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無痛分娩が出産を根底から変える? 理系研究職の母が、3人目の出産で無痛分娩を選んだ理由

  • 2024.6.4
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無痛分娩がしたい!!!

3人目の出産で、希望する人は少ないと医師の方々から言われました。助産師さんからも、「もう慣れているでしょ、妊娠・出産。無痛分娩でなくても、いいのでは?」とも諭されました。分かります。もう慣れているでしょう~という気持ち。さらに3人目となると何かと物入りです。無痛分娩はお金がかかります。少しでも節約した方が…。 でもね、

出産は痛い!

2回経験してもやっぱり痛い。私は、1人目の出産の時、41週になっても陣痛が来ずに経口と点滴の促進剤で2日に渡って出産。へその緒が赤ちゃんの足に絡まっていたようで、なかなか出て来ずにバキューム…帝王切開の一歩手前までいろいろ施してもらいました。2人目は、夜中に陣痛がきてから5時間以内の比較的早い出産。一般的にみると、ごく普通のお産を経験した私。もっと苦労されている方は多いと思います(頭が下がります)。さて、なぜ3人目で無痛分娩を希望したか。単純に、

痛みが恐怖だったのです

2人産んでるからこそ分かる、あの激痛。実は、2人目を産む前に先輩から「2人目のお産はラクだよ~」とアドバイスをもらっていました。頭の中お花畑の私は、【ラク=痛みが少ない】と解釈。いざ、陣痛が来た時に「待って。2人目も全然痛いじゃん!」とパニックを起こしそうになりました。2人目は前記したように陣痛~出産5時間以内の安産だったのに、痛くないものだと思っていただけにダメージが大きかった。やっぱり痛いよ。 3人目の妊娠が分かり、喜びに浸っていても、ふとよぎる痛み。もしも、少しでも和らげることができるならば、是非とも希望したい。

よし。誰が何と言おうと無痛分娩だ!

ということで、今年3歳になった三男の出産前に無痛分娩をいろいろ調べたので、体験レポート多めでお伝えいたします。・病院選び・無痛分娩の現実・さぁ、陣痛がきたぞ・陣痛がきてから出産まで・普通分娩と比べて・産後の体力やあれこれまずは無痛分娩とは何ぞやというお話。専門家でものない私が、無痛分娩を語るのは恐れ多いため、是非とも「無痛分娩」で調べて頂きたいです(←手抜きではないですよ〜)。参考までに、ウィキペディアでは『無痛分娩とは、麻酔を用いて痛みを緩和しながら分娩(経膣分娩)を行うことである。麻酔は一般的に硬膜外麻酔。』と書いていましたので、共有させてもらいます。さて、無痛分娩は、病院によって対応が様々のようです。病院によりますが、説明会やワークショップが無痛分娩希望者に開かれます。調べた限りでは、その回数が少ない所と頻繁に行われる所がありました。さぁ、病院はどうやって決めようか。

病院選び

長男・次男は里帰りで出産しましたが、三男は上の子達もいるのでお家の近くで出産したい。我が家は、関西の中でも比較的都会なエリアに住んでいるため、無痛分娩をしている病院はそこそこありました。中でも24時間無痛分娩に対応している医院で、家から車で20分以内に駆けつけられる産院にしました。妊娠が分かってすぐに、『この病院で出産したいです!無痛で!』と伝えました。日本ではレアなケースのため、自ら言わないと自然分娩の方ですよね。とスルーされてしまうケースが多いようです。結構ここがポイントです。妊娠初期~中期の時点で説明会がスタートするので。無痛分娩の意思を伝えると、私の病院の場合ですが、・数回の無痛分娩説明会・麻酔科医、助産師との個別面談がありました。沢山の資料を頂き、丁寧な説明がありました。病院側が、教えてくれた無痛分娩の特徴をそのまま以下に書き下します(あくまでも私の医院の場合)。①出産時にいきむ力が弱くなる②お産の時間が長くなる③上記2つゆえに、赤ちゃんに負担がかかる場合も④吐き気、低血圧、その他副作用もなることも⑤硬膜外麻酔の管がくも膜下腔に入り、脊髄くも膜下麻酔や局所麻酔薬中毒になる場合もある説明会でリスクに関してもたっぷり説明して頂きました。無痛分娩する?しない?の選択も陣痛が来てから決めたらいいから。と言われました(あくまでも私の医院の場合)。余談ですが欧米では医師が『自然分娩をみたことないケース』すらあるようです。それくらい無痛分娩がスタンダード!欧米で出産した友人にも「何で無痛分娩しないの?」と聞かれるくらい。日本と欧米との差にもビックリしました。さて、無痛分娩の説明会や面談を重ねると当初の印象とは違うことも分かってきました。

無痛分娩の現実

私が出産する病院では、「初めから最後までずっと無痛は無理ですよ。」と説明されました。

えっ?なんで?そのつもりでした。

医師によると、陣痛と共に子宮口が開きお産の準備に入る。『ある程度のお産の勢いがついてきた時に、麻酔を投与します。』とのこと。勢いがない場合はそこでお産をストップし、陣痛待ちになるとのこと。最悪、帰宅してもらう場合も。無痛分娩と言えども陣痛を何度か経験し、勢いが止まらない!という所で麻酔を投与する。分かりましたか?と助産師も医師も丁寧に説明してくれました。ええ。あれ?思ってたんと違う(汗)。完全に痛みがないと思っていましたが、そうではないようです。とはいえ、すでに2人出産した経産婦だからこそ分かります。あの後半の痛みを無くしてくれるなら、それでいいのよ。前半とは比にならないくらい、最後の痛みは悶絶しました。あそこを無痛でいけるのなら、そうして頂けませんか。あと、これは出産する病院による話なのですが私の病院ではこんな説明も受けました。【24時間無痛分娩可能ですが、18時以降の出産だと常勤する麻酔科医がいないため、当日、無痛分娩の意思を聞いてから担当に当たっている麻酔科医が駆けつけます。その時間が30-40分あるため、夜だと直ぐの麻酔対応は無理です。】お産が早い人は、麻酔が間に合わない場合もあるようです。なんと!そんなことも!分かりました。全てを受け入れて事前サインをしました。いざ出産を待つのです。お腹がパンパンの39週のある夜。ズズキ゚ズズン・・その日、鈍いお腹の痛みでふと起きました。枕元の携帯を見ると、22時30分。子供達を21時に寝かしつけてから、まだ1時間半くらいか…

お腹、痛いな

いつ産まれてもおかしくないと言われ、10日ほど過ぎようとしています。何なら、子宮口が3センチ空いていると診断されてからも数日経ちます。子宮口って、こんなに開けっ放しで良いのかしら。お腹の子はポコポコ蹴ってくるから、大丈夫だよね。うん。検診も欠かさず行ってるし。出産したら忙しい。よし、寝よう。スヤスヤ~

ズキズキズキギンギンギン

おっと。痛い!携帯を見ると22時40分。また来たよ。いや、1番初めは寝ぼけていたからかもしれない。10分間隔?ん?出だしから10分間隔なんて、そんなバナナ。でも、そのまさかは大いにあり得ます。39週。日数的にもいつ出産しても全くおかしくない。ここ数日同じようなちょっとした痛みを感じては、収まる時もあり…きたかも!と勘違いした前駆陣痛を何度も経験しています。ちょっとだけ横になろう。ズズキ゚ズズンズキズキズキギンギンギンやっぱり来たよ。10分後の10時50分に!間違いない。いや、間違っていても準備すべき。

さぁ、陣痛がきたぞ

スヤスヤ眠る夫を揺り起こす。「きたよ。陣痛、生まれるわ。」夫、ガバっと起き、「何すればよい?」とりあえず、貴方は着替えて。子供達もパジャマのままで良いから、ダウンを着せてくれないかな?用意しておいた入院グッズを取り、最近常に充電していたビデオカメラをバックに入れます。他は…イッテテテ急に動いたからか、陣痛がきました。この調子でいくと、本当に早い予感。病院に電話を入れると、「すぐに来てください」との指示。上の子達は年少と年長の時。グーグー寝ています。2人とももちろん連れて行かないと!夫が長男を抱きかかえ、私と3人で駐車場に。長男と私は、車で待機。ほどなく次男を抱っこした夫が降りてきました。なかなかの早さです。避難訓練があったら、表彰レベルだろうか。夜の街をブーンと車が走ります。「安全運転で良いから。私は、大丈夫だから。寝ている子供達と一緒に病院に来て。着いたら先に1人で降りるわ。」とカッコをつけてみたものの、イデテテ…陣痛は、5分間隔になってるーー夜の街を見ながら、会えるかもという期待と、ただただ辛い痛みに耐えます。夫、滑るような安全運転。いつもの大通りが見えてきました。そこを曲がれば病院は目と鼻の先。病院の前に車を付けてもらいました。私だけ荷物と共に降り、夜間受付のインターフォンに向かいます。痛みが定期的に来ています。夫にグッスリ眠る子供2人をお任せし、いざ!それにしても3人目となると強くなったものです。上2人の時は実家で里帰りだったので、母が付いてきてくれました。荷物も母に持ってもらった気がします。冷静を装い、夜間受付のインターフォンをならします。ピンポーン。「はーい」と助産師さん。私は私で振り絞り、「陣痛が来てる、先ほど電話したポニです。」と冷や汗を流しながら言います。と伝えると、「妊婦さんはどちらですか?」と聞かれました。荷物を持って、ズカズカと現れる付き添いと思われたのでしょう。そりゃそうだ。私も今にも倒れこみたいくらい痛い。

ズキズキズキギンギンギン

痛ーーい!!!大きめの陣痛がきました。「妊婦は私です…イデデ。もう5分間隔で陣痛が来てしまっています。」助産師さんがとこからともなく飛び出してきました。「ポニさん、処置室へ行き、分娩台上がりましょう。」分娩台に上がり、チラッと時計を見ます。【23時30分】。初めの陣痛から1時間か…「痛いね。ごめんなさいね。お着換えだけしましょ。お産用の服に着替えて下さい。」と助産師さん。痛みに耐えながら、お産用の着替えをします。「子宮口を診ます」と言われ、何とか横に。「6センチです。後1-2時間で産まれます。どうします?無痛分娩希望者でしたよね。しますか?」意外と冷静な自分が、脳内でおさらいをする。・夜間なので、麻酔科の先生が来るまで40分・カテーテルの処置←どれくらいかかるか不明・麻酔投入・効くまでに15分そして、追加料金もかかるぜよ。どうする?無痛分娩しますか?やめますか?次回に続きます!

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