「あなたの夫はモラハラ」他人に言われて気がついた、夫婦関係が壊れている事実

皆さんは、パートナーに自分の意見を受け入れてもらえずつらい思いをしたことはありませんか？パートナーを精神的に支配しようとすることはモラルハラスメントにあたることがあります。今回ご紹介する作品は、産前産後の体力的にもつらい期間、夫の心無い言動で傷つき離婚を決意したとある女性の話を描いています。はるのコタン(@haruno_kotane)の作品『嫁失格なので訴えます！』をご紹介します。どうぞご覧ください。

離婚する！と突然言い出した夫

妻のヨシエさんは、夫と娘の三人家族です。ある日、夫から離婚を切り出されるヨシエさん。夫は、ヨシエさんとの生活が苦痛だったと言います。

精神的苦痛を受けた慰謝料を払ってもらうと、自信満々の夫。それに対してヨシエさんはショックというよりもあきれて物も言えない、という様子。一体なにがあったのでしょうか。

横柄な夫。これがモラハラ？

産後まもなく、夫が自宅で飲み会をしたいと言い出したら、皆さんはどう思いますか？飲み物や食事の用意もお願いされたら、さすがに断りたくなりますよね。

ヨシエさんは体調が不安定で、育児と家事をこなすことで精いっぱい。それに加えておもてなしをするなんて、誰が聞いても無理な話です。また、家にいるから暇と決めつけて、働くことを強要する夫。夫婦としての話し合いや協力し合う姿勢をまったく感じることができないですよね。

夫の後輩からヨシエさんはモラハラにあっているのでは、と言われて現状に気が付くヨシエさん。つらいと感じていても渦中にいるとそれがモラハラかどうか分からず、うまく夫と折り合いをつけられない自分を責めてしまうこともあります。第三者の意見というにはとても大事ですね。

夫婦はあくまで対等であるべき

パートナーは所有物ではありません。自分の思い通りにならないからと言って、相手を傷つける発言、暴力、精神的支配などをすることは許されません。夫婦はあくまで対等であるべきです。

そのことに最後まで気が付くことができなかった夫は家族の信頼も愛情もすべてを失うことになりました。独りよがりな態度がパートナーを苦しめていることに、最後まで気づかなかった結果ですね。

「あなたが大切」と言葉にすることは簡単です。肝心なことは、その気持ちが相手に届いていて、大切にされている実感が持てていること。自分の夫婦はどうだろうかと改めて考えさせられるお話です。

著者：ゆずプー