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「絶対ミスする」そんな苦手意識を克服できる! FWやUTをうまく打つ方法

  • 2024.6.5

「FWやUTは払い打ちがいい」そう言われて実際にやってみると「あおり打ちになってダフった」「ボールの頭を叩くような大きなミスが出た」という人も多く、FW&UTに苦手意識がある人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、FWやUTをうまく打てる方法を3ステップに分けてレッスン。順を追って3つの動きを身につければ、FWやUTの苦手意識はなくなりうまく打てるようになるはずです。

STEP 01

最初は〝手打ち〞からスタートまずは打ち込める“腕使い”を習得しよう!

FW・UTをうまく打つための最初のステップは「手打ち」です。「手打ち」のポイントは、クラブを上からしっかり打ち込むこと。本来「払い打ち」が理想なのに最初に打ち込むことを覚えるのはおかしいと思うかもしれませんが、「払い打ち」といってもゆるやかなダウンブローであって、アッパーではありません。そのためにも上から下の腕の動きの習得が必須。これができていないと体が正しく動いたときに払い打ちではなくあおり打ちになってしまいます。

ボール位置は真ん中完全な手打ちでOK

ボール位置はスタンスの真ん中。振り幅は肩から肩くらいの、体を回す意識がなくても振れる範囲でスイングする。

刃から打ち込むインパクトでOK

ハンドファーストに打ち込んで、ロフトが立った状態でインパクトする。刃が地面に刺さる感覚でOK。

まずは完全な手打ちでいいので、フェース面をボールにぶつけるようなイメージで、リーディングエッジから地面に打ち込んでください。これで、5球連続で芯に当たるショットが出たら、次のステップに進みましょう。

STEP 02

“打ち込む”イメージのまま「右傾軸」でスイング!

腕の振りは【STEP 01】の「打ち込む」イメージのまま、今度は上体を右に傾けて「右傾軸」を作ってスイング。腕は打ち込むイメージでも、軸が右に傾くことで入射角はかなりゆるやかになります。ポイントは、正面から見たときに頭がベルトのバックルよりも後方にあること。上体を右に傾ける感覚をしっかり身につけましょう。

頭がベルトのバックルより右

腰から上の軸を右に傾けるイメージ。頭がベルトのバックルよりも右にある状態でスイングしよう。

手の「グリグリ」でフェースを返すイメージ

強いプッシュアウトが出る人は、少しフェースを返す意識をプラス。手を「グリグリ」と回旋させてフェースを返そう。

STEP 03

腰のスライドをプラスすれば完成!

3つめのステップは、下半身の動き。打ち込む腕の動きを右傾軸でできるようになったら、そこに腰を左上にスライドさせる動きをプラスします。これによってインパクトゾーンが長くなり、理想の「払い打ち」が完成します。ポイントは右ヒザを伸ばしながら腰を押し込み、左斜め上方向にスライドさせること。

右ヒザを伸ばしながら左カカト側に乗る

このとき、左足はカカト側に体重を乗せる意識をもってください。そうすれば自然と体の回転が生じて、スムーズに振り抜けるようになります。


この3つのステップが身につけば、FW・UTはうまく打てます。これが「払い打ち」に感じるかどうかは人それぞれですが、ゆるやかな入射角でわずかに上からボールをとらえられるインパクトがマスターできるので、ナイスショットが打てますよ!


吉本 巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳でアメリカにゴルフ留学。20歳のときにアメリカでプロ資格を取得し、ミニツアーに参戦。帰国後はレッスン活動を行ない、現在は「表参道ゴルフアカデミー」を主宰する。


構成=鈴木康介、写真=田中宏幸

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