇場の舞台美術 (Stage Art)」。内観がリノベーションされた館内は、エントランスに入ればアートに彩られた別世界が広がっています。「華やかな劇場や活気あるライブ会場がインスピレーション源となった」と掲げるように、インテリアの非日常感に、まるで舞台の幕が開いたときのような、また時にはモダンクラシック映画のワンシーンのような高揚感を感じ、体感してわかるデザインコンセプト「劇場の舞台美術 (=Stage Art)」に、なるほど......と納得です。

3:Guestroom_Mercure Tokyo Hibiya 大.jpeg
6:Restaurant_Mercure Tokyo Hibiya 大.jpeg
レストラン&バー「La Scène」内。椅子やテーブルも様々なタイプが並びソファ席も。ここで国内の食材をベースに季節感溢れるフランス料理との融合、独自の料理を満喫。

筆者はかつて大学時代をフランスで過ごし、学生時代からフランス国内を頻繁に旅する度に、フランスの香り漂うメルキュールのホテルに何度もお世話になりました。パリを拠点とするホテル運営会社アコーホテルズは、1967年に設立された世界的な大手ホスピタリティグループ。そのアコーが放つミッドスケールブランドのメルキュールは、世界中にホテルが乱立する過当競争の中で、個性を失うことなく、周囲に迎合するでもなく、いまも加速度を増しながら我が道を走り続ける姿が眩しく見えます。

8:Restaurant dishes_Mercure Tokyo Hibiya 大.jpeg
レストランは朝食、ランチ、ディナー営業の他、カフェ&バーとしても。料理はコース、アラカルト、そして「Le Goûter」(仏語で、味わう、おやつ等の意味)は日本ではアフタヌーンティーとして。「La Scène」ではケーキとドリンク(コーヒー、紅茶、日本茶など)のセットが1800円。

そのホテルがアートの世界とともに力を入れるのが、"食"の提供です。ここメルキュール東京日比谷では、地下1階とはいえ自然光の入る快適なレストラン&バー「La Scène」(フランス語で場面の意味)で、生産者にこだわった国内産の旬の食材を用い、伝統的なフランス料理の技法をもとにオリジナル料理を提供しています。5月の終わりころからは爽やかな初夏メニューが登場しています。レストラン名の意味通り、ゲストの人生の大切な"シーン"となることを願い、食の愉しみを最大限にプロデュースしているといいます。

7:Restaurant semi private room_Mercure Tokyo Hibiya 大.jpeg
レストラン内のアートフルなセミプライベートルーム。

高級感と独創性を漂わせながら、同時にカジュアルで温かい雰囲気のホテル。ビジネスマンから観光客、カップルや女性同士、家族の利用まで、様々なゲストが満足するホテル本来の"寛ぎ"を感じさせてくれました。

メルキュール東京日比谷

東京都千代田区内幸町1-5-2

Tel:03-3503-5051

www.mercure-tokyo-hibiya.com

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