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家に知らない男が侵入「犯人っぽい人間を確保」警察の報告で現場に向かった結果

  • 2024.6.1

通報後すぐ到着した警察によって調査が始まりますが、首から流血していることに気が付きます。いきどおる刑事に反し、オキエイコ(@soroe.handmade)さんは違う思いを抱いていました。そんな時、予想外のニュースが飛び込んできます。『知らない人が家に入ってきた話』第7、8話をごらんください。

警察官はとっさのオキエイコさんの行動に驚いていたようです。大前提として被害に遭わないことが一番よいのですが、万が一被害に遭った際、とっさに身を守れたオキエイコさんの対応はなかなかできることではありませんね。

一方、警察の捜査上で見つかった人物が犯人ではなく、冤罪を作るかもしれない恐ろしさも感じたオキエイコさん。まったくの他人に罪を償わせてしまうことになるのは怖いですよね。

著者コメント「社会全体でアンテナを張って」

『知らない人が家に入ってきた話』の著者であるオキエイコさんは、この漫画にこめた思いについて以下のようにコメントしています。

「お恥ずかしながらあの事件の1秒前までは、自分がこんな事件に巻き込まれるなんて考えた事もありませんでした。

でもそれはきっと、この文を読んでくださっている皆さんの多くにとってもそうだと思います。まさに1秒後、あなたのその後ろの窓から変質者が入ってくるなんて、想像できますか?そのくらい『事件』は突然やってきました。

性被害は人に相談しにくく、相談された側もどう応えていいのか回答が難しい。『なかったこと』にされることも少なくないと思います。

だからこそ、声をあげてもいいことを伝えたくてこの漫画を描きました。人に伝えたい、というより、自分自身に言い聞かせたいという側面が強かったです。

老若男女関係なく、被害者にも加害者にもなってしまう可能性がある性被害。なので誰が読んでも読みやすく重くなりすぎず、でも伝えたいことが伝わる漫画を心がけました。性被害に興味のない層の方にも読んでいただき、社会全体でアンテナを張っていただけたらと思い描かせていただきました」

この漫画は犯罪被害体験談を紹介したものです。このような被害に遭っている、あるいは遭った経験のある方のために、内閣府の男女共同参画局では『性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター』を設置しています。

自治体によってはこのほかにも犯罪被害者支援センターを設けている場合があります。必要に応じて相談をご検討ください。

社会全体で防犯、当事者任せにしないで

オキエイコさんは事件後に結婚、今では娘さんの母となりました。しかし、事件は過去のできごとになっても、オキエイコさんの中からその日の記憶は消えません。

1人の女性の人生に大きな傷を残してしまった事件。「侵入された側の防犯が足りなかった」「命が失われなくてよかった」ということではなく、事件そのものが起きないように社会全体で、防犯を今一度見直さなくてはならないと考えさせられます。人目につかない場所や夜間の防犯は、地域の課題でもありますよね。

一方、まずは個人的な防犯も事件に遭わないようにするための手段です。一人暮らしの方は玄関だけでなく窓も施錠すること、住人の年齢層や性別がわかるようなものは外から見えないようにすることも工夫の一例です。できるものから取り入れ、事件に遭わないように注意しましょう。

著者:ママリ編集部

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