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脳腫瘍の母「あんたじゃ伝わらない」病気のせいだとわかっていても、会話に限界を感じる

  • 2024.6.2

夜中に母親から氷を頼まれ、透明のガラスコップに入れて持ってきたキクチ│片耳なんちょー(@kkc_ayn)さん。しかし、それではないと言われ、次第にイライラが…。『20代、親を看取る』第4話をごらんください。

寝たきりになった母親の介護のため、実家に戻ってきたキクチさん。ときに無理をしてしまったり、今までとは違う母親の姿に苦しんだりすることも。

そんな中でも、ともに母親を介護する父親と協力しつつ、介護のプロ・ヘルパーさんにも頼りながらお世話をします。

話をするときは、感情が入ってこそ理解しいやすくなりますよね。しかし病気で感情を入れることが難しくなる…これは言う方も言われる側もつらいことです。

キクチさんも、頭では分かっていてもやはり母親の言い方に傷ついてしまいます。声を聞いて父親がやってきますが、こういう時、1人でかかえてしまうと本当に気持ちの持って生きようがないですね…。

親を看取るということについて考える…

この作品は、キクチさんが20代で母親の介護を経験し看取ったあとのことまでを、丁寧に描いています。母親とぶつかったり寄り添い合ったりしながら、何が一番母親のためになるのか、その都度考えて行動するキクチさんや周りの人たちの姿が印象的です。

高齢化が進む中、いずれは親の面倒を見なければいけないと思ってはいても、元気なうちはまだ大丈夫と考えている人もいると思います。しかし、いつ何が起こるか分かりません。

もしキクチさんのように、20代で親を看取ることになったら…あなたにその覚悟はあるでしょうか。いざというときのために、親が病気になったり、寝たきりになったりした場合どうしたらいいのか、家族で話す機会を持つようにするといいですね。

『20代、親を看取る』は、病気で寝たきりになった母親の介護を通して、命との向き合い方や、亡くなった後に遺族がすべきことを学べる作品です。

著者:ママリ編集部

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