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そのダメな声掛けで、子どもが英語を嫌いになる⁉ 親が言ってはならない3つのセリフ

  • 2024.6.4

おうち英語講師と英語絵本読み聞かせ活動をしている辻めぐみです。地域で英語絵本の読み聞かせ活動をしていると様々な親子に出会います。英語に対する思いは人それぞれ。時折見かける「子どもに英語を好きになって欲しいなら言わないほうが良い親のセリフ」を3つピックアップして、より良い対応をご紹介したいと思います。

1.「英語ができないと将来困るよ。」

小学生以上の親御さんからはこんな声掛けが時々聞こえてきますが、不安を煽る形にしなくとも、子どもに英語の必要性を伝えることはできます。「周りの子に置いていかれるよ」「英語が出来ないと選べる仕事が減るんだってよ」といった不安を煽る言葉は避け、英語ができることで得られる楽しみやメリットを伝えるのがおすすめです。例えば

「ポケモンって実は英語版の名前もあって面白いらしいよ?」
「英語のほうが君の大好きな昆虫の情報がたくさんあるんだって!」
「英語を使えば世界中の人にあなたの好きな〇〇を伝えられるね。」

といった、子どもの心に寄り添ったポジティブな言葉がけができると思います。これにより、子どもは英語に対して前向きな気持ちになり自然と学びたいと思うようになるかもしれません。できれば親も一緒になって英語を使い、子どもや自分の世界を広げられると良いですね。

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2.「英語だからママは無理」

外国人が英語で話しかけてきた。図書館で子どもが持ってきた絵本が英語だった。おもちゃを買ったら説明書が英語だった。そんな時みなさんはお子さんの前でどんな反応をするでしょうか?例えばお子さんが親御さんに「読んで」と英語絵本を手渡した時の様子を見ていると、「英語だから読めないよ。戻してきて!」とすぐさま拒否する方もいれば、とりあえず本を開き分かる範囲で読んでみる方もいます。親御さんのお話を直接伺ってみると、意外なことに対応の違いは英語力の有無だけから生まれているのではありません。チャレンジ精神と柔軟性が大きく関係しているように感じます。英語に明るくないとしても、英語に対応しようとする姿勢はお子さんに見せることができますよね。というのも親が英語に対して抵抗感を持って避けようとすると、その姿を見た子どもは「日本語じゃない言葉は避けて通ればいいんだ」「英語って難しいものなんだ」と感じながら育つことになってしまいます。親のマインドは子どもに伝わりやすいものです。ベネッセ教育総合研究所の調査※によると、9割の中高生が英語の必要性を感じつつも、半数は自分が英語を使わない未来を予想していたそうです。これは、小さい頃から英語を使わない日本の家庭環境で育ったことも影響しているのではないでしょうか。英語がとても苦手な両親だったとしても、今はアプリで読み上げや翻訳をしてくれる便利ツールが沢山あります。それらの補助を借りながらでも親が英語に対応する姿を子どもに見せることで、英語を使う自分をイメージしやすくなると思います。※中高生の英語学習に関する実態調査 2014、ベネッセ教育総合研究所

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3.「英語で言ってみて!!」

英語教室に子どもを通わせている方からたまに聞くのが、子どもに英語を言わせようとする声かけです。成果がみたい親心は私もよく分かりますし、子どもが嫌がらない範囲であれば良い場合もあるかもしれません。ですが、子どもによっては英語を親から強要されるのがプレッシャーやストレスになることもあります。教室では良くても家では嫌という子もいるでしょう。英語が頭ではなんとなく分かっていたとしても、口に出すことは大人が思う以上にハードルが高いもの。英語を口に出さないからといって、子どもの頭に英語が入っていないわけでは全くありません。日本語にしても、知っている言葉をすべて口に出して使える(使いたい)わけではないはずです。どうしても子どもに英語を使って欲しいなら子どもが自分から英語を使いたいと思う環境を作るほうが得策です。英語教室や学校の授業で習ったことを家庭で活用できる機会を作ってみてはどうでしょうか。例えばリラックスした家庭空間の中で英語の歌を聞いてみたり、英語絵本を開いたりしていると、お子さんのほうから知っている英語を教えてくれるかもしれません。その際、「英語学習のため」と前のめりになるのではなく、親の思惑はいったん捨て純粋に親子の時間を楽しむことが長い目で見ると大切です。今は子ども向けの英語の歌は無料の音楽配信アプリやYouTubeでも聴けますし、英語絵本は地域の図書館で借りることもできます。身近にある英語のものを最大限活かして、お子さんが英語を使える環境を作ってみてください!

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まとめ

子どもに英語を好きになって欲しいなら言わないほうが良い親のセリフとより良い対応をご紹介しました。海外諸国に比べると、日本は英語を特別扱いしわざわざ敷居を高くしている部分があります。英語の間違いを恐れない背中を親が見せ、もっと気軽に家庭に英語を取り入れることが必要だと思います。そうすることで英語に対する肯定的なイメージが子どもの中にどんどん貯まっていきますよ!

【Profile】辻めぐみ/おうちえいご園(@ouchieigoen)

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5才女児と8才男児の母。立命館大学アジア太平洋大学卒。国際経営、港湾マネジメント、ロジスティクス専攻。卒業後は貿易会社、メーカー海外営業としてアジア圏を中心に国際ビジネスを経験。現在はおうち英語ブログ運営(個人)、社団法人音読協会認定インストラクターとして講座提供。企業主催セミナー登壇、子供英語教材サービスのマーケティング協力も行う。海外留学経験なしでTOEIC925。英語教授法TESOL Certificate、小学校英語指導者資格習得中。Instagram:@ouchieigoenブログ: おうちえいご園

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