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最近「Indulge yourself!(自分を甘やかす)」できていますか?【大人のお作法】

  • 2024.6.1
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肝心なのは「自分を甘やかした」という自覚を持つこと

心待ちにしていたGWもあっという間に過ぎてしまい、6月に突入。旅行やレジャーなど、楽しい非日常を体験した方は「五月病」のような症状を感じたりしていませんか?

それにしても、新緑が美しく、一年で一番心地よい季節である“5月”に‟病”だなんて、皮肉ですよね。4月から意気揚々とスタートした新生活に、息切れを感じたときにやってくる大型連休。マラソンと同様、一度立ち止まってしまうと、また走り出すことが難しいのかも知れません。初夏のエネルギーにあふれた季節なのに、なんとなくやる気が出ない、気分が落ち込んでしまう状態になってしまった。そして、その不機嫌さが周りにも伝わり、職場や家族との関係もギクシャクする、なんて経験、ありませんか?

Indulge yourself!

そんなときは、自分を甘やかしてみませんか?

‟Indulge yourself(あなた自身を甘やかして)”——仕事でプレッシャーを抱えていたとき、アメリカ人の同僚がかけてくれた言葉です。「自分を甘やかす」なんて、あまり聞きなれない言葉ですが、「自分へのご褒美」といえばどうでしょう? 頑張った一年の終わりや何かを達成したとき、「自分のためにご褒美をあげる」習慣は定着していますが、「自分を甘やかす」ことは、同じくご褒美のり。いい方向へ導くためのアクションです。少し豪華なバスソルトを手に入れてバスタイムを楽しんだり、エステに行ったり…気持ちの切り替えが上手な人は「自分を甘やかす方法」をちゃんと知っているようです。

責任ある仕事をこなし、日々プレッシャーを抱えながらも、いつも涼しい笑顔の友人は、大きな仕事の前に極上のヘッドスパに行って体と気持ちをリフレッシュして、備えているそう。ヘッドスパでスッキリすると、気持ちも上がり、後からやってくる仕事のストレスも軽減するそうです。

また、別の友人は毎年自分の誕生日に休暇を取ってホテルのワンデイステイに朝から出かけています。都心のオフィスを見下ろす高層階のプールで泳ぎ、シャンパンとともに体に優しいランチを取った後に、至福のエステを受けるというバースデープレゼントを自分に贈っているそうです。

そんな豪華なIndulgeではなくても、お気に入りのフローリストで自分のためにブーケを作ってもらったり、一日中好きな映画を観たりなど、「自分を甘やかす」「自分の機嫌を取ってあげる」ことで、「また、頑張ろう」というエネルギーが湧いてくるような気がします。

私がIndulgeで実行しているのは、ヘアサロンやネイルサロンで外見を整えること。気持ちが落ちているときは、大抵、髪はボサボサで顔色の冴えないことが多く、鏡に映った自分の姿にさらに落ち込むという悪循環に陥ります。

そんな時ときプロの手を借りて、髪をツヤツヤに、指先も美しく整えてもらいます。そうすると、不思議と機嫌も良くなり、鼻歌を歌っていることも…。

周りにも寛容になって物事をポジティブに考えられるのです。

肝心なのは「自分を甘やかした」という自覚を持つこと。「機嫌が良くなった、気持ちが上がった!」と思い込むことです。そうすると、条件反射のように、また気持ちが落ち込んだときに、「そうだ、〇〇をして甘やかしてあげよう」と気分を換えるスイッチが入ります。

GINGER世代は仕事もプライベートも忙しく、中々自分のための時間が取れないかも知れません。でも、そんなときこそ“Indulge yourself”なのです。

しっかりと甘やかしてあげてください。あなたのHappyは、きっと周りの人にも伝わることと思います。

丸野ひかる(まるのひかる)

米国のカレッジ卒業後、30年間以上、外資系化粧品会社にて新規ブランドの立ち上げ、マーケティング、PRマネージャーなどオールマイティに活躍。現在はフリーで、コスメ、ファッション、ライフスタイルなど「面白くて、人を幸せにするモノとコト」のPRに。日々の癒やしは、最愛のモフモフ猫との添い寝。

TEXT=丸野ひかる

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