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新垣比菜プロ、6年34日ぶりの優勝! ツアー制度施行後の“最長ブランク”は?【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.6.4
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国内女子ツアー第14戦、ヨネックスレディスは、新垣比菜プロが6年34日ぶりにツアー2勝目を飾りました。その間、苦しいこともたくさんあったと語っていた新垣プロですが、上には上がいるもので、88年のツアー制度施行後では、22年に金田久美子が記録した11年189日が最長ブランク記録になっています。

◆19歳で初優勝を飾るも…「ゴルフをすることが苦しかった」

初優勝よりも2勝目の方が難しいとはよく言われますが、ヨネックスレディスで6年34日ぶりにツアー2勝目を飾った新垣比菜プロもそのように感じていたのかもしれません。「勝てなかったときは、試合に出るどころか、ゴルフをすることが苦しかったです」と語っていました。沖縄県出身の新垣プロですが、シード権獲得のためにはなかなか試合を欠場するわけにもいかず、沖縄の自宅に帰ることすらできなかったと言います。「結構メンタルにきました」というのは、偽らざる気持でしょう。

6年34日を長く感じるか、短く感じるかは人によって違いますが、新垣プロにとっては相当長かったようです。18年のサイバーエージェントレディスでツアー初優勝を飾ったときはまだ19歳でした。ジュニア時代から注目されていただけに、これから何勝するのだろうと周囲も期待していただけに、まさか2勝目までにこれほどの年月を費やしたのは予想外でした。新垣プロ自身も「年数が経っているので、気持ちとしては初優勝した感じです」と語っていたぐらいです。

ただ、この新垣プロの記録、ツアー制度施行後に限れば、11番目となります。つまり、新垣プロよりも長く苦しみを味わった選手が10人もいるということです。

◆10年以上の“ブランク優勝”経験者は2人

ブランク期間が長い順に紹介しましょう。1位は金田久美子プロの11年189日(11年フジサンケイレディス→22年樋口久子三菱電機レディス)、2位は藤田さいきプロの11年35日(11年富士通レディース→22年大王製紙エリエールレディス)。10年以上のブランクを経て優勝したのはこちらの2人のみでした。

3位以下は、3位に中島千尋プロの9年297日(88年ダンロップレディス→98年健勝苑レディス道後)、4位は黄アルムプロの9年115日(09年ヤマハレディースオープン葛城→18年大東建託・いい部屋ネットレディス)、5位は涂阿玉プロの9年17日(93年東鳩レディス→02年再春館レディース)、6位は表純子プロの7年327日(05年スタンレーレディス→13年ヨネックスレディス)、7位は島袋美幸プロの7年5日(93年リゾートトラスト・クリナップレディス→00年住友VISA太平洋クラブレディース)、8位は原江里菜プロの6年350日(NEC軽井沢72ゴルフ→15年大東建託・いい部屋ネットレディス)、9位は山口裕子プロの6年182日(01年SANKYOレディースオープン→08年ヤマハレディースオープン葛城)、10位は森田遥プロの6年63日(17年北海道meijiカップ→23年スタンレーレディスホンダ)となっています。

ちなみに、ツアー制度施行以前を含めると、最長ブランク記録はデビー・マッシープロの13年1日(77年LPGA美津濃ジャパンクラシック→90年マツダジャパンクラシック)になります。ただし、マッシープロは国内ツアーでプレーしていたのではなく、招待選手として来た試合で久々に勝ったパターンでした。その間に、全英女子オープンを連覇するなど優勝自体を経験しています。

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