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【うつくしい建物】江戸~近代日本を伝える“重要建築”たち… 歴史に驚き、たたずまいに溜め息[首都圏]

  • 2024.6.2
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首都圏にたたずむ、近代の“重要建築”を訪ねて
首都圏にたたずむ、近代の“重要建築”を訪ねて

お出かけが気持ちのいい季節です。散策がてら“学べるスポット”へ行ってみませんか?無料や安価で入れる、首都圏の見学スポットを紹介します。

【東京】日本最古のクラシック専用ホール

旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区)は、1890(明治23)年に建築され、近代日本音楽界の先人たちが利用した歴史ある建物です。作曲家・滝廉太郎や山田耕筰も実際に演奏した舞台が現在も使われています。上野公園の敷地内にあり、重要文化財にも指定されています。

現在、毎月第3木曜日は近隣にある東京芸術大学の学生によるコンサート、第1・第3日曜日にはチェンバロ、第2・第4日曜日にはパイプオルガンのミニコンサートが開催されています。木曜コンサートは大人500円、日曜コンサートは300円。お手頃な価格で、ぜいたくな生演奏が楽しめます。

【東京】初の国家的近代建築、どこか分かる?

建築家・辰野金吾が手掛けた最初の国家的近代建築である、日本銀行本店本館(中央区)は1896(明治29)年に完工。

ガイド付き見学ツアーがあり、地下金庫・旧営業場・展示室を見学できます。特に地下金庫は、関東大震災の被害を免れて明治時代の姿をほぼそのまま残しているので必見。当時の最先端の技術や雰囲気を感じることができます。

展示室では、極めて貴重な展示が数々あります。2004(平成16)年3月までお札の輸送に使われた、現金輸送貨車「マニ車」はその一つ。秘中の秘とされていた存在ですが、その姿や装備を模型で見ることができます。

【埼玉】お金の歴史・製造を“無料”で学ぶ

造幣局さいたま支局(さいたま市大宮区)では、収集家用に特殊な処理を施した「プルーフ貨幣」や勲章の製造過程を無料で見学可能。機械と手作業で次々製造していく職人技が見どころです。

造幣局と隣接している造幣さいたま博物館には、日本の貨幣の歴史を学べる展示が並びます。昔の小判や記念貨幣、国民栄誉賞の盾や勲章の展示など、普段は見られないものも。お金の汚れや傷など“お疲れ具合”を判定する貨幣診断機「コイン君」も人気です。

売店では、造幣局で実際に作られたプルーフ貨幣を販売中。

【神奈川】“国際都市”の原点をたどって

1854(安政元)年、日本の開国を約束した日米和親条約が締結された場所に建つ横浜開港資料館(横浜市中区)。新館と旧館があります。

新館は幕末から昭和にかけての横浜の歴史や文化などに関する資料が多数展示されていて、開港前後、文明開化の激動の時期を知ることができます。

1931年に英国領事館として建てられた旧館は、横浜市の指定文化財、経済産業省の近代化産業遺産にそれぞれ登録されました。

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今回は、比較的近い時代の歴史や仕組みを学べるスポットをピックアップしてみました。いずれも駅から徒歩圏内のスポットですので、ぜひ足を運んでみては?

(yorinami)

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