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ヨーグルト、納豆、味噌汁のNGも…【管理栄養士監修】実は避けたほうがいい「NG食べ方」とは

  • 2024.6.1
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ヨーグルト、納豆、味噌汁…どれも私たちにとって身近な食べ物ですが、「NG食べ方」があるのはご存じでしょうか? 今回は、「実は避けたほうがいいNG食べ方」というテーマで、管理栄養士監修のもと情報をお届けします。

管理栄養士が教える「ヨーグルトのNG食べ方」

甘いシロップやグラノーラなどと一緒に食べる

ヨーグルトに砂糖や甘いシロップ、フルーツソースやジャムなどを加えるという人もいるでしょう。少量であれば問題ありませんが、摂りすぎると糖質が多くなり、血糖値の上昇や体重増加につながる可能性があります。

ヨーグルトのなかでも、ドライフルーツが添加されているものやフレーバータイプのものは糖質が多いため、できるだけプレーンタイプを選びましょう。甘さが欲しいときは、はちみつや生の果物などをプラスするのもおすすめです。

また、グラノーラも糖質や脂質が多くなりやすいため、摂りすぎには注意が必要です。ヨーグルトにプラスするなら少量にしておきましょう。

寝起きや空腹時に食べる

ヨーグルトはどの時間帯に摂っても問題ありませんが、ヨーグルトに入っている乳酸菌やビフィズス菌は、胃酸の影響を受けて生きたまま腸に届きにくい可能性があります。特に空腹時は胃の中の酸性度が高くなるため、気になる方は寝起きや空腹時に食べるのは避けましょう。

ただし、乳酸菌やビフィズス菌は死んでしまっても善玉菌を作るために有効な働きをするとされています(※1)。

ヨーグルトのおすすめ食べ方

善玉菌を増やす「プレバイオティクス」を一緒に摂る

ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は「プロバイオティクス」とよばれ、腸内環境を整えてくれる効果が期待されています。

また、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖などの「プレバイオティクス」を一緒に摂ることで、善玉菌は増えやすくなるとされています(※1)。そのため、プレバイオティクスをヨーグルトと一緒に摂ったり食事に取り入れたりすると良いでしょう。食物繊維は野菜・海藻・きのこなどに多く含まれ、オリゴ糖は大豆・たまねぎ・ごぼう・バナナ・アスパラガス・にんにく・ねぎなどに多く含まれます。

「バナナとヨーグルト」は腸内環境を整えやすい理想的な組み合わせといえるでしょう。プレーンヨーグルトにオリゴ糖シロップをプラスしてもいいですね。

定期的に食べる

ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌は、食事から摂取したあとに腸内にある程度の期間は存在しますが、そのまま住み着くことはないといわれています。そのため、善玉菌の効果を期待するのであれば、できる限り毎日摂ることがおすすめです。

ただし、乳製品が体に合わない方もいますので、毎日のように食べていても腸の調子がよくないなどの自覚がある場合は無理に食べなくてOKです。納豆やみそ、キムチなどほかの発酵食品にも善玉菌が含まれていますので、さまざまな食品を取り入れてみましょう。

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 腸内細菌と健康
※ 文・寺内麻美
※ 2024年3月11日配信

管理栄養士が教える「納豆のNG食べ方」

毎食食べるのはNG

納豆は健康にいい食品というイメージがあるかもしれませんが、摂りすぎはよくないでしょう。納豆に含まれる大豆イソフラボンは、長い期間過剰に摂取すると乳がんリスクを高める可能性が示唆されています(※2)。また、それほど多くはありませんがプリン体も含まれているため、尿酸値が高い人は特に食べすぎに注意が必要です。

ほかの大豆製品も摂取することを踏まえると、納豆は1日1パック程度であれば過剰摂取の心配は少ないでしょう。

常温で放置する

納豆は冷蔵保存が基本ですが、常温でしばらく置いてから食べると、納豆独特の臭いが強くなり、おいしさが損なわれる可能性があります。できるだけ冷蔵庫から取り出したらすぐに食べましょう。ちなみに納豆は冷凍保存も可能です。冷凍しても冷蔵庫で自然解凍すれば、風味や納豆菌への影響は少ないとされています。

加熱により栄養やおいしさに影響

納豆を加熱すると、ナットウキナーゼという酵素が死滅することも。ナットウキナーゼは血液サラサラ効果が期待されているため、気になる方は加熱しすぎないほうがいいでしょう。また、加熱による風味の変化でおいしさが損なわれる可能性もあります。

薬を飲んでいる場合は注意

ワルファリンという血栓予防の薬を処方されている場合は、納豆の摂取はNGとなっています。納豆に含まれるビタミンKが血液を凝固させる作用があるため、ワルファリンの効果を弱めてしまうためです。納豆による体への影響は数日間続くとされているため、間隔を空けたとしても納豆は食べられません。薬と食べ物の影響に関して不安がある場合は、医師または薬剤師に相談してください。

納豆と組み合わせたい食品

納豆×キムチ

納豆には、食物繊維や納豆菌など腸内環境を整えてくれる栄養素が多く含まれています。あらゆる善玉菌を含む発酵食品を摂取すると、より腸内環境を整える効果が期待されるため、納豆と一緒に食べるといいでしょう。

納豆とキムチは味の相性も良く、旨味が組み合わさりおいしさもアップします。みそやヨーグルトなどほかの発酵食品もおすすめです。

納豆×トマト

納豆は栄養価が高い食材ですが、ビタミンCやビタミンAなどのビタミン類は多くありません。そこで、トマトなどの緑黄色野菜を組み合わると栄養バランスが整いやすくなります。

意外な組み合わせかもしれませんが、トマトを角切りにして納豆と混ぜ、オリーブオイルやごま油などを加えるとおいしい和え物になりますよ。

【参考】
※2 農林水産省.大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&;A
※ 文・寺内麻美
※ 2024年4月8日配信

管理栄養士が教える「味噌汁のNG食べ方」

沸騰させるのはNG

味噌汁は沸騰させると味噌の風味が飛び、味が落ちてしまいます。味噌独特の香りは、味噌が熟成されるときに発生するアルコールやエステルなどの成分に由来するとされています。これらは沸騰させると揮発するため、香りが飛んでしまうのです。

鍋に味噌を入れる前は一度火を止め、沸騰がおさまってから味噌を溶かし入れましょう。沸騰直前で火を止めて、お椀によそえば食べる頃にちょうど良い温度になりますよ。

あくが出る食材に注意

味噌汁を作るときにはあらかじめ食材に火を通す工程がありますが、その際に“あく”を取っておくことでおいしく健康的な味噌汁ができます。

肉や魚、野菜や山菜などを煮たときに出てくる茶色く濁ったものがあくです。これは臭みや雑味の要因となったり、おいしさが損なわれたりするため取り除きましょう。かつお節でだしを取る際にもあくが出ます。かつお節を入れ、ひと煮立ちしたタイミングであくを取っておくと、風味豊かなだしが取れますよ。

また、ほうれん草やたけのこなどにはシュウ酸という成分が含まれています。シュウ酸は尿路結石の材料となるため、大量に摂取すると結石ができるリスクが高まるとされています。これらの食材は下茹でして水にさらすことでシュウ酸が流れ出やすくなるとされるため、あらかじめ下茹でしておきましょう。

塩分が気になる人は食べすぎないように

塩分の摂りすぎはむくみや高血圧の要因となることがわかっています。日本人は和食に使われる塩分が多いことや、近年外食の機会が増えたことなどの理由により、世界的にみても塩分摂取量は多めと言われています。

一日の塩分摂取目標量は、成人男性は7.5g未満、女性では6.5g未満とされています。また、高血圧予防のために推奨されている塩分摂取目標量は1日6g未満です(※3)。ほかの食事による塩分も考慮すると、味噌汁を1日に何杯も飲むことは控えると良いでしょう。

【参考】
※3 厚生労働省.e-ヘルスネット ナトリウム
※ 文・寺内麻美
※ 2024年4月21日配信

「NG食べ方」に気をつけて!

いかがだったでしょうか? 今回ご紹介した「NG食べ方」を避けながら、おいしく、そして効率よく栄養を摂取していきましょう。
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文/管理栄養士・寺内麻美 再編集・Natsu

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