1. トップ
  2. 堂本光一、『Endless SHOCK -Eternal-』“最終上演”を迎え万感「自分も本当に勉強になりました」

堂本光一、『Endless SHOCK -Eternal-』“最終上演”を迎え万感「自分も本当に勉強になりました」

  • 2024.6.1
  • 49 views
堂本光一と井上芳雄 ※ザテレビジョン撮影
堂本光一と井上芳雄 ※ザテレビジョン撮影

【写真】堂本光一、「コウイチのライバル役のオファーを待っていた」という井上芳雄と仲良くハイタッチ

堂本光一(Kinki Kids)主演のミュージカル「Endless SHOCK」4・5月の東京・帝国劇場公演が、5月31日に千穐楽を迎え、「Endless SHOCK -Eternal-」は最終上演となった。カーテンコールでは堂本、佐藤勝利(timelesz)、中村麗乃(乃木坂46)、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)、松崎祐介(ふぉ~ゆ~)、島田歌穂らが取材に応じ、「Eternal編」が最終上演を迎えた感想などを語った。また、6月から帝劇で上演の「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」に出演するミュージカル界のプリンス・井上芳雄もサプライズで登壇し、堂本に花束を贈呈した。

「Endless SHOCK -Eternal-」は正真正銘のラスト公演に

2000年11月の初演「MILLENNIUM SHOCK」で帝劇史上最年少座長として、堂本が当時21歳にして帝劇初出演・初主演を務めて以来、国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける「SHOCK」。4月22日に大台の2000回を達成し、5月9日夜の部にて、森光子さんがライフワークの舞台「放浪記」で1961年から2009年にかけて積み上げた国内演劇の単独主演記録2017回を超え、2018回を達成し、単独1位に。そして5月31日の昼1時からの公演をもって、2024年4・5月の帝国劇場公演が千穐楽を迎え、「Endless SHOCK -Eternal-」としては最後の公演となった。

カーテンコールで舞台上にくす玉が登場すると、堂本は「この期間(4・5月帝劇公演)で3回目だよ!? メディアの方も来てくださっているけど、画変わりしないんじゃないの?」と自虐気味に笑い、観客からは拍手と大きな笑い声が起こる。

そしてMCの越岡&松崎がひとしきり場を盛り上げた後、満を持して堂本がくす玉を割ると、観客1900人が一斉に白い百合を振り上げるサプライズ演出が。知らされていなかった堂本は思わず「今日のお客さん全員サクラ!?」とおどけ、「いや~ありがとうございます!」と、“フラワーロック”のように百合の花が揺れる光景に感激していた。

さらにサプライズゲストとして、客席後方から美しい百合の花束を抱えながら堂本と同じ年生まれ(学年は堂本が一つ上)のミュージカル俳優・井上が登場。稽古を終えて駆け付けたという井上は、堂本に花束を手渡し、千穐楽を祝福した。

井上芳雄と島田歌穂 ※ザテレビジョン撮影
井上芳雄と島田歌穂 ※ザテレビジョン撮影

井上「SHOCKは1回も出たことがなくて…」

4月の上演2000回達成の時にもVTRで祝福コメントを寄せていたが、今度は直接対面で祝えることに、井上は「『またあいつか!』みたいな感じになるかと思ったんですけど、『呼ばれたらいつでもいくぜ!』という気持ちで。ただ、『SHOCK』は1回も出たことがなくて、ライバル役のオファーをずっと待っているんですけど…」とこぼしつつ、「こういうふうに関わらせてもらって、最後(キャストと共に)舞台上に立って、分かち合うことができてうれしいなと。俺もSHOCKに出たということにしてプロフィルに書こうと思います。ありがとうございます」と、軽妙なトークで会場を沸かせた。

2020年秋から上演が始まった「Endless SHOCK -Eternal-」は、新型コロナ禍ということを踏まえ、堂本が「どうやったら“エンタメの灯”を消さずにSHOCKをやることができるのか」を考えて新たに作・構成・演出を手掛けた作品。ニューノーマルと言われた特殊な状況下において感染リスクを可能な限り低減し、「SHOCK」の世界を表現するスピンオフ作品として上演されてきた。

ついに最後の上演ということで、あらためて“Eternal編”にかける思いを聞かれると、堂本は「『SHOCK』本編というのは非常に曖昧に終わるというか、“前向きに終わっているっぽい”んですけど、曖昧です。『Eternal』をご覧いただくと非常に悲しい空気感があるんですけど、コウイチという役からすると“みんなが前に進んでいる”のを見届けられるので、そういった意味ではすごく前向きになれる作品だと感じていて。コウイチもやっと天に昇ることができたのかなという作品になっている。これから先、大阪、福岡、また帝劇もありますけど『Eternal』はやらないので、コウイチは一生どこかでさまよっているでしょう」と、ちゃめっ気たっぷりに語った。

上演を重ねるごとにパワーアップしたことも実感しているそうで「公演をするごとに作品というのはどんどん成長していくものだと思うんです。もちろん演出しているほうだけじゃなくて、キャスト1人1人が役を育てて、結果的に作品がどんどんよくなっていく過程が見て取れた部分もあったので、自分も本当に勉強になりました」と、しみじみと振り返った。

そして堂本は、作品を愛するファンに向けて「今日で『Eternal』は終わりになります。稽古を含めて3カ月とても幸せでした。こうして毎日満員のお客様に温かい拍手を頂ける、そしてステージに立っている仲間たちと毎日顔を合わせることができる、すごく支えを感じながらこのステージに立つことができていて、本当に幸せな3カ月でした。ここでお別れになってしまうメンバーもいますけど、また違った場所で会えることも期待していますし、7月、8月、9月、そして11月とずっと共にするメンバーもたくさんいますから、最後までみんなと走り切りたいと思っています。すべての方に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」と、感謝の言葉で締めくくった。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)

カーテンコールより ※ザテレビジョン撮影
カーテンコールより ※ザテレビジョン撮影
元記事で読む
の記事をもっとみる