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幼少期のエリザベス女王とマーガレット王女が着用した、貴重な子ども服がオークションに!

  • 2024.6.2

ロイヤルが身につけるものと言えば、贅を尽くした舞踏会用のドレスや、ずっしりとしたボリュームのある宝石…だと思っているとしたら、さにあらず。ロンドンのケリー・テイラー・オークションズで、亡きエリザベス女王と妹のマーガレット王女の子どもの頃の洋服が6点、出品されることになっています。

その中には、白い綿のワンピースとボンネット、赤と白のスカラップデザインのワンピース 、複雑なスモッキングのついた黄色いワンピース、ピンクとグリーンの花柄ワンピースが含まれるそう。これらは、王女たちが着なくなった後、洋服を用意したナニーのクララ・ナイト氏が所有していたものなのだとか。

25ans Wedding

ナイト氏は長年にわたってロイヤルのお世話をした人物。1900年に、子どもだったエリザベス・ボーズ=ライアン(後にエリザベス王妃となり、クイーンマザーに)のナニーとなり、1926年には、母となったエリザベス・ボーズ=ライアンに、娘のエリザベスのナニーとして雇われたのでした。そして、彼らはナイト氏が他界した1946年まで、親しい関係を続けていたといいます。

ナイト氏が亡くなると、エリザベス女王とマーガレット王女の洋服はイースト・サセックスに住む彼女の家族の元に送られ、家族はこれを地元のベクスヒル博物館に寄贈しました。ところが、博物館のリノベーションに伴い、博物館は洋服を家族の元へ返すことに。ナイト家の人々は、今度はこれらをアンティーク・コレクターのダニエル・ハドン氏に譲渡することにしたのでした。

25ans Wedding

公開に際し、ハドン氏はこう語っています。「これらのワンピースは、エリザベスをより人間味のある人だと感じさせてくれます。というのも、彼女が、走り回ったり、服を汚したり、遊んだりする子どもとして見えてくるからです」「ワンピースを見ると、あちこち繕ってあるところがあって、彼らができるだけこれらの洋服を着ていたことがわかります。女王が親しみやすい存在になるのです。」

これらの出品は、ケリー・テイラー・オークションズが主催するPassion for Fashion and the Mr. Steven Philip Collection (Part 2) の一環で、6月11日に競売にかけられます。

※この記事は2024年6月2日時点のものです。

Translation: mayuko akimoto Photos: Getty Images, Courtesy of Kerry Taylor Auctions From: TOWN&COUNTRY

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