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夜勤アリのハードワークに喫煙、飲酒…出産を経て体に悲鳴が。人生初の人間ドックを受けた結果

  • 2024.6.2
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若いころの私は、体も丈夫でショートスリーパーでした。夜勤の介護職をメインに、日中はインストラクターの仕事をするなど無謀な働き方を長く続けていました。毎日の食事は適当で、しかも喫煙者でお酒大好き。とにかく不摂生だったと思います。

そんな私の生活が変わったのは

36歳のときに妊娠したことで、これまでの生活は一変しました。自分をねぎらってこなかった積み重ねと、決して若くはない年齢での初産で、さらに双子。相次ぐトラブルと長い入院生活の果てに、予定より2カ月も早く出産をしました。

妊娠を機に禁煙に成功し、飲み始めると止まらなかったお酒も完全に断つことができたのですが……。双子育児の洗礼を受けた私の体は、これまで経験したことがないストレスでボロボロに。腰痛などの体の痛みに、胃痛や腹痛に頭痛……と、あちこちが痛みました。

私が倒れるわけにはいかないから

子どもたちが3歳になるころ、私はシングルマザーになっていました。出産後の心身は本当に疲れていましたが、子どもたちのことがかわいくて、つらさには鈍感になっていたのかもしれません。

体調に気になるところはいくつもあったのですが、それよりも「私が倒れるわけにはいかないから」という理由で人間ドックを受けることにしました。41歳で初めての人間ドック。胃カメラ、大腸がん、子宮がん、乳がん検診も追加しました。

自分の体に「ごめんなさい」

結果的に、人間ドックを受けてよかったです。知るべきことがたくさん見つかりました。中でも一番大きかったのは、ピロリ菌でした。胃がんの原因にもなるピロリ菌感染がわかり、除菌に取りかかれたのです。

胃腸に関しては慢性的な胃炎と十二指腸に潰瘍の形跡があり、先生から「これは治療したものなのか」と問われました。「受診はしておらず、今知りました。でもストレスで胃痛があったので心当たりはあります」という私の答えに先生も苦笑いです。私は自分の体に申し訳なく思いました。

他に肝嚢胞(かんのうほう)という肝臓にできる泡のような袋が多発している点と白血球の少なさが経過観察となり、貧血は要治療。また、乳がん検診も精密検査まで受けた結果、問題ないことがわかりました。あとは、体重を減らすことも。出産で18kg増えた体は過酷なダイエットでようやく減るものの、普段の生活で簡単に戻ってしまいます。

まとめ

日常的に健康に気を付け、丁寧な生活ができたらいいのかもしれません。ですが、そうもいかないのが現実です。それなら、気になる症状が出たときはきちんと受診し、定期的に検診を受けることが重要だと思いました。現在も、絶好調というわけではなくやはり疲れているし胃腸も相変わらず繊細ですが、自分の体の状態が把握できている分、安心感が違います。まずは知ることが大切だと痛感した出来事でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

文/五条ミカド

イラスト/きびのあやとら

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ウーマンカレンダー編集室


監修者:医師 窪田 徹矢 先生

くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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