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なくて正解でした! 注文住宅を建てた主婦が確信した「いらない住宅設備」

  • 2024.6.3

注文住宅のメリットとして、“住宅設備を自由に選べること”を思い浮かべる方も少なくないでしょう。 実際に家づくりを始めてみると、自由度が高い分、“何をつけて何をつけないか”を迷う場面がたくさんありました。今回は、注文住宅で平屋を建てた筆者が「つけなくて正解」と考える3つの住宅設備についてご紹介します。

1.ベランダ

筆者宅は平屋ということもありますが、ベランダはつけなくて正解だと考えています。注文住宅を検討し始めたころは、2階建てを想定していましたが、当初からベランダをつけるつもりはありませんでした。

これまでは、ベランダに洗濯物を干すのが常識とされていましたが、最近はさまざまな理由で部屋干し派の方も増えてきていますよね。筆者も、家族が花粉症であることや、仕事の都合で夜に洗濯をすることが多かったため、ベランダで外干しをする必要性を感じられませんでした。

ベランダをつけなくてよいと考える理由としては他に、

  • ベランダ掃除をしたくない
  • 建築費用やメンテナンス費用を抑えたい
  • 布団乾燥機を導入すればベランダでの布団干しも手放せる

などがあります。

ちなみに、筆者宅には人気のウッドデッキやタイルデッキも設置しませんでした。なぜなら、お手入れが面倒そうだから。子どもたちがリビングからデッキへ裸足で出て遊ぶことを考えたら、こまめな掃除は必須でしょう。デッキを設置しなかった分、庭を広くできて満足しています。

2.お風呂の窓

©木村孝子

一昔前までは、お風呂に窓がついているのは当たり前だったように感じます。しかし、筆者宅にはお風呂の窓をつけませんでした。なぜなら、お風呂に窓があるデメリットが多く、つける必要性がないと考えたからです。

お風呂に窓があるデメリットは5つ。

  • 湿度が高い日は窓を開けてもうまく換気できない
  • 冬に浴室が冷えやすくなる
  • 窓を掃除する手間が増える
  • 防犯上の心配がある
  • 建築費用が上がる

換気のためには窓を開けないといけないと考えられる方もいるでしょう。しかし、換気扇を使用すれば十分快適な環境を保つことができます。

ハウスメーカーの方からは、明かり取りのために窓をつけることをすすめられました。ただ、日中に入浴することがほとんどないため、やはり窓はつけなくてよかったと考えています。朝風呂や夕方のまだ明るい時間に入浴される方や、外の景色を見ながらお風呂を楽しみたい方は、窓をつけてもよいかもしれませんね。

3.勝手口

©木村孝子

子どものころから戸建てに住んできた場合、勝手口は当然つけるものと考えるかもしれません。筆者は新居に住むまで戸建てで暮らしたことがなかったため、家づくりを始めてから勝手口をつける意義を調べてみたのですが、通風や採光ができる・勝手口の外にゴミを置いておける・動線が増えるといったメリットがあるようでした。

筆者宅は結果的に勝手口を採用しなかったのですが、代わりにキッチンに縦長の大きめの窓をつけました。窓から庭へは出られませんが、通風や採光には役立っています。また、ゴミを屋外に置いておくのは抵抗があり、家事動線にもさほど影響がなさそうだったため、勝手口はつけなくて正解でした。

立地やライフスタイルなどによって必要な住宅設備は変わる!

筆者が採用しなかった住宅設備をご紹介してきましたが、決して注文住宅を建てるすべての方にとって必要がないとは限りません。家を建てる立地や周辺環境、ライフスタイル、価値観などによっても必要な住宅設備は異なるでしょう。理想の暮らしにおいて必要かどうかをしっかり考えて、住宅設備の要不要を決めていけるとよいですね。

文・木村孝子
整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。

文/木村孝子

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