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グルマン温故知新:豪徳寺〈Blanc à Tokyo〉埼玉県産の食材と酒とパンを楽しむ錆色の酒場

  • 2024.6.4
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豪徳寺〈Blanc à Tokyo〉鹿肉のハンバーグ〜目玉焼きとアンチョビ〜

Blanc à Tokyo(豪徳寺)

埼玉県産の食材と酒とパンを楽しむ錆色の酒場

“パン飲み”スポットとして人気だった、2016年に虎ノ門にオープンしたベーカリー併設ビストロ〈Blanc à Tokyo〉。21年にオーナーシェフの大谷陽平さんの地元・大宮に店を移転し、現在はベーカリー、レストラン、パティスリーを展開する。

2023年秋、大宮の支店として豪徳寺に“凱旋”。今度はベーカリーとワインスタンドを開いた。ナチュラルワインビストロの先駆けといわれるパリ〈ル・ヴェール・ヴォレ〉での修業経験がある大谷さん。かしこまったレストランとは違う自由な形態に刺激を受け、ナチュラルワインに開眼した思い出深い場所だそう。

鹿肉のハンバーグ
「鹿肉が好き」という大谷さんの自信作。アンチョビの旨味と塩気がひそかな味のまとめ役。1,200円。
埼玉県産ビーツとストラッチャテッラ
皮ごとホイルで包んでほっくりと焼いたビーツを、繊維状のモッツァレラチーズと生クリームが合わさった「ストラッチャテッラチーズ」と合わせ、蜂蜜ベースのドレッシングで仕上げる。彩りも美しい。1,200円。
自家製ブーダンノワールとさつまいも
大谷さんの修業先〈ル・ヴェール・ヴォレ〉のスペシャリテ。学んだレシピ通りに作り、提供前には焼いてフワフワの状態に。傍らには、川越産のサツマイモのマッシュを。ほのかに香るアールグレイが上品。1,800円。
パン盛り(食べ放題)
ハード系のパンを日替わりで提供。写真は手ごねブリオッシュ、「オレンジ・カルダモンとマルコナアーモンド」と赤ワインで戻したドライフルーツを混ぜ込んだ「くだもの」。330円。

現在、大宮のレストランではコースメニューを提供しているため、こちらは修業先に倣ったカジュアルなスタイルに。

「APERO(つまみ)」と題されたメニューには、埼玉県産の野菜や果物を使った品々やレストラン仕込みの料理などが並び、いずれもワインを誘う味。

もちろん、食べ放題のパンも捗る!

豪徳寺〈Blanc à Tokyo〉内装
内装デザインは〈MERCI BAKE〉なども手がける鈴木一史さんによるもの。
豪徳寺〈Blanc à Tokyo〉スタッフの山口里緒さん
バーテンダー歴もあるスタッフの山口里緒さん。

Information

Blanc à Tokyo

住所:東京都世田谷区豪徳寺1−36−3
TEL:080-1176-2832
営:17時〜23時LO(土・日・祝15時〜21時LO)
休:月曜休、火曜不定休(月曜が祝日の場合は翌火曜休)

小田急線豪徳寺駅から徒歩5分。2023年10月30日オープン。埼玉・小川町〈麦雑穀工房〉のクラフトビール、ジントニックの割り物に東大宮〈岡野園〉の狭山茶と、さまざまな埼玉県産品が。毎週火曜〜木曜は、普段大宮にいる大谷さんも店に立つ。ベーカリーは15時〜20時(土・日・祝11時30分〜)。ビール1,400円〜、グラスワイン950円〜、ボトルワイン8,000円〜。前菜1,200円〜、メイン1,200円〜、チーズ1,900円〜、デザート400円。カウンター5席、テーブル1卓2席。

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