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やめたら美髪に近づきます! 美容師が教える「髪のNG乾かし方」と正しいドライヤーのポイント

  • 2024.6.1
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毎日のヘアケアに対して、どのくらい注意を払っていますか? 実は何気なく行っている日常のヘアケアが、知らず知らずのうちに髪を傷めてしまっていることも…。今回は、美容師の筆者が教える「実はやってはいけない髪の毛の乾かし方」と、正しい乾かし方についてご紹介します。

美容師が教える「髪の毛を乾かすときのNG行動」

乾かし方ひとつで、髪の健康は大きく変わります。特にNG行為が知られていない場合、それを続けていると髪がダメージを受けてしまう可能性が。これからご紹介するNG行動を避けることで、髪のダメージを防ぎ、美しい髪を保つことができるでしょう。

高温のドライヤーを使いすぎる

ドライヤーの高温モードを長時間使用すると、髪が乾燥しやすくなり、キューティクルが剥がれやすくなります。特に同じ部分に高温風を集中させると、髪が脆くなり、枝毛や切れ毛の原因となってしまうでしょう。距離を保ちながら、中低温でゆっくりと乾かすことを心掛けてください。

濡れた髪を放置する

濡れた状態の髪は非常に脆く、ダメージを受けやすい状態。濡れた髪を放置すると、摩擦や外部からの影響で髪がダメージを受けやすくなります。もちろん、濡れたまま寝てしまうのもNG。髪が寝具にこすれることで切れ毛や枝毛が増えてしまうため、適切に乾かしてから寝るようにしてください。

タオルドライのNG行動

タオルドライもまた、髪にとって重要なステップです。しかし、このタオルドライでも間違った方法で行うと、髪にダメージを与えてしまいます。

髪をゴシゴシ拭く

タオルで髪をゴシゴシと力強く擦ることは、髪にとって大変危険です。摩擦によってキューティクルが剥がれ、髪が傷んでしまう原因となります。また、髪が絡まりやすくなり、さらにダメージが増えてしまいます。優しく押さえるようにして水分を吸い取ることが大切です。

タオルドライしすぎる

タオルドライのタイミングも重要です。タオルを使って水分を取り除く時間が長すぎると、髪の毛が乾燥しすぎてしまう可能性があります。適度な水分が残っている状態の方が、その後のドライヤーでの乾かしがスムーズに行えて、髪も傷みにくくなりますよ。

正しい乾かし方の手順

ステップ1:優しくタオルドライ

©森岡萌絵

まずは、タオルで髪の水分を優しく吸い取ります。タオルを髪全体に巻きつけ、軽く押さえるようにして余分な水分を取り除きます。ゴシゴシこすらず、髪を傷めないように注意してください。

特に毛先はデリケートなので、優しく取り扱うことが重要。髪の毛が長い方は雑巾を絞るようにタオルごと絞るのがポイントですよ。

ステップ2:ドライヤーを適切に使う

©森岡萌絵

次に、ドライヤーを使って髪を乾かします。まずは根元から乾かすことを意識します。ドライヤーを15~20センチ程度の距離に保ち、中低温で均一に乾かします。高温を避けることで、髪の乾燥を防ぐことに繋がります。

ドライヤーは必ず上からあてましょう。髪全体が均一に乾くように、手で髪を持ち上げたり、動かしたりしながら乾かすこともポイント。ある程度乾いてきたら手ぐしを使って乾かすと効果的です。

ステップ3:冷風を当てながらとかす

©森岡萌絵

最後に冷風モードを使って髪全体を冷やしながら乾かし、くしでとかします。冷風を当てることで、髪のキューティクルが引き締まり、ツヤが出やすくなります。このひと手間が、健康で美しい髪を保つためには重要です。

また、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使用することで、さらに髪を保護し、しなやかさを保つことができます。

美容師が教える正しい髪の乾かし方の手順でした。日々のケアを見直し、美しい髪を手に入れましょう!
©japolia/Adobe Stock

文/森岡萌絵

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