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カフェとともにパリを知る-地域とともに歩むカフェ Mardi編

  • 2024.6.1
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コーデスナップ編集部のスナップ取材班は、世界各地での取材活動の合間によく「カフェ」に立ち寄り、オシャレな人を探したり、休憩したりしています。そんな経験から世界の「カフェ」に注目し、各地から選りすぐりのお店を紹介します。今回はフランス・パリに渡り、現地での取材を敢行。古くからヨーロッパにおけるカフェ文化の主役ともいえるこの街で、地元の人々から愛されるカフェを訪れました。今回協力してくれたのはMardi(マルディ)です。

Mardiはパリの北東部である19区、ジョーダン駅近くで2022年にオープンしたカフェです。ファウンダーのマーゴ・サルガドさんとアディ・サレさんは「自分たちが愛する地域へ貢献したい」という気持ちからこの地にカフェをオープンするに至ったといいます。パリ随一の景色を誇るビュットショーモン公園の近く、クリエイティブなこのエリアに住むローカルの人々に愛されることで人気の広がりを見せているMardiに伺い、ファウンダーのお二人にお話を聞きました。

Mardi

ファウンダーのマーゴ・サルガドさんとアディ・サレさん。Mardiというカフェの名前は(一般的にフランス語では「火曜日」という意味の言葉ですが)マーゴ(Margaux)とアディ(Adi)の名前の短縮系が由来だといいます。

マーゴさん&アディさん「私たちはずっとMardiのような場所を作りたかったのです!ここは、情熱とおもてなしの愛から生まれた私たちのプロジェクトです。自分たちらしい空間をつくり、そこを人々の生活の場を拡張するような空間にしたいと思っていました。さまざまな提案を通じてコミュニティを作るための場所なのです。」

Mardiではスペシャリティーコーヒー、ペイストリーはもちろん、旬の食材を使ったランチを提供しています。また、不定期的に外部シェフを招いたポップアップイベントを行うなど、外とのつながりをもつイベントも積極的に開催しています。

人気のメニュー

ドリンク、フードの材料は全て厳選されたもの。「私たちがこだわりを持って提案しているものだからこそ、お客さんたちが私たちの商品を好きだと感じてくれるのだと思います」とお二人は語ります。デンマークで焙煎されたスペシャリティーコーヒー、近年パリでも人気の高まりつつあるほうじ茶ラテなどのドリンクメニューのみならず、カヌレ、クッキー、日替わりのケーキなどのペイストリーにも注目です。

ほうじ茶ラテとブリオッシュ。

パリの「村」ジョーダン地区とともに歩む

マーゴさん&アディさん「私たちが実際に暮らしている地域であるジョーダン地区に店舗を持つことを選びました。地域の生活に貢献して、人々の新しい生活の場を作りたいと思ったからです。大都市であるパリにおいて人々のつながりは希薄になりがちですが、ここはみんながお互いを知っているような人間規模のエリアです。パリの人にはしばしば『村』とも形容されますね。人々との生活がつながっているのです。」

Mardiの位置するジョーダン駅エリアを含む19区はパリの下町エリア。近年は前衛的な流行の発信地として知られ、多くの注目すべきアートギャラリー、ファッションブティックやレストランなどがこの地に進出しています。

マーゴさん&アディさん「地域は急速に変化していますが『村』のスピリットを保ち続けていることが、この地域をスペシャルにしているのだと思います」とお二人は語ります。

次々と訪れるお客さんに挨拶をする、看板犬のベントくん。

店舗情報

Mardi

Info.

https://www.instagram.com/mardicafeparis/

29 Rue de la Villette, 75019 Paris, FRANCE

月〜金:8時30分〜17時

土日:10時〜17時30分

Senior writer / Photographer:Yuko Kotetsu

Coordinator:Yuri Wakamori

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