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【犬旅・青森津軽観光&宿泊編】 弘前城さんぽや絶品アップルパイ、ドッグラン付きカフェをナビゲート:豆柴・まもるくんの旅日記

  • 2024.6.5

豆柴・まもるとの旅、3か所目は青森の津軽にやってきました! 宿泊先の「界 津軽」で青森の伝統文化に触れながら、桜の名所「弘前公園」でのお散歩やサクサクのアップルパイ、おすすめのドッグラン付きカフェを楽しんできました。今回もたくさん歩いて、走って、まもるも満足気の様子。そんな津軽の犬旅を、詳しくお届けします!

旅をするのは…

豆柴・まもるくん

2歳の雄、赤豆柴の「まもる」。とにかくビビリで警戒心が強く、ガンコなザ・柴犬。上手く甘えられないツンデレな性格ですが、飼い主家族にだけはたまにスキスキサインを見せてくれるのが可愛すぎる! 今回の旅はそんなまもると一緒に、美容ライター森本が横浜の自宅から那須→蔵王(宮城)→津軽→函館→小樽→札幌→トマム→白老町→函館→奥入瀬→松島(宮城)→磐梯山(福島)と、3週間かけて車で移動。まもると一緒の初めての長期旅行を、ブログ形式で赤裸々にレポートします!

今回訪れたのは…

界 津軽

津軽地方の奥座敷に佇む、津軽文化が光る宿。

所在地:青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1
電話:050-3134-8092 (界予約センター)
客室数:40室*愛犬ルームは5月末で終了
チェックイン 15時/ チェックアウト 12時
料金 :1泊 25,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込み、夕朝食付)
アクセス:(電車)JR奥羽本線大鰐温泉駅より車で約5分
(車)東北自動車道大鰐弘前ICより約15分

至るところで津軽の文化を感じることができる「界 津軽」

この旅行で行きと帰りと二度立ち寄る予定の青森。まずは弘前から近い、名湯「大鰐温泉」にある「界 津軽」にお邪魔しました。館内に入るとまず目に入るのが、広々とした開放感のあるロビー。奥には津軽の風景が描かれた日本画の巨匠・加山又造さんによる壁画が存在感を放ち、青森での旅の始まりに期待が膨らみます。

季節ごとの風情を感じることができる「津軽四季の水庭」

ロビーから繋がる、木々と水面が美しい「津軽四季の水庭」。春は新緑、秋は紅葉など季節の移り変わりを感じることができます。ロビーにはコーヒーなどのドリンクサービスがあり、テラスで水庭を眺めながらゆっくりとティータイムが楽しめます。

青森の文化を感じる「ねぷた」の装飾

食事処へ向かう途中も「ねぷた」の迫力のある装飾が並び、青森の文化を至るところで感じることができます。こうしてその地域ならではの文化や伝統を楽しむことができるのは、温泉旅館ブランド「界」ならでは。

空間に溶け込むように並ぶ「津軽びいどろ」

光が降り注ぐ明るい廊下には、伝統工芸「津軽びいどろ」が美しく並べられています。透き通る赤いガラスが華やかで、夜は照明としても活躍。津軽らしい、りんごの木のオブジェもかわいい!

四季を感じながら温泉に浸かれる「かまくら露天風呂」

お風呂は青森ヒバでつくられたりんごが浮かぶ内風呂と、かまくらのようなアーチ型の露天風呂があります。この「かまくら露天風呂」は2022年に誕生したばかりで新しく、ほかでは見ないユニークなお風呂。春の新緑もさることながら、冬の雪景色は圧巻だそう。肌をしっとりさせてくれる「大鰐温泉」のお湯にゆっくりと浸かり、心身ともにリラックスできました。

大間のまぐろに花見蟹! 青森の贅を尽くした特別会席

「大間のまぐろと花見蟹の会席」の先付け、花見蟹の甲羅盛り

「大間のまぐろと花見蟹の会席」の割鮮、鮪のお造り、握り寿司、赤身、中トロ

楽しみにしていた食事は、青森の海の幸山の幸を堪能できる季節の会席。さらにアップグレードして特別会席をいただくと、春は「大間のまぐろと花見蟹の会席」、夏は「鮑の氷しゃぶしゃぶ会席」、秋~冬は「大間のまぐろづくし会席」と、より贅沢な食を楽しむことができます。

花見蟹は初めて聞きましたが、お花見の時期に旬を迎え、青森の春に欠かせない蟹なのだそう。ハーブでふんわりと蒸した蟹はふっくらとやわらかく、ほんのり甘くて絶品! 憧れの大間のまぐろはとろけるような美味しさで、刺身、寿司、鍋にとさまざまな食べ方でいただくことができ大満足でした。

夜のお楽しみは迫力の「津軽三味線」

「界」では地域の文化を無料で楽しめる「ご当地楽」というスペシャルなサービスがあり、「界 津軽」では「津軽三味線」の演奏がありました。「叩き」といわれる打楽器的な奏法が特徴の津軽三味線。実際に聞いてみるととても力強く、多くの人が聞き入っていました。津軽の景色が描かれた迫力のある壁画の前で演奏される様子は、圧巻です!

青森の伝統工芸「こぎん刺し」を体験

もうひとつの「ご当地楽」として、津軽の伝統工芸「津軽こぎん刺し」の体験も。本来はとても繊細な技術が必要なこぎん刺しですが、簡単に体験できるしおり作りのキットが用意されていて、さっそくつくってみました。しおりの柄は3種類、糸の色は12種類から選べ、私はりんご柄をチョイス。ものづくり体験を通してその地域の文化を体感できるのは嬉しいですね。

今回まもると一緒に宿泊した「界 津軽」ですが、残念ながら愛犬ルームは5月いっぱいで終了とのこと。ただ青森には同じ星野リゾートの施設が「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」と「星野リゾート 青森屋」の2か所あり、どちらも愛犬と一緒に泊まることができます。奥入瀬渓流ホテルは今回の旅行後半に宿泊予定なので、愛犬との様子は改めてレポートします!

弘前城のまわりはお散歩コースに最適!

青森を代表する観光名所、弘前城。桜の名所としても有名ですよね。お城を中心とした敷地全体が弘前公園となっていて、外周は約3.3キロ。お散歩としてはちょっと大変でしたが、ぐるっと一周歩いてみました。歩道は広くて歩きやすく、桜の木は新緑が美しい季節。深まる緑の中のお散歩は私たちにとっても気持ちよく、まもるも上機嫌で歩いていました。

弘前城を見るときは抱っこかカートが必須

ワンコが喜びそうな自然いっぱいの弘前公園ですが、弘前城付近含め敷地内すべて、ワンコは抱っこするかカートなどに入れるかしないといけません。ただ階段や凸凹した道も多いので、実際はカート移動も難しそうです。まもるは抱っこして、お城に一番近い入口「春陽橋口」から入ることにしました。小さいワンコはリュックの利用をおすすめします。この日はくもりでしたがお城の前は展望がよく、とても気持ちよかったです。

公園前にあるスタバはテラス席がありワンコOK!

お散歩後は弘前公園の前にある「スターバックスコーヒー 弘前公園前店」でひとやすみ。このスタバ、実は国内に3店舗だけ存在する登録有形文化財の店舗で、とても重厚感のある雰囲気。テラス席はワンコOKなので、お散歩に疲れたらぜひ寄ってみてくださいね。地域限定商品で、「津軽びいどろ」のグラスも販売されていました。

りんごの街、青森で食べる絶品アップルパイ

青森といえばりんご。りんごといえばアップルパイということで、美味しいアップルパイを探すことに。宿泊先の「界 津軽」のスタッフさんに「弘前アップルパイガイドブック」なるものをいただき見てみると、アップルパイのお店は何十軒もあるではありませんか! 聞けば「青森のアップルパイといえばこれ」というものはなく、お店により味も形もさまざまで、みなさん好みのものがあるのだそう。

結局私が見た目で選んだのが「グランメルシー」(旧アンジェリック)のアップルパイ(¥460)。サックサクのパイ生地の底はカリカリにキャラメリゼしてあり、上には薄くスライスした生のりんごをのせ、そのまま焼き上げているのだとか。使用しているりんごは、地元農家からその時期の旬の品種を使っているそうで、甘すぎずしっかりと酸味も感じられ、とても美味しかったです。イートインはできないので、テイクアウトして公園でいただきました。

グランメルシー

青森県弘前市野田1-3-16
0172-35-9894
営業時間:09:30~18:00
定休日:火曜日、第2・4水曜日
https://grandmerci-hirosaki.com/

少し足を延ばして…… りんごの木に囲まれた、居心地のいいドッグラン付きカフェ

弘前市からは少し離れますが、車ならぜひおすすめしたいのがこちら。リンゴの木に囲まれた、広々としたテラスがとっても心地いい一軒家のカフェです。テラスだけでなく店内にもワンコを連れていくことができ、ワンコ用の食事もいただけます。弘前城付近にはテラスがあるお店が少ないように感じたので、ワンコ連れにはとても貴重な場所。

のびのびと走り回れる、広々としたドックラン

訪れたときにちょうどほかのワンコも来ていて、一緒に遊ぶことができました。旅行中はなかなかほかのワンコと遊ぶ機会がないので、まもるもとても嬉しそう! ドッグランの中にテーブルやイスもあり、まもるを遊ばせながらドリンクを飲むことができました。

ゼルコーバ

青森県南津軽郡藤崎町藤越東亀田59-3
0172-55-5619
営業時間:10:30 ~16:00
定休日:月曜日、第1・第2火曜日

犬旅後記

初めての青森では、大間のまぐろをはじめとする新鮮な海の幸や名産のりんごなど“食”を満喫。少し残念だったのは、弘前公園やりんご公園などお散歩に最適な場所で、まもるをリードで歩かせることができなかったこと。ただこれは飼い主のマナー違反の積み重ねが原因のひとつのようです。わたしたちがしっかりとマナーを守ることが、ワンコとおでかけしやすい環境づくりの第一歩なのだと改めて思いました。このあと旅はいったん本州をでて、いよいよ北海道に向かいます!

text:Nahoko Morimoto
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