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石原さとみ、主演作への反響に「こんなにリアルタイムで作品を応援してくれる方が多かったのはうれしかった」<Destiny>

  • 2024.6.4
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ドラマ「Destiny」の最終回放送直前、作品への思いを語った石原さとみ 衣装=DOUBLE STANDARD CLOTHING
ドラマ「Destiny」の最終回放送直前、作品への思いを語った石原さとみ 衣装=DOUBLE STANDARD CLOTHING

【写真】亀梨和也からの手紙に感無量の石原さとみ

石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)が、6月4日(火)にいよいよ最終回を迎える。放送を目前に控える中、石原が取材会に登場。自身3年ぶりの連続ドラマ復帰となった本作への思いや、放送後に寄せられた反響などについて語ってもらった。

20年の時を超える“サスペンス×ラブストーリー”

本作は、横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原)が、かつての恋人・野木真樹(亀梨和也)と再会したことをきっかけに、自分たちの青春時代を終わらせた“友人の死”、そして20年前、検事だった奏の父・英介(佐々木蔵之介)を自殺に追い込んだ“ある事件”に隠された「真実」を追い求めていく姿を描いてきた。

毎回一つ謎が明らかになると、また新たな謎が浮かび上がってくる展開も注目を集めているが、本作の魅力は何と言っても、石原演じる奏と亀梨演じる真樹の関係性。仕事ができて自分のことを第一に考えてくれる貴志(安藤政信)という婚約者がいながら、かつての恋人・真樹に翻弄されていく奏の“許されざる恋”には、視聴者から多くの反響が寄せられた。

また、石原や亀梨のみならずキャスト陣の好演も大きな話題に。中でも、奏たちの大学時代の同級生で、第1話で命を落としてしまう及川カオリを演じた田中みな実の鬼気迫る熱演は、12年経っても奏たちが心に悔恨を抱える根拠として大いに説得力を持つ結果に。真樹の父・浩一郎(仲村トオル)の“ラスボス感”も強烈なインパクトを残した。

「友達から『今その話しないで!』っていうのはすごくありました(笑)」

ドラマの撮影から約1年が経過し、ついに最終回までたどり着いたことについて、石原は「撮影がクランクアップして、初回の番宣が3カ月前ぐらいにあったんですが、その時はあまり久しぶりな感じもしなかったですし、すごくワクワクしてたんです。でも、そこから最終回までがすごくあっという間に感じていて。

全9話ってこともそうですけど、『何だかあっという間に終わっちゃうな』っていうのもありましたし、その分とても強烈に覚えている撮影期間がすごく凝縮された作品をお届けしてきたんだなって思うと、『やっと“あの最終回”がお届けできるんだ』というのはすごく嬉しいですね」と率直な思いを。

6月4日(火)放送の「Destiny」最終回では、石原さとみ“奏”が20年前の事件とカオリの事故、そして放火事件の「真実」を知る (C)テレビ朝日
6月4日(火)放送の「Destiny」最終回では、石原さとみ“奏”が20年前の事件とカオリの事故、そして放火事件の「真実」を知る (C)テレビ朝日

また、本作への反響もいつも以上に大きかったようで、「海外旅行に行った友達も普通に配信で見ていましたし、やっぱり今回配信の力っていうのもすごく感じました。すごく多くの方に見ていただいてるなっていうのが実感としてあります。

(作品について)声をかけていただく機会も本当に多くて。みんなそれぞれ(のタイミングで)次の展開を追ってる状態で、『祐希!って叫んだタイミングだからそれ以降(のネタバレを)言わないで!』とか(笑)、『今その話しないで!』っていうのはすごくありました。

(普段から)周りでは結構応援してくれてるんですけど、こんなにリアルタイムで(作品を)応援してくれている、見て楽しみにしてくれている、しかも次回が気になるっていう子たちがすごく多かったので、それはすごく嬉しかったです」と振り返った。

現場でも“感想戦”が盛り上がる?

本作の脚本は驚きの展開を見せることが多かったが、現場でもキャストやスタッフ間で大いに盛り上がっていた様子。石原は「キャストやスタッフはみんな先に台本を頂くんですが、(現場では)台本をもらうたびに、『どういう最終回にするのか』ってみんなの中ですごい議論があったんです。

結末は決まっているんですけどスタッフもキャストも(その時点では)知らないので(笑)、『奏はどうなるんだろう』『真樹は死ぬの?生きるの?』とか。一回(野木家が)火事になったタイミングでは、『どういうこと?』ってザワザワしたり、台本をもらうたびに盛り上がっていました。

しかも撮影中の、シーンを撮っている合間とかに台本をもらうので、待ち時間に一気に読んだらキャスト同士で『読んだ?』って話し合っていて。3話のラストで、奏と真樹が歩道橋でキスをするシーンがあったんですが、撮影中に違うところでそれを読んだスタッフさんの『エ~ッ!』ていう叫び声が聞こえてきたり(笑)、みんなが台本を読みながらリアルタイムでリアクションしているのを受けていて。

最終回は、台本をもらった後にみんなで『なるほど!』って、読みながら感想を語る回みたいなものが現場で繰り広げられるくらいで。『これについてどう思った?』ってすごく盛り上がりました。視聴者の皆さんにも予想を立てていただきたいですし、奏の“運命”というものに対してどういう決断をしていくのか、楽しみにしていただけたらうれしいなと思います」と明かした。

石原さとみ 衣装=DOUBLE STANDARD CLOTHING
石原さとみ 衣装=DOUBLE STANDARD CLOTHING

最後に、「皆さんの感想やリアクションが本当にうれしくて。撮影がんばって良かったととても思いますし、終わってしまうのが寂しいのですが、最終回が本当に(見どころが)詰まっているんです。20年前の事件の真相だったり、真樹と奏の決断だったり、仲村トオルさん演じる浩一郎とのバトルだったり…。

さまざまなことが凝縮された最終回になっているので、ぜひ見ていただいたらうれしいなと思いますし、いろんな伏線回収をしているので、配信でイチから見ていただけると、より楽しんでいただけるのかなと思います」と語った。

ドラマ「Destiny」最終回は、6月4日(火)夜9:00よりテレビ朝日系にて放送。

「Destiny」最終回あらすじ

病衣姿の亀梨和也“真樹”と向かい合う石原さとみ“奏” (C)テレビ朝日
病衣姿の亀梨和也“真樹”と向かい合う石原さとみ“奏” (C)テレビ朝日

最終回では――

テレビから流れてきた民事党総裁就任報告のニュースを見ていた奏(石原さとみ)は、20年前の「環境エネルギー汚職事件」を思い返していた。この事件の裁判で罪に問われた東正太郎議員(馬場徹)は、弁護士を務めた浩一郎(仲村トオル)の力で無罪を勝ち取った一方、主任検事を務めていた奏の父・英介(佐々木蔵之介)は、身に覚えのない疑惑を掛けられ自ら命を絶ったのだった。

だが次の瞬間、奏はテレビ画面に映った人物に釘付けになる。正太郎の父親で元総理大臣・東忠男(伊武雅刀)の傍らで拍手していた男こそ、真樹(亀梨和也)が容疑者となった「野木邸放火事件」の現場で目撃され、宅配業者の置き配証明写真に写り込んでいた人物だった。

すぐさま国会議員便覧を調べ、その男が東元総理の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だと確認した奏は、入院中の浩一郎の元へ。「環エネ事件」の“真相を封じ込めた”父の死、友人・カオリ(田中みな実)の事故、真樹の失踪、そして今回の放火事件…。すべてが繋がっていると確信した奏は、浩一郎に真実を教えてほしいと懇願する。

20年前、浩一郎は「環エネ事件」の公判で検察側の証拠をすべてを覆し、東正太郎議員を無罪へと導いた。そんな彼の自宅を放火し、命を狙ったのが秘書の秋葉だったという事実を突きつけた奏は、「とても無関係だとは思えない。あなただけが知っていることがあるはず」と切実な思いで問いかける。その思いに、浩一郎は重い口を開く。

一方、病状が進行した真樹は、貴志(安藤政信)の執刀で手術を受けることを決意するが…。20年の時を越えて驚がくの真相が明かされるとともに、奏と真樹の運命的な恋にも決着の時が訪れる。

――という物語が描かれる。

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