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ジェシー、髙地優吾、田中樹…SixTONES・バラエティ三銃士が令和のテレビ界を席巻するワケ【推しmovies】

  • 2024.6.5
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イラスト:大窪史乃

ジェシー、京本大我、松村北斗、髙地優吾、森本慎太郎、田中樹の6人からなるアイドルグループ・SixTONES。今や映画やドラマで引っ張りだこの彼らだが、バラエティでもその才能を遺憾なく発揮している。今回の【推しmovies】は、ジェシー、髙地優吾、田中樹の“バラエティ三銃士”にフォーカスする。(文・柚月裕実)
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【著者プロフィール:柚月裕実】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

SixTONES・バラエティ三銃士
イラスト大窪史乃

2020年のデビューから、今年の1月で5年目に突入したSixTONES。今年は1月に4thアルバム『THE VIBES』をリリースしたのを皮切りに、大阪、福岡、名古屋そして東京を回った4大ドームツアーを完走。

5月には12thシングル『音色』のリリースに続いて、7月には13thシングル『GONG/ここに帰ってきて』を発売予定と、スピード感を保ちながら活動を続けている。

今回はSixTONESのメンバーの中で、バラエティ分野でも活躍する“バラエティ三銃士”に注目してみたい。

音楽パフォーマンスはもちろん、ドラマに映画、舞台、ラジオ、雑誌と様々なフィールドで活躍する6人。その中でバラエティ番組でも活躍する筆頭が、ジェシー、田中樹、髙地優吾の3人だ。

メンバーの京本大我は、そんな3人の活躍ぶりを踏まえて“バラエティ三銃士”と命名した。

3人は、5月20日放送のバラエティー番組『ジョンソン』(TBS系)にて「芸人 VS アイドル」と題した放送回に出演。事務所の後輩である高橋恭平(なにわ男子)、松倉海斗、中村海人(ともにTravis Japan)、井上瑞稀、猪狩蒼弥(ともにHiHi Jets)と共に出演し、アイドル軍団を引っ張る立場で奮闘した。

●面白さとガチな部分のバランスが素晴らしい。バラエティ三銃士らしいスタイル

対決種目の中には平成のバラエティを彷彿とさせる、危険が伴うであろう種目もあり(もちろん事前に入念なテストを行った上での収録であろう)彼らの運動神経を信じながら手に汗握るような気持ちで見守った視聴者も少なくなかったはず。

それでも画面に映る彼らは、芸人軍団との対決に果敢に挑むだけでなく、ジェシーは対戦相手にアドバイスをおくったほか、ぬるぬるビーチフラッグス予選ではジェシー、田中、髙地がわずかな時間差で3人ともフラッグを手にして予選突破する一幕も。

このほか、後輩の奮闘を応援に、芸人軍団の挑発にも臆することなく立ち向かうなど、積極的に番組を盛り上げていた。後日、共演した井上が会員制ブログで番組出演を振り返っていたのだが、その中で、3人との撮影秘話に触れ、尊敬の念を込めたテキストを綴っていた。

奮闘ぶりはもちろん、対戦相手への気遣い、画面には映らない場面で聞こえてきた声、後日談と、そんなあれこれをひっくるめてバラエティ三銃士の魅力を感じたのと同時に、面白さとガチな戦い、そして優しさを含んだ彼ららしいバラエティのスタイルが見えてきた。

名付け親の京本も奮闘ぶりを見守っていたようで、Xに「うちのバラエティ三銃士がいれば令和は大丈夫そうだな。真のスターを決めるなら俺を呼ぶべきだったとは思うけど」と投稿を寄せていた。

●3人が放つ稀有な魅力

そもそも髙地優吾は、現在放送中の『スクール革命!』(日本テレビ)で行われた「3年J組!新入生オーディション」に同級生が応募したことをきっかけに芸能界の道へ。

経歴からしてバラエティの申し子といっても過言ではない。

取得した温泉ソムリエ、キャンプインストラクターの資格を活かした出演も増え、自ら熱望した『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)への出演も叶えた。街歩きロケから温泉にキャンプ、昼帯の生放送出演と、持ち前の笑顔と絶妙なコメント力で、番組にすーっと馴染むスキルも特徴のひとつと言えよう。

画面に映らない場面でも、髙地の声が聞こえてくることも多い。

ジェシーは、バラエティ番組の出演に留まることなく、舞台『ビートルジュース』ではコミカルなストーリーに挑戦。「ここまで笑いながら観劇したのは新鮮」というほどに新鮮な舞台体験をもたらした。

また、堪能な英語を活かした海外ロケはもちろん、過去には『オンナの出口調査』(フジテレビ系)という単発番組でナレーションを担当したことも。ポップな明るいテンションで番組に彩りを添えた。

そんなジェシーと共に『ハマダ歌謡祭』(TBS 系)に出演する田中。2人の頭文字をから“J2”と呼ばれる2人は、番組唯一のレギュラーメンバーとして番組を支えている。

また、田中は『SixTONES のオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)では固定メンバーとして毎週出演。週替わりでやってくるメンバーと共に生放送で個性と笑いに溢れるトークを聴かせてくれる。

グループではラップを担当しており、イカツいイメージを持つかもしれないが、ラジオのトークでは自虐ネタで笑いを誘ったりリスナーからいじられたりと、意外な一面も。

また、ジェシーと田中は、4月12日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演するにあたり、4年半ぶりに復活した番組名物の“階段降り”について語った。

「出演するならばカマしたい」「爪痕を残す」などと、ひとしきり盛り上がっていたのだが、実際のところは…。後日、ジェシーがゲスト出演した際に反省会さながらのトークを繰り広げていた。

●ファンを惹きつける「根底にある優しさ」

ラジオでのトークから出演番組でのもう一つの見どころをもたらすのも、彼ららしいスタイル。ユニークなトークから楽しみを繋げて広げていく、カッコいいだけではない親しみやすさの秘訣はこんなところにありそうだ。

ここまでバラエティ三銃士について書いてきたものの、京本、森本慎太郎、松村北斗の3人もドラマや映画、舞台で俳優として活躍する一方で、三銃士に負けず劣らず個性に溢れ、トークにも長けている。

SixTONESのYouTubeチャンネルを見れば一目瞭然だが、SixTONES は6人全員が高いバラエティ力の持ち主。

ファンの間では“青ジャージは神回”と言われているように、6人がゲームをするだけでも笑いが生まれるのだ。何をしていても根底にある優しさが感じられるのも特徴で、見た目の雰囲気や楽曲のインパクトとのギャップ、そして面白くてカッコよくてというヒーローのような姿に惹かれてしまうのだ。

(文・柚月裕実)

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