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石原さとみ“奏”の思いに応え、仲村トオル“浩一郎”が20年前の事件の「真実」を明かす<Destiny>

  • 2024.6.4
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6月4日(火)放送のドラマ「Destiny」最終回では、すべての真実が明らかになる (C)テレビ朝日
6月4日(火)放送のドラマ「Destiny」最終回では、すべての真実が明らかになる (C)テレビ朝日

【写真】石原さとみ“奏”と亀梨和也“真樹”の恋にも決着の時が訪れる

石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終回が、6月4日(火)に放送される。

20年の時を超える“サスペンス×ラブストーリー”

石原が3年ぶりの連続ドラマ復帰を果たす本作は、ドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズ(2003年ほか、フジテレビ系)、「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる脚本家・吉田紀子による完全オリジナル作品。

横浜地方検察庁中央支部の検事・西村奏(石原)は、中学3年生の時に検事だった父・英介(佐々木蔵之介)を亡くし、それを機に父と同じ道を志す。長野の大学へ進学した奏は、そこで出会った仲間や恋人とかけがえのない時間を過ごすが、友達だったカオリ(田中みな実)の身に起きた“ある事件”を機に彼女の青春時代は終わりを告げてしまう。

それから12年、事件以降姿を消していたかつての恋人・真樹(亀梨和也)と偶然再会した奏は、封印してきたカオリの事件に再び向き合うことに。待ち受ける運命に翻弄される二人を描く、20年の時を超える切なくも濃密な“サスペンス×ラブストーリー”だ。

真樹と祐希は“シロ”…奏の執念が仲間を救った第8話

5月28日に放送された第8話では、奏が祐希(矢本悠馬)に野木家放火事件当日の行動について話を聞いていく。祐希は浩一郎(仲村トオル)から就職先を紹介してもらうことになっていたが、祐希が何度連絡しても浩一郎から返事はなかった。焦りを募らせた祐希は、一度話を聞いてもらおうと浩一郎の自宅にアポなしで訪問する。

だが、浩一郎は来客中を理由に祐希との対面を断り、「こちらからまた連絡します」とだけ告げインターフォンを切る。実際浩一郎は家で真樹と話をしていただけでなく、祐希の就職先のことも考えてくれていたのだが、「自分と会うのが面倒だからうそをついている」と感じた祐希はそのまま帰る気にもなれず、付近をうろついた後もう一度野木家へ向かってしまう。

そこで家から火が上がっていることに気づいた祐希は、近所の住人に不審がられたことからとっさに野木家の前から逃げ出す。さらに、その途中で偶然真樹に出くわしたことで、祐希は真樹に言われるがままその場を離れてしまう。つまり真樹は、祐希が野木家に火を付けたと早合点し、祐希を守ろうと自ら警察官に犯行を自供し逮捕されたのだった。

奏に事情を明かした祐希は出頭を決意。奏は祐希の話を信じつつも、検事としてこの事件の真実を明らかにすることを誓う。翌日、奏は真樹の取り調べで祐希が犯人でないことを告げると、真樹は自分が祐希をかばったことを告白。その言葉を受けて、奏は入院を条件に真樹を釈放することを決定する。

真樹と祐希の犯行でないことがほぼ確実となり、事件が振り出しに戻る中、奏は面会許可が下りた浩一郎に話を聞きに行く。放火事件の犯人に心当たりがないかと尋ねる奏に「見当もつかない」と返した浩一郎だが、病に冒された真樹が自らの人生に決着をつけるため戻ってきたことを耳にすると、複雑な表情を浮かべていた。

真樹が頑なに犯行を主張していた理由が明らかになった第8話。SNSでは、「無罪の人間を庇い、無罪の人間が有罪になりかけていたのか…恐ろしい」「5人の青春から始まり、この『世間知らずさ』を愛おしく描いてるのが『Destiny』という作品の一番の魅力だと思う」など、互いを思い合う奏たちの関係性についてさまざまなコメントが寄せられた。

「Destiny」最終回あらすじ

最終回では――

テレビから流れてきた民事党総裁就任報告のニュースを見ていた奏(石原さとみ)は、20年前の「環境エネルギー汚職事件」を思い返していた。この事件の裁判で罪に問われた東正太郎議員(馬場徹)は、弁護士を務めた浩一郎(仲村トオル)の力で無罪を勝ち取った一方、主任検事を務めていた奏の父・英介(佐々木蔵之介)は、身に覚えのない疑惑を掛けられ自ら命を絶ったのだった。

だが次の瞬間、奏はテレビ画面に映った人物に釘付けになる。正太郎の父親で元総理大臣・東忠男(伊武雅刀)の傍らで拍手していた男こそ、真樹(亀梨和也)が容疑者となった「野木邸放火事件」の現場で目撃され、宅配業者の置き配証明写真に写り込んでいた人物だった。

すぐさま国会議員便覧を調べ、その男が東元総理の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だと確認した奏は、入院中の浩一郎の元へ。「環エネ事件」の“真相を封じ込めた”父の死、友人・カオリ(田中みな実)の事故、真樹の失踪、そして今回の放火事件…。すべてが繋がっていると確信した奏は、浩一郎に真実を教えてほしいと懇願する。

20年前、浩一郎は「環エネ事件」の公判で検察側の証拠をすべてを覆し、東正太郎議員を無罪へと導いた。そんな彼の自宅を放火し、命を狙ったのが秘書の秋葉だったという事実を突きつけた奏は、「とても無関係だとは思えない。あなただけが知っていることがあるはず」と切実な思いで問いかける。その思いに、浩一郎は重い口を開く。

一方、病状が進行した真樹は、貴志(安藤政信)の執刀で手術を受けることを決意するが…。20年の時を越えて驚がくの真相が明かされるとともに、奏と真樹の運命的な恋にも決着の時が訪れる。

――という物語が描かれる。

すべての真実が明らかに…予告動画にも注目

石原さとみ“奏”は、仲村トオル“浩一郎”20年前の事件の真実を問いただす (C)テレビ朝日
石原さとみ“奏”は、仲村トオル“浩一郎”20年前の事件の真実を問いただす (C)テレビ朝日

公式ホームページなどで見ることのできる最終回の予告動画には、「二つの事件にどんな接点があるのか、あなただけが知っていることがあるはずです」と浩一郎に問いかける奏の姿が。そして、核心に迫った奏へ「後悔しなかったと言ったら、うそになる」と本心を明かす浩一郎の姿には、見ているこちらも心を揺さぶられそうだ。

一方で、真樹の「それで、奏は納得できるの?」という言葉や、「そこが、本当の勝負よ」と静かに語った大畑(高畑淳子)の声からは、奏がたどり着いた「真実」の重さや、対峙しなければならない存在の巨大さを感じさせる。物語はどんな結末を迎えるのか、しっかりと見届けたい。

ドラマ「Destiny」最終回は、6月4日(火)夜9:00よりテレビ朝日系にて放送。

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