あしゅがクラシカルなムードを堪能。Alexander McQueen【齋藤飛鳥 連載FASHION FRUITS】

齋藤飛鳥がスウィートが愛して止まないブランド達と出会っていくファッションストーリー。まるで果実のように……カラフルでみずみずしい表情から、熟した大人の面影まで。今回はトラッドなプレコレクションの中でインパクトを残した、優美なノットやボウデザインにフォーカス。

ツイードを先鋭的に見せるメタリックのノットボタン

できる女性を演出する、リュクスなブラックのウールツイード。ジャケットとミニドレスをセットアップで纏い、今年らしいクラシカルなムードを堪能。凛と見せるボクシーシルエットに加え、クリーンなホワイトトリムや立体的なノットボタンをあしらうことでコンサバティブなツイードをモードな装いに。ミニマムなシルエットにフリンジをあしらった強気な「ピーク バッグ ミニ」で、いたずらなハズしを。

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レディなドレスが目覚めるノットとボウの構築性

マックイーンらしいシャープなテーラリングと神秘的なラピスブルーのペンシルドレスが、アートピースのように当て込まれたノットとボウモチーフによってピクチャレスクな佇まいへ。アシンメトリーを強調したドレスはポリファイユ生地をふんだんに使い、女性らしいふくらみとモードなフォルムによる媚びないセンシュアルを実現。フューチャリスティックなシルバーミュールの力を抜くように、ヘアは無造作なダウンスタイルで。

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アバンギャルドな造形で視線を奪うワントーン

大胆にあいたスクープネックとあまる袖、心ときめくコクーンスリーブの気だるさに、ショート丈でレディな切れ味を加えたカーディガン。カシミア混のウールニットの温かみに対して、ボトムには無機質なシルバーのタイトスカートをオン。大きく強調されたボウディテールから深いスリットが広がり、ワントーンながらもストーリーを感じる着こなしに。

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カジュアルなのに気品漂う乙女のためのボーダードレス

太めのピッチで親しみやすく仕上げられた、ブラック×アイボリーのモノトーンボーダー。カジュアルな印象の柄ながら、キュッとくびれたウエストのシルエットで女性らしいヘルシーな色気をアピール。さらに胸元にはビスコース素材で切り替えたハーネスディテールをあしらい、挑発的なまでに魅惑的な空気を醸し出す。さり気なく配された4つのメタリックゴールドノットボタンが、モノトーンボーダーをクラシカルなムードへと格上げ。

今月の飛鳥ちゃん

5月のこの時期は、探さないでください期間かもしれません。どこか遠くへ行く気がします。（※ちゃんと戻ってきます）

 

model : ASUKA SAITO

photo : MICHIYO YANAGIHARA［hannah］

styling : SHOCO

hair&make-up : AIKO TOKASHIKI

text : ERI UMEDA

web edit : KIMIE WACHI［sweet web］

※記事の内容はsweet2024年6月号のものになります。
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