日本と戦ったNBAスター、なんと6部チームのサッカー選手としてデビュー！そのワケとは

Text by 井上大輔(編集部)

昨年、日本などで共催されたバスケットボールのワールドカップ。

ドイツを初優勝に導いて大会MVPに選出されたのが、デニス・シュルーダーだ（大会初戦では日本に勝利）。

ドイツ生まれの彼はブルックリン・ネッツに所属する現役のNBAスターなのだが、ドイツ6部のサッカーチームでプレーしたことが話題になっている。

『Bild』では、「世界王者が突如、地域リーグでプレー。NBAスターのシュルーダーがアマチュアサッカーに転向」としてこの話題を伝えている。

Basketball world champion Dennis Schroder played for a 6th-tier German football club this week. Good touch for a big man, too. 😅

As Schroder's brother-in-law plays for FC Germania Bleckenstedt, he's training with the team to keep fit before the Olympics. ⚽️🤝🏀

📸 IG/ds17_fg pic.twitter.com/DkZnHWd9gU
— Men in Blazers (@MenInBlazers) May 31, 2024

ネッツと同じ背番号17をつけたシュルーダーは「左ウィングとして相手を困らすつもりだった」と語っており、先発から62分間プレー。怪我のリスクがあるデュエルは避けたものの、何度か相手を回避するシーンがあったとか。

彼が6部リーグでプレーした理由は、妻エレンさんの弟である義弟の存在があったそう。

（オフになる）夏は故郷のブラウンシュヴァイクで家族とともに過ごしていて、義弟が所属する地元の6部チームの試合にゲストとして頻繁に姿を見せていたとか。シュルーダーは「ずっと義弟とプレーしたかった」と語っており、義弟の夢をかなえてあげたようだ。

なお、出場したのは親善試合ではなく公式戦。プレーするための選手パスが必要だったことから、クラブは秘密裏に長期間の準備をしていたそう。