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【パリの旅行ガイド】モダン×レトロなデザインを手頃な価格で。

  • 2024.6.2

バルコニー付きの604号室(185ユーロ~)。オリジナルBTCとベアタのコラボレーションによるベッドサイドランプも可愛い。枕元にはフォーチュンクッキー!

"綺麗なデザインのホテルを手頃な価格で"をスローガンに掲げてパリにホテルを次々と開いているアドリアン・グロアゲンが、かつての画廊街に昨年仕掛けたのがオテル・ドゥ・ラ・ボエシーだ。過去に手がけたホテルでもそうだが、毎回新しい才能に室内装飾を託す彼。このホテルにはスウェーデン女性ベアタ・ヒューマンを抜擢した。

3名が宿泊できる201号室(200ユーロ~)のバスルーム。タオルもピンク!

甘いピンク色のシーツに包まれたベッド、その上の壁には彼女がフィレンツェの礼拝堂で目を留めた床のモチーフを生かしたタぺストリーが掲げられ、ヴィンテージタッチのオリジナル家具と古い家具をミックス。ベンチを覆う巨大なチェックのファブリックが、時に壁の装飾に使われて、と内装はモダンとレトロの混在でとても個性的だ。4ツ星のデザインホテルながら、この界隈では珍しい手頃な価格。年齢も国籍もさまざまな宿泊客に愛されている。

レセプションの文字が刻まれたメタルを再活用してヴィンテージ感を演出し、パリガイドなど宿泊者用の書棚を設置。

アドリアンのホテルグループ名"Touriste"をあしらった、ちょっとしたグッズもホテルで販売している。

推薦人

大村真理子

元フィガロジャポンパリ支局長。建築に造詣が深い。madameFIGARO.jpの連載「PARIS DECO」で、インテリアが素敵なアドレスを紹介。

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