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復活なら社会現象級…! 最もリバイバルしてほしい名作ドラマ(4)100億円期待…!警察ドラマの金字塔とは?

  • 2024.6.2
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織田裕二【Getty Images】

人々の記憶に残る名作ドラマたち。人気作はシリーズ化し、長きにわたって制作される作品もあれば、残念ながら惜しまれつつ終了……。かと思いきや、長くの時を経た後に、満を持しての復活、なんてことも珍しくない。今回は、リバイバルとして復活が望まれる民放ドラマ5本をセレクト。作品の魅力を解説し、ご紹介する。第4回。(文・寺島武志)

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『踊る大捜査線』
主演:織田裕二
放送期間:1997年1月7日~3月18日
放送時間:火曜21:00~21:54
放送局:フジテレビ系
脚本:君塚良一
最高視聴率:23.1%
他キャスト:柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、いかりや長介

【作品内容】

東京の僻地と呼ばれる警視庁湾岸署を舞台に、主人公の元営業マンの刑事・青島俊作(織田裕二)を中心とした個性派ぞろいの湾岸警察署員たちが、数々の難事件に挑む。

【注目ポイント】

本作は、フジテレビ系火曜21時枠で放映されたのち、スペシャル版やスピンオフ版13作、劇場版5作が製作された人気シリーズ。ソフト版やシナリオ本、ノベライズ本、サウンドトラックもヒットするなど、1ドラマにはとどまらない社会現象となった。

従来の刑事ドラマの範疇を超えた、「警察組織」にフォーカスした人間模様の中でサラリーマンとして生きる警察官の姿を描いた、全く新しい警察ドラマだ。

主演の織田裕二が、元営業マンの刑事・青島俊作を演じ、理想と現実の狭間で悩みながらも成長していく役柄がハマり、そのファッションも注目された。劇場版のクライマックスで青島が言い放った「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」というセリフは、シリーズ全体を象徴する名セリフとして、多くのファンに記憶されている。

織田自身が歌った主題歌「Love Somebody」もヒットし、現在に至るまで、織田裕二の代表作だ。

その舞台となる警視庁湾岸署は、2008年、フジテレビ近くの臨海副都心地域に「東京湾岸警察署」として現実に発足。警視庁はドラマとの関連を否定しているものの、ファンの間では“聖地”となっている。

劇場版2作目の『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)では、実に173億5000万円もの興行収入を記録した本作。これまでも、続編製作の噂が浮かんでは消えていた。

最後の劇場版が公開されてから、12年が経つ。その間、織田は五十路を迎え、現在56歳だ。青島と度々衝突したキャリア組の刑事・室井慎次役の柳葉敏郎に至っては63歳と「定年」が目前に迫る年齢だ。そんな中、劇場版公式サイトで柳葉演じる室井慎次を主体とした新プロジェクトが始動すると発表された。

NHK朝ドラ『ブギウギ』で、ダメ親父を好演した柳葉。リバイバルされるとしたら、どんな室井慎次となるのか…。想像するだけでもワクワクしてくる。

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