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店長「当店にお越しのお母さんへ」 飲食店の貼り紙に「泣いた」「これぞ粋」

  • 2024.6.6
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幼い子供を育てている間、親の生活は何をするにも子供が中心になってしまうもの。

例えば、家族で外食をするだけでも、「子供が食べられるメニューはあるか」や「我が子の面倒を見ながら食事ができるか」といった悩みが付きまといます。

中でも、「子供は静かにしてくれるだろうか」というのは、大半の人が抱く不安。子供が店内で騒いだり、食べこぼしたりすると、親は申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうのです。

ラーメン店で目にした『子連れ客へのメッセージ』

ある日の夜、ラーメン店を訪れたTOMO(@ellg562)さん。

おいしいラーメンを味わい、店内のトイレを利用した際、壁に貼り紙が掲示されていることに気付きました。

つづられていたのは、店長から子連れ客への『お願い』。しかし、その内容は「静かにしてほしい」などといった、親を畏縮させるものではありませんでした。

なぜならば、店側の『お願い』は子連れ客への思いやりにあふれたものだったのです。

小さなお子様が食べこぼしをしても、どうか気になさらないでください。

そのままの状態でお帰りください。決してスタッフに謝らないでください。

いつも育児を頑張っているお母さん、当店にいらっしゃる間くらいは、ゆっくりくつろいで食事を楽しんでください。

店からの『お願い』は、「子供が粗相をしても気にせず、この店ではゆっくりとくつろいで、楽しい食事のひと時を過ごしてください」というもの。

前述したように、幼い子供は基本的に落ち着きがありません。また、食器の扱いにもまだ慣れていないため、自宅の食事でもよく食べ物をこぼしてしまいます。

そのため、親がいくらすぐ横で気を付けていても、時には机の上などを汚してしまうことも。対応に追われては、せっかくの外食でも心身が休まらないでしょう。

2児の父親である店長は、自らの経験を元に、その気持ちをしっかりとくみ取っている模様。これまで、子連れ客が肩身の狭い思いをしているのを見て、胸を痛めていたのかもしれません。

貼り紙を見て、心が温まったというTOMOさん。Xに写真を投稿したところ、店の取り組みを称賛する声が集まりました。

・泣いた。こんなにも優しい店があるだなんて…。

・幼い子供がいる親には、本当にありがたい貼り紙。この言葉があるだけで安心できる。

・自分も昔、同様の貼り紙を飲食店で見たことがある。これぞ粋。

子供の世話を母親が担うことが多いためか、この貼り紙は母親に宛てたものになっていますが、多くの父親も同様の苦労をしているはず。

子連れで同店を訪れた人は、誰もがこの貼り紙を見て胸をなで下ろし、家族と一緒に思い出に残る楽しいひと時を過ごしたことでしょう!

[文・構成/grape編集部]

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