ハーブとは、生活の中に役立つ香りのある植物の総称です。飲んだり食べたり飾ったり…使い道がたくさんあります。もっと生活の中に、取り入れてみませんか? 今回は、簡単に作れるハーブを使ったドレッシングの作り方をご紹介します。お庭でハーブを育てている方は、採れたてハーブを使ってみてくださいね。 もちろん、スーパーに売られているハーブでもおいしく作れますので、ぜひトライしてみましょう。
ハーブを上手に育てるポイントは?
ハーブは丈夫な種類も多く、日当たりのよい場所があれば、栽培可能です。
このようなプランターでも育ちますよ。
ハーブを育てるポイントは、風通しをよくすること!
ハーブは生育力旺盛なので、放っておくと、大きくなりすぎることも。大きく育ってくれるのはいいのですが、問題は、葉同士がくっついて風通しが悪くなってしまうことです。風通しがよくないと、蒸れてしまい、カビが生えたり、虫の標的になったり…と悪循環を呼びます。
そもそも、高温多湿の日本の環境は、ハーブにとって過ごしやすい環境ではありません。生長してきたら、切り戻しを行い、常に風が通るようにしてくださいね。
また、やわらかい状態で食べられるように栽培しておくのも、大切なポイントです。ごわごわした葉ではなくて、いつも新芽のような状態だとおいしく食べられますよ。
ドレッシングに向いているハーブ
ドレッシングに入れるハーブは、スイートマジョラム・コモンタイム・フェンネル・イタリアンパセリ・チャービル・チャイブ・ディル・ミントなど、葉や茎がやわらかい種類のものがオススメです。
今回は、みじん切りにしたハーブをそのまま使います。ローズマリーのような松の葉の形をしたものや、レモングラスのような繊維質の多いものは、口の中に残ってしまうことがありますので、避けましょう。
ハーブの下準備をしましょう
ドレッシングにするために、ハーブを2~4種類ほど用意します。
今回は、スイートマジョラム・コモンタイム・フェンネルを使ってみます。葉のサイズや形状によって、使える場所が変わるので、それぞれ見ていきましょう。
スイートマジョラムのような大きめの葉のタイプは、茎から葉を取り、葉だけをみじん切りにします。
コモンタイムのような小さめの葉のタイプは、茎から葉を取り、葉だけをそのままのサイズで使います。
フェンネルのような、茎の部分も柔らかく香りがあって食べられるタイプは、全体をみじん切りにします。
ハーブの量は、みじん切りの状態で、おおよそ大さじ2~3杯をご用意ください。
ハーブドレッシングの作り方
【材料】
- 白ワインビネガー 150㎖
- はちみつ 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 小さじ1
- ブラックペッパー 少々
- フレッシュハーブ 大さじ2~3程度
量はお好みで調整してください。慣れないうちは少量から試してみてくださいね - 密閉容器やビン 200㎖容量のもの
事前に煮沸消毒をしておきましょう
【作り方】
1.ハーブを細かく刻む
2.すべての材料をビンの中に入れて、よく混ぜて完成
日がたつと、ハーブの色が変わってきてしまうので、使う分だけ作るのがオススメです。防腐剤など入っていませんので、残った分は冷蔵庫で保管し、早めに使い切ってくださいね。ハーブドレッシングは、サラダはもちろん、お魚のカルパッチョにも合います。また、冷ややっこにかけてもおいしく食べられますよ。
ぜひ、いろんなレシピに使ってみてください
Credit
写真&文 / 堀久恵 - 花音-kanon- 代表 -
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。