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黒糖の香りが沼る♪鹿児島ご当地スイーツ「ふくれ菓子」作ってみた!冷めてもモッチモチ♡【農家直伝】

  • 2024.6.4

みなさん「ふくれ菓子」って知ってますか?鹿児島県の郷土菓子の一つで、昔から家庭でよく作られていたお菓子です。材料は小麦粉や黒糖、重曹とシンプルながらも、素朴な甘さが懐かしいお菓子なんですよ!今回は、そんな「ふくれ菓子」のレシピが鹿児島県の農家から届きました。このレシピではジャムを入れるそうで、どんなお味になるのか気になりますね♪それではさっそく、作っていきたいと思いま~す!

小麦粉、重曹、黒糖などを混ぜて蒸した郷土菓子の「ふくれ菓子」。
重曹を使ってふっくらと仕上げるため「ソーダ菓子」とも呼ばれるほか、「ふくらかん」「ふくれかん」ともいうんだそう。
かつては、豊作を願う祭りの席や農作業時のお茶うけとして食べられていたそうですが、現在では、時期を問わず食べられる、老若男女から人気があるお菓子なんですって。

鹿児島県では今も家庭で作られているほか、スーパーマーケットや道の駅などで購入することもできるそう。
近年は郷土菓子として注目されるようになり、専門店などもできているということです。ふくれ菓子専門店…気になる~!

どこか懐かしい甘さ♡「ふくれ菓子」




材料
小麦粉…250g
米粉…50g
重曹…9g
白砂糖…125g
黒糖(粉末)…125g
あんずジャム※…100g
水…25ml

※元のレシピでは農家手作りのにんじんジャムを使用していますが、今回は市販のあんずジャムで代用しました。

作り方
1.小麦粉と米粉を合わせたら、ザルで丁寧にふるい、重曹を混ぜる。





このお菓子のカギとなる重曹!

2同じようにふるった白砂糖と黒糖を1に加えて混ぜる。



振って黒糖の塊を取り除きましょう。



3.2に水で溶かしたあんずジャムを加え、ダマにならないようによく混ぜておく。



ジャムを水で溶いたら生地に入れて、よく混ぜましょう。



おぉ、水分を加えた途端にシュワシュワし出した!そのまま混ぜ混ぜ~。


4.蒸気のあがった蒸し器の中に布を敷き、その上にクッキングシートで作った型を置き、3の生地を流し入れる。



今回は鍋の中にセットするタイプの「折り畳み蒸し器」を使っているので布は敷いていません。
陶器などの器だと生焼けになってしまったため、クッキングシートを箱型に折って即席型にしました。

5.強めの中火で40~50分蒸す。刺した竹串に生地がつかなくなったら完成。



しっかりと蒸し上げたら、竹串を刺して火通りを確認!



フワッフワに膨らみました~



完成です!蒸してる時から黒糖の香りが漂ってきて、なぜか祖母の家を思い出しました(笑)。
「おばあちゃんもよく黒糖のおやつを作ってくれたな~」と、懐かしい思い出に浸ってしまいました。



お好みの大きさに切って、いただきま~す!
断面はこんな感じ!しっとり、むっちりって感じです。

ん~~♡黒糖のコクのある甘みがおいしい~!蒸したてなのでホカホカと温かく、食感はしっとりモチモチ。
素朴なおいしさだからこそ、飽きがこず、パクパク食べられちゃいます。
あんずジャムを入れましたが、ジャムの味はそれほど主張せず、生地のしっとり感に貢献しているようです。



翌日になっても、固くならずにモッチモチ!チンする必要もなく、そのままでおいしかったです。
コクもボリュームもあるので腹持ちも抜群。朝食や、子どものおやつにもピッタリですよ。

目新しいお菓子もいいけれど、たまにはこういう懐かしいお菓子を作るのもいいですね。
みなさんもぜひ、鹿児島の郷土菓子「ふくれ菓子」を作ってみてくださいね!

★今回のレシピは、鹿児島県 JAあいらの広報誌「あいら」2018年6月号「AIRA KOMACHI Cookig」より、JAあいら加治木支部からの提供でした。ぜひこちらもご覧ください。
https://ja-aira.or.jp/wp-content/uploads/2018/06/kouhoushi_1806.pdf

※参考にしたサイト
農林水産省「うちの郷土料理 次世代に伝えたい大切な味」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/fukuregashi_kagoshima.html

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