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【パリの旅行ガイド】お部屋でごろごろ。パリで田舎みたいな滞在を。

  • 2024.6.2

180㎝のベッドを備えた部屋、浴室が中庭に面したジャルダン・ドゥ・リュクス。写真は44号室。385ユーロ~

理想郷という意味を持つ4ツ星のオテル・エルドラド。その名に偽りはなく、宿泊も食事もここでは夢のように快適な時を過ごせる。

ホテルのインテリアのインスピレーション源は、作家ヴィクトル・ユゴーが亡命先のガーンジー島で19世紀半ばに暮らした家のために自ら腕を振るった室内装飾だ。客室には同じ花模様を天井と壁に張り巡らせて、レストランの壁を複数のアンティークのお皿で覆って、といったように。通りに面した本館と椰子の木が聳える小さな庭を挟んで立つ、一軒家内の4客室も最近オープンした。

バスルームからも中庭の緑の素晴らしい眺めが。ホテルの外壁にも用いられているグリーンのタイルがチャーミング。

折衷様式のどことなく時代遅れな内装の効果も相まって、緑の庭に面した客室で目覚める朝はまるでパリを離れて田舎の別荘に来ているかと錯覚する。朝食にもティータイムにも活用できる一階のレストランで、春の暖かな日差しのもと、中庭でアペリティフというのも悪くなさそう。

椿やアジサイが咲く中庭。見事な椰子の木の後方の一軒家内に完成した4部屋は、どれも庭に面している。1階は8名用のディナールーム。

ティータイム用メニューがあり、午後はお茶とお菓子でのんびり。カクテルは種類が豊富なので、アペリティフに来るのも良い。

レストラン内、ヴィクトル・ユゴー家の食堂にインスパイアされたお皿を装飾した壁が中庭に面したスペース。ウフ・ミモザ、舌平目のムニエル、ブラータなどメニュー内容はクラシック&カジュアル。

推薦人

大村真理子

元フィガロジャポンパリ支局長。建築に造詣が深い。madameFIGARO.jpの連載「PARIS DECO」で、インテリアが素敵なアドレスを紹介。

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