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「初めての習い事」にサッカーがおすすめな3つの理由。水泳や他のスポーツにはない魅力とは

  • 2024.6.4

我が家は息子が3歳になったタイミングで、習い事について考え始めました。そこで、子育てを経験したママやパパさんたち約5500人に、「子どもの初めての習い事は何にしたか?」というアンケートを取ってみることに。すると、約4割もの子どもがスイミングを選択しているようでした。アンケート結果スイミング 37.4%体操(運動教室) 18.6%音楽教室・ピアノ・リトミック 18.5%公文・英語・お勉強系 15.7%バレエ・ダンス 5.4%サッカー 4.6%しかし、我が家ではアンケートで少数派となっていたサッカーを選択。子育てに関してあまりこだわりを持たない夫が、鼻息荒く「絶対サッカー!」と主張したのには次のようなワケがありました。

1.ボールひとつあれば、友達が作れる

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夫は小学校からサッカーを始め、中学高校とサッカー部で泥まみれになり、そのままサッカーが有名な大学へ進学、とサッカー一筋で生きてきました。進学する度に新しくなる交友関係に尻込みしそうなときでも「俺にはサッカーがある」と自信満々に交友関係を広げていく少年。サッカーは、世界で一番プレイ人数、ファンが多いスポーツです。全国どこの学校に行っても必ず部活があり、新しい環境に飛び込んだときも、サッカーが人との縁を繋いでくれたそう。学校だけではありません。なんと中学生レベルの英語力のままシンガポールへ転勤となったときも、彼はサッカーで現地の社員とすぐ打ち解け、連れ立ってクラブへ出かけ、通訳までさせてナンパするほどに。鋼のメンタル、そして、なんて軽やかなフットワーク。確かに言葉が喋れなくても、初対面でも、「人と絶対に仲良くなれる切り札」は子どもの人生に持たせてあげたいもののひとつです。

2.ルールが簡単でコストがかからない

初めての習い事でサッカーがおすすめな理由の中でも声を大にして言いたいのが、ルールが簡単!なことです。3歳と言っても成長具合はそれぞれ。体の大きさもそれぞれ。でもサッカーは「手を使わず」「ボールを蹴って」「ゴールにいれる」それだけ。オフサイドなどの細かいルールは勿論ありますが、必要最低限のルールがいたってシンプルなのが子どもにとってとても魅力です。また、ボール一つで始められるのもとても魅力的。サッカーは雨でも決行の場合が多く親も心配ですが、休んでしまっても水泳やピアノのようにお友達から遅れをとる心配もさほどありません。心配なら、おうちや公園で親と練習すればオッケー。そう、ボール一つあればできるから。

3.サッカー人脈で年収300万円上げた夫

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そんな我が家の夫は、失礼だけれどいわゆる「Fランク大学」の出身です。出会った当初は中々のブラック企業に勤めていて、この人、きっと早死にするなぁなんて思ったのを覚えています。そんな中でも土日にはいそいそと社会人サッカーに出かけ、ものすごいスピードで交友関係を広げてるなと思っていたら、人生最後の転職にチャレンジをしていました。そしてその転職で年収300万円上げるとんでもない奇跡を起こした のですが、それは彼がサッカーで築き上げてきた人脈と縁によるものでした。

「たまたま」は運だけじゃない

「え? ○大学サッカー部? ●●さんって知ってる? 後輩なんだけど…」絶対落ちると思ってた憧れ企業の最終面接、まさかの面接官の1人が、大学時代の恩師の元チームメイト(先輩)という奇跡を起こした旦那。この面接官の方が猛プッシュしてどうやら採用に少し色をつけてくれたようで、まさかのコネ……口利きを土壇場でゲットしたのです。なんだよ、コネかよ、と言われればそれまでですが、コネだろうとなんだろうと人生はチャンスを掴んだもの勝ちであることは確かで、私からするとこの奇跡のコネは旦那の今までの努力の賜物だなと思っています。小さい頃からサッカー一筋、晴れの日も雨の日も練習ばかり、サッカーが強い大学に入りシゴキに耐えたのに4軍のベンチ温め要員。サッカーで活躍こそできない人生ではあったけれど、着々とコミュニティを開拓し、人脈を広げてきたからこそ、チャンスを引き寄せたようにしか思えませんでした。そしてもしこれが「水泳」であったなら…彼の人脈とコミュニティは今ほど広がってはいなかったし、謎に湧き出る「俺にはこれがあるからどこに行っても大丈夫」という自信に繋がらなかったと思います。この話を聞いて我が家は息子の初めての習い事をサッカーに決めました。例え勉強が苦手で学歴が本人の理想通りにならなかったとしても、学歴だけじゃないチャンスがこの世の中には沢山あると思ったからです。

とりあえずやってみたらわかったこと

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低月齢から始めやすいサッカーですが、年齢が上がるにつれて中々厳しい現実があるのも確か。小学生の部活やクラブチームに入ると土日は基本試合で潰れ、家族の用事は入れられません。またほぼ保護者は応援に行きますし、サッカーは雨でも試合があることが多いので中々大変です。合宿や遠征になると車で送り迎えなども…。そんな厳しい現実は頭の片隅にそーっと置き、我が家は2歳半ごろからサッカーを始めました。早すぎたかな?と心配もしましたが、最初はボールを蹴ることすらできなかった息子は3歳半ごろからドリブルもできるようになり、こんなに上達するものなんだと度肝を抜かれる日々。あと何より本人がとっても楽しそうなのが親としては最高に嬉しい限りです。小学生になってからでもいいのでは?とも思いますが、進学する予定の学区の小学校には幼稚園のお友達がいないため、サッカーがお友達を作る手段になったらいいなと思い幼稚園から始めました。

習い事は立派なコミュニケーションツール

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子育てをする上で、学歴や学力はできるだけ身につけてあげたいと願うけれど、同じくらいに「自分にはこれがあるから大丈夫」という自信もつけてあげたいと思っています。サッカーはプレイ人数だけでなく、ファンも世界で一番多いスポーツです。テレビでのサッカー試合に影響されて社会人になってサッカーを始める人も多く、職場の人との距離が近くなったり、はたまた普段じゃ出会えないような人と出会えるチャンスが人口が多い分他のスポーツよりも多いのが現実。子どもが大きくなったときに自分で人脈を広げるコミュニケーションツールに。人見知りの子どもが新しい環境に飛び込んだときの最初の一歩に。例え世界の裏側に行ったとしても、ボール一つでコミュニケーションが取れるサッカーは子どもの唯一無二の自信に繋がると思っています。

【Profile】きえ(@kie_158)

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4歳と0歳の兄弟ママ。小3〜中3まで父の転勤でオランダに住み、インターナショナルスクールへ通う。帰国後、日本の高校とインターの格差に揉まれ屈強なメンタルを身につける。都内ネイルサロンでネイリストとして勤務、出産後は運営側に周り人事・教育を担当、現在育休中。2023年よりしまむらで子供服「Little WEEKEND」をプロデュース中。店舗、オンライン共に10分程という記録的な早さで完売となり、世の中のママを男の子服の沼にハメる活動中。

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